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立民・亀井亜紀子議員をウクライナ駐日大使が批判

◉当選して一週間もしない内に、国際問題を引き起こした新人議員、爆誕! 各国の駐日大使は、もし公式な文章が用意できなかった場合、口頭で「我が国と貴国は戦争状態にある」と伝えれば、略式の宣戦布告と同等と見なされる、思い存在です。まさに、元首や大統領の代理人です。それに批判されるというのは、かなりの問題ですね。まぁ、立憲民主党も本人も、危機感はないようですが……。

【立民・亀井亜紀子氏、ウクライナ侵略は「代理戦争」2年前のXに駐日大使「間違っている」】産経新聞

 ロシアの侵略にさらされるウクライナのコルスンスキー駐日大使は2日、X(旧ツイッター)で衆院島根1区補欠選挙で当選した立憲民主党の亀井亜紀子衆院議員がかつて「ウクライナ戦争はロシア対NATOの代理戦争」などと持論を述べていたことについて「残念だ。ウクライナの戦争について発言する前に、全体像を見るべきだ」と投稿し、亀井氏にウクライナの現状視察を勧めた。

 亀井氏は議員ではなかった令和4年8月2日、ウクライナ侵略の背景について「地理的に離れた米国がウクライナ軍を増強し、欧州に戦争を持ち込んだという恨み節も現地で出ている」とXに書き込み、台湾有事の際に日本が巻き込まれない必要性に言及した。

https://www.sankei.com/article/20240502-MQAGPZQYMRGQJJSPXR6OUL7NO4/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、ソフトクリームの写真です。他意はありません。

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まず、発端となった加盟議員ご本人のポストがコチラ。

ウクライナ戦争はロシア対NATOの代理戦争。地理的に離れた米国がウクライナ軍を増強し、欧州に戦争を持ち込んだという恨み節も現地で出ている。ペロシ米下院議長の台湾訪問で米中間の緊張が高まれば、今度は日本が同じ状況になる。巻き込まれないポイントは、台湾有事で集団的自衛権を行使しないこと!

https://x.com/kameiakikoweb/status/1554340392229040128

典型的な、親露派のダブルスタンダードですね。内容もデタラメで、お花畑平和論者の物言い。そして、これに対するセルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使の引用ポストが、コチラです。

選挙で選ばれた公職者として、亀井さんには意見を述べる権利がある。彼女の意見が間違っていて、自分の党の公式見解とさえ矛盾しているのは残念だ。私は彼女にウクライナに行って、オデサやハリコフの人々と話すことを強く勧める。そこには日本語を話す人がたくさんいる。ウクライナの戦争について発言する前に、全体像を見るべきだ。

https://x.com/KorsunskySergiy/status/1785861078322458705

当選後5日で、国際問題を引き起こした きちんと反論なり謝罪撤回なりするか、それとも草津町長冤罪事件でだんまりを貫く某泡沫政党の副党首のようなマネをするのか? 期待して待っていたら、こんなポストを。

ウクライナ戦争について過去の記述が注目されているようです。まず侵略した方に否があるのでロシアの肩を持つ意図はありません。フランスのエマニュエル・トッド氏(人口学者)の視点を念頭に当時コメントしました。戦争とは外交の失敗であり、終わらせる方が難しい。ウクライナに平和が訪れる日を願っています。

https://x.com/kameiakikoweb/status/1785959976554627169

内容がダメダメなので、その内にコミュニティノートが付くでしょう。そもそもウクライナ外務省は、ロシアの一方的な侵攻によって引き起こされた事態なので、〝ウクライナ戦争(War in Ukuraina)〟といった呼称は避けてほしい旨、発信しています。ウクライナ特命全権大使に対する返答としては、挑発しているのかこの野郎レベルの、無礼なものです。まぁ、ただの国際政治音痴、無知からくる言葉でしょうけれど、こんな人間を国会議員にしちゃ、トラブルメーカーの未来しか見えません。

Russia’s full-scale invasion of Ukraine in February 2022 became the expansion of its aggression against 🇺🇦 that has been ongoing since 2014.

🇷🇺 disinformation & propaganda have a greater possibility of spreading if we speak with its words.

Learn how to call a spade a spade

Googleによる英語からの翻訳
2022年2月のロシアによるウクライナへの全面侵攻は、2014年以来続いている🇺🇦に対する侵略の拡大となった。

🇷🇺偽情報やプロパガンダは、私たちがその言葉で話すと、広まる可能性が高くなります。

物事をありのままに伝える方法を学ぶ

エマニュエル・トッド氏(人口学者)の視点云々も、彼が国際政治や外交や安全保障の専門家ではないことに、留意が必要でしょう。過去にも、お花畑平和論者がぎょっとする発言をしています。正論なんですが、エコーチェンバーの中で「平和憲法を持ち、森と水がきれいな国をね、みんな侵せますか。」なんて、飛躍した情緒論がまかり通ってる人間には、部分的に切り取ってツギハギすると、痛い目を見る人物のようで。

エマニュエル・トッドは確かに反米反西欧かもしれないが、同時にソ連崩壊を指摘したり、日本に核武装を勧めたりする人物でもあり、左派系にとってはかなり「使いにくい」人物。安易に言及すべき対象ではない。こういうところで政治的センスというものがすぐバレる。

https://x.com/hskenncutter/status/1786192696639660073

具体的には、こんなエピソードがあったようです。朝日新聞の若宮啓文氏らしい、間抜けなエピドードですね。

今まで読んだ朝日の記事で一番面白かったのは、論説主幹の若宮啓文とエマニュエル・トッドの対談だった。イラク戦争勃発時の対談で、若宮はとにかくトッドにアメリカ批判をさせようとした。もちろんトッドもアメリカを批判した。ここまでは若宮としても、してやったりの展開だったろう。

https://x.com/hskenncutter/status/431076864409366528

ところが若宮が調子に乗って「こんなアメリカに日本は追随している」と振ったところ、トッドは驚愕の一言を投げつけた。「アメリカから距離を置くためにも、ド・ゴール主義を参考に、日本は核武装すべきだ」と。このトッドの一言を聞いて若宮は完全に壊れてしまった。読んでる私は爆笑である。

https://x.com/hskenncutter/status/431076915768590336

いやコレ、ホント俺は爆笑したんだから。物心ついた頃から朝日新聞を読んできたけど、これほど爆笑した記事はないよ。トッドに迂闊なインタビューしたら、朝日新聞の論説主幹も赤っ恥かくんだからさ。政治家が言及していい対象じゃないんだよ。

https://x.com/hskenncutter/status/1786259728676556974

まぁ、当選前から亀井亜紀子氏の過去ポスト、問題視されていましたから。来るべき批判が来た、ということで。立憲民主党、もうまともな議員は出ていったり他党に移ったりで、こういう人材しかいないんでしょうね。まぁ、これはどこの政党も、抱えている問題なんですが。でも、マスコミが報じなくても、国民はこういう抗議というか異議があったことを、そして亀井亜紀子議員が国際政治のド素人であることも、可視化される令和の世。


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