ポンペイの黒焦げ巻物を解読?
◉これは、興味深い記事ですね。ベスビオ火山噴火によっておきた火砕流と膨大な量の降灰で、一瞬にして埋もれてタイムカプセルのようになっていた都市ポンペイ。そこの焼け焦げた巻物が、最新のスキャニング技術やAI技術などを利用して、解読できるかもという記事です。いやぁ、実際にできたら、考古学全体においても、重要な成果になりますし。非破壊でできたら、それこそ日本とかでも応用できそうな技術ですね。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、ポンペイの写真だそうです。歴史を感じさせますね。
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詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。個人的にはイタリアのポンペイと、インドのボンペイが、よくゴッチャになりますが。インドのボンペイは今や、ムンバイの名称が正式になりましたが。それでも、ごっちゃになるのは仕方がないです。それはともかく。日本でも、埼玉県の稲荷山古墳や、熊本県の江田船山古墳から、銀象嵌の銘文がある鉄刀が出土して、大きな考古学的成果となっていますが。銅剣ほどではないにしても、鉄剣はまだしも残りやすい部分がありますが。パピルスや紙に書かれたものは、どうしても失われやすいです。
もちろん、条件さえ良ければ、紙でも1000年以上残るものもあるにはあるんですが。燃えやすい・分解されやすいという特性がありますからね。羊皮紙だと、かなり長く持ちますが。そういえば、推理小説の始祖エドガー・アラン・ポーの傑作『黄金虫』もまた、羊皮紙に書かれた暗号が、海賊キッドの宝発見の、重要な要因になっていましたが。人類は、どうやって記録を残すかに腐心し、でも多くの記録が失われてしまい。中国の孫子も、偽書説がありましたが、1972年に山東省臨沂県銀雀山の前漢時代の墳墓から出土した竹簡によって、ようやく偽書ではないと確定したほど。
自分らの世代だと、野坂昭如さんがウィスキーのCMで、ソクラテスやプラトン、ニーチェ、サルトルという名前を知ったんですけどね。ヨーロッパ社会において、プラトンという哲学者は、後世に与えた影響が大きく、まさにヨーロッパ文明の最大の知性と呼んでもいいほど。それがわかるというのは、大きですね。内容で判明することも大きいでしょうし、楽しみですね。
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