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ツインと出会えた人生

ツインと思われる彼と知り合ってもうすぐ半年。
そんな短い期間だとは思えない濃密な日々。
彼と会えない時間は、1日が1週間くらいに感じるし、1週間が何ヶ月にも感じるくらい「会えてない!」という感覚になる。
それでいて、出会った日から1日たりとも彼のことを考えなかった日はないし、いつも彼の存在を感じながら暮らしてる。

年末からお正月にかけて、彼とたくさん一緒に過ごすことができた。
2人きりで会ったり、彼の友達や幼馴染も交えて遊んだり、色んなところに行ったり、たくさん話したりした。
ずっと昔からこうしてたみたいだなーというほんわりとした気持ちと、彼とこんな風に過ごしてみたかった!と妄想していたことが現実になった喜びと、それでもまだ彼の本心はよくわからなくて、わからないというよりは私が求めている答えを彼は持っていないということが何となくわかるのだけれど、私がそれを認めたくないのだろう。

傍目から見ても私たちは「いい感じ」に見えるようで、彼も別にそれは否定しないし、一緒に過ごすことを楽しんでくれているのも感じる。
少なくとも嫌われてはいない。
むしろたまに、「君は私の彼氏なのかい?」と言いたくなるような言動を(完全に無意識に)してくるので驚くこともある。

それでもそれでも、(少なくとも現時点では)彼は私と恋愛的な関係になりたいわけではないということはとてもよくわかる。わかりすぎてつらい。
でもしかたない。

前回のnoteで、告白しようとしたけどできなかったという出来事について書いたが、その後「今なら言えるな」というタイミングと自分の心持ちが揃った時があった。
だけど、それを言うと彼を困らせてしまうということが痛いほどわかるので言わずにおいた。

私は「いつポックリ死んでも後悔したくない」と思ってほとんどの選択をしているので、ストレートな告白はしていないが、ほぼ95%くらいの確度で好きとわかる言葉は幾度となく伝えている。

鈍感で恋愛的なことにほとんど興味がない彼もさすがにわかってると思う。

白黒はっきりするのが好きでせっかちな私は、お互いの気持ちを確認できたらすぐ付き合いたい。
無理ならきっぱり諦める。というような考え方なので、今までの恋愛と同じように何度もそれをやろうとした。
だけど彼に対してはそのやり方が通用せず、何度も失敗して、嬉しいことやうまくいかないことに一喜一憂したりしていた。
正直しんどい。

これは想像だけど、恋愛において自分からどんどんアプローチする(できる)タイプの人って、長期戦の恋愛とか無理(苦手)じゃないですか?
私はまさにこれで、無理だなって思ったらすぐ次に行きたい。無理そうな人をずっと追い続けるとかしんどいし意味ないって思ってしまう。

彼になんでこんなに執着してしまうのか。
それはやっぱり、彼以上に好きになれる人なんてこの世にいるわけないって思えるから。
無理だなって思っても、じゃあ諦めるか?と言えばそれも無理。多分一生好き。
タイプとか好みとか良いところがあるとか付き合うとメリットがあるとかそんなん全く関係なくて、ただただ好き。理由がない好きほど強いものはない。その存在自体が好きだから、その輝きが消えることなどないから。

それに、適切な距離感であれば多少無理めのお願いをしても受け入れてなんでもしてくれる彼がいる。
付き合いたいとか男女の関係とかは無理だけど、いつでも笑ってくれる彼がいる。
彼の笑顔を見ていられるのは本当に幸せだから、それでいいのかもしれないとも思ってしまう。
彼を困らせたくない。彼の幸せを願いたい。まだ100%願えるほど私の心の整理はついていないけど、願えるようになりたい。

そんな風に何度も心が揺れながらも、自分がやれることはやった。あとは自然の流れに任せよう、という気持ちに落ち着く。
どうせ忘れることなどできないのだから。
つらくても前にも後ろにも進めなくて、逃げることもできなくて、たまにすごく心が不安定になることもある。

つくづく自分は恋愛依存気味で、寂しがりで、すぐに刺激を求めてしまう浅はかな人間で、快楽主義できてしまった。
彼とこれ以上進むことはできないって現実を見ればわかるのに、頭の中では現実離れした妄想を繰り広げてしまう。
そろそろ恋愛依存から卒業しなくては。

彼への好きという気持ちに気づいて、別れることになった元パートナーは現実的な部分でいえば本当に最高のパートナーで、こんなふうにすぐ不安定になる寂しがりな私のことをいつでも最高に甘やかしてくれた。
でももう元パートナーに甘えることなんて出来ないし、ツインの彼とうまくいかなくて、何で私はこんなつらい方の道を選んだのかなと落ち込んでしまう時でも、自分の選択が間違ってたなんて1ミリも思わないし、別れたことを後悔していない。

身がちぎれそうに寂しい時もある。
誰かにそばにいて欲しい、なぐさめて欲しい、優しい言葉をかけてほしい、そんな気持ちをツインの彼はひとつも満たしてはくれない。
それでも私が好きなのは彼だけで、他の誰かにその代わりをして欲しいなんて全く思わない。

自立しなければ、自分で自分を愛して満たしてあげられるようになりたい、自分ひとりでも幸せでいられるようになるんだ、という切実な気持ちにいつも辿り着く。

死ぬまでにその境地にいけるのか、そして辿り着いた先はどんな世界なのか、今はまったくわからない。
だけど、辿り着く時は意外にあっさりと、「気づいたらそこにいた」みたいな感じなんだろうなという気はしている。

たまに本当につらい時があって、なんでこんな苦しい思いをしなきゃいけないんだろうと地団駄を踏みたくなる時もある。
だけど、やっぱり彼と出会ったことを後悔することはない。
つらくても、いっぱい泣いて気持ちを整理した後は、この人生でよかったって思ってしまう。

彼と出会って2ヶ月後くらい、元パートナーともまだ別れる前、その時が本当に人生でマックスくらいに幸せで、自分が欲しかったものの全てを今私は持っているんだと実感した時があった。
そして、人生の地図みたいなものがもしあるなら、私は正しい道を進んできて今があるのだなと思った。
彼と出会えたことは、つらいことがたくさんあるとしても、自分の人生に必要なことで、ちゃんと出会えたって事はここまで間違ってこなかったんだなって思えた。

正解なんてわからないけど、自分の中にその確かな感覚があるから、私はこの道をいくのだろう。
人生とはつまるところ自分自身の覚悟の問題であり、何を選択するかとか何を得るかより、腹を括ってやると決めたことをやり切ることに意味があるのだろう。
少なくとも自分はそのように考えている。

自分を愛するということが私にはいまだに雲をつかむような感覚で確かなものはないけれど、自分が今何をしなきゃいけないかはわかっているからあとはそれをやるだけ。

少なくともツインの彼を追っかけたり執着したりすることではないのはよくわかっている。
たまには連絡したり会いたいなーとか言ってしまったりするけど(笑)それは程々にしておく。

2024年は、自分自身の可能性を広げていく1年にしたいと思っている。
今まで「理想の自分」になるための努力をしない言い訳したりサボったりしてきたことと向き合って、好きになれる自分を積みあげていきたい。
落ち込んだりもするだろうけれど、またここに立ち返ることができるように。

ツインと出会えた(と思われる)この人生を無駄にしないように、良き日々を過ごしていきます。







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