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SNS創設秘話を描いた名作に”続編”制作|今日の映画ニュース

SNSの本流を築いたシリコンバレー大手、Metaこと旧facebookの創設にまつわる物語を描いて大ヒットした名作に、”続編”が制作される可能性がある。米ヴァラエティ誌をはじめ各紙が報じている。

『ソーシャル・ネットワーク』。

『セブン』『ファイトクラブ』でも知られる名監督、デビッド・フィンチャーが2010年に手がけた映画だ。アカデミー賞には8部門でノミネートされ、うち脚色賞、編集賞、そして音楽賞の3部門で受賞を果たした。

映画自体が良いのはもちろんのことだけど、Radioheadの"Creep"に乗せて出された予告編でご飯何杯かいけてしまうのもいい。マーケティングの功績も多々。

その脚本家で『ウェストウィング』『ニュースルーム』などの連続ドラマに加え『シカゴ7裁判』(2020)で長編監督としてもデビューしたアーロン・ソーキンが、「facebookにまつわる脚本を執筆している」と発言。Matthew Belloniのポッドキャスト「The Town」のライブ収録にて、本人が口にした。

ただ「続編」と断言はできない。主題は2021年1月6日に起きた、アメリカ合衆国議会議事堂襲撃事件についてで、ソーキンは「facebookの存在が襲撃事件の実行に大きな役割を果たした」ことを論じたいのだという。具体的な内容について訊かれると、「映画館は見に来てくれればわかる」と返答。よほど作る気力が湧いていると見える。

facebookの創設者、マーク・ザッカーバーグの学生時代と上場、共同経営者らとの民事訴訟の行く末を追った「ソーシャル・ネットワーク」は、現実の本人とは多少かけ離れているだろう人物像の葛藤を描いている。ソーキンが執筆中だという「襲撃事件とfacebookの物語」は、ザッカーバーグを主人公にしている作品だとは想像しにくい。想像するに、SNS全体の役割や責任のあり方に斬り込む展開になるのだろう。

そそられる。社会性を多分に盛り込んだ物語を、きっとアメリカも求めているに違いない。これにフィンチャーや、ザッカーバーグを演じたジェシー・アイゼンバーグが多少なりとも登場するなどしたら。

こういうニュースこそ活力が湧くというものだ。

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