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母親からの小包

こんにちは。モエロオトメです。

今日は、最近読んでよかった本について書きたいと思います。
原田ひ香さんの一冊

『母親からの小包はなぜこんなにダサいのか』


この本は大学時代から今も仲の良い友人にお勧めされたことをきっかけに手に取り、読みました。
基本的に本を手に取る時は人がオススメしていいたり、話題になっているものを選ぶ私ですが、特に私の読書の好みをよくわかっている友人からの推薦ということですぐに図書館へ行きました。

小説が、何本か入っている短編集と言えば正解なのでしょうか。
すべて家族の、と言うより親をテーマにした小説でした。


内容を書くのも気が引けるのですが、私的には一番最後の小説がかなりぐっと来ました。
ぐっと来たというか、涙が一粒出ました。

親と子供


生まれて、自我が芽生えて、良くも悪くも「親って選べないんだな」とふと思うことがありました。
私の場合は、良い両親のおかげで幸せに暮らせていますが、逆にしんどい思いをしていると思います。
でも私が両親を「良い親」と気付いたのは、上京で物理的に距離が離れてからです。
それまでは、うっとおしくて面倒な存在だと思ったこともあります。
というか反抗期や中高生の時期って、そう思うものですよね??

色んな友人がいるので、色んな両親も見てきました。
愛のない親も、愛が強すぎる親も、尊敬できる親も。たくさんの親を見てきました。

特に、父親に関してはよくわからないですが、母親は子供のことを大切に思っている人が多いことに気付きました。
父親の愛の与え方は、個個の色が強すぎてなんとも言えません(笑)

母親について 理由は?と聞かれると難しいですが、その人なりの愛し方を子供に与えているという印象を受けました。
自分の受けてきた愛のカタチや方法は様々ですが、一貫して子供が感じやすい愛を与えているのは母親なのかなと思いました。
とまあ、親からの愛について考える機会をいただいた、そんな一冊でした。

人肌恋しくなってくるこの時期にぜひ読んでいただきたいですし、家族のことを改めて考えていただける機会になると思います。
社会人以上の方が読むと泣けると思います。うん、多分。

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