大学生の時のトラウマを思い出し、苦しくて泣いた。

とある講師が教鞭を取っていた科目で起きた、その出来事。あることから勃発した、講師の怒声と、職員に対する理不尽な叱責。教室の最前列で、それを直視せざるを得なかった私。あの時、あの場に居合わせたのに、何も言えなかったのがすごく悔しかった。同時にあの雰囲気がすごく怖かった。私が思うに、怒鳴られる筋合いは無いであろう職員さんに対して、その講師の怒りの矛先が向いているのが、私は耐えられなかった。何か言わなくちゃって思っていたのに、その講師が怖くて一言も何も発せなかった。傍観してしまった。

もうひとつは、別日。その講師が私の人格を否定するような言葉掛けをした(と当時の私は思い込んでしまった)こと。今思えば適切な指導だったと思う。

とは言え、講師に言われた言葉は脳裏にこびり付いて、卒業して2カ月経つけど、未だに取れないけどね。あの言葉が、呪いのように纏わりついては離れない。私は今も解けつつあるその呪縛に、ふとした時に苦しめられる。

高圧的な態度と、自分の考えが絶対だと思い込むところは、その講師の改善点だと私は思う。あと自分のお気に入りだと決めた人としか、授業中アイコンタクトを取ろうとしないところ。

私は何も、訴えたいとかそんなことは考えていない。私の認知も歪んでいたし、講師の言うことも一理あると思ったから。ただ、卒業までずっと、貴方に会うんじゃないかって、それが怖かった。声聞いただけでガクガク震えて、ここから逃げないと死ぬかもって、通学する度、その恐怖に怯えた1年間を私は過ごしていたってことだけ、ここに書いておく。その時の出来事が、こうして時折、フラッシュバックのように引き起こされてしまうことも。

でも、私の心が、受け止める力が弱いのが、きっといちばん大きい。

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