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私の過去

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半年前くらいから、やっと私の過去と、当時の出来事と向き合えるようになってきた。ここにあるのはほんの一部。私の気持ちを紡ぎます。
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『温室デイズ』に救われた、中学時代

『温室デイズ』に救われた、中学時代

瀬尾まいこさんのエッセイを読んだ。中学校の教師として従事されていた瀬尾さんの日常が書かれていて、読んでいてほっこりした。そんな瀬尾さんのとある作品に、中学時代の私は救われていた。

その作品とは「温室デイズ」。

単刀直入に言えば「いじめ」がテーマになっていて、学級崩壊や登校拒否等が取り扱われている。当時読んでいて、随分とリアリティがあるように感じていた。

だがまさか、瀬尾さんご自身が教鞭を取っ

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後輩達の前でこんなこと言うのは、面目ないけれど。

ただやるべきことを淡々とこなした先に、目標としていた、夢だった「大学卒業」と言う欲しい学歴を手に入れたのが、運の尽き。私は大学なんて、卒業しなきゃよかったのか。あれだけ固執していたのが、本当に馬鹿みたい。

何度死にたいと思っても、在学中に遺書を書いても、大学卒業は絶対にやり遂げたかった。4年間、死を考えない日は一度足りとて無かった。2.3年は常に、希死念慮に襲われていた。

4年はほぼしんどかっ

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自己否定が強い私だけど、

自己否定が強い私だけど、

人から愛されているのを認めることが私はずっと怖かった。親から虐待されていないどころか、愛情受けている自覚はある。それなのに、その愛を受け入れられなかった。21年間、拒絶した。私なんかには、その価値は無いと。

小学生の頃、同級生からはいじめられ、中学時代、信じていた大人(担任)は、自身の過労とともに、半ば学級崩壊状態に耐え切れず、精神崩壊。壊れていくその様を直視するのは、筆舌に尽くし難いものがあっ

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苦しかった過去、苦しい今を消化して、いつか昇華されることを願って。私は今日も、こうして書き続けるんだろうなって思う。

「言葉で自分を表現すること」が怖くなったことがある。

「言葉で自分を表現すること」が怖くなったことがある。

今でこそ、私はこうして、自分の気持ちを言葉で表現することが好き。

しかし、過去のとある出来事によって、私は数年前まで、言葉で自分の気持ちや想いを表現することが、怖くなってしまっていたことがある。

なぜなら、「脳内お花畑」と言う、人を馬鹿にする時に使う言葉を、過去に言われたことがあるから。

お花畑と言うのは本来、素敵な言葉のはず。花が沢山咲いている場所。それを説明する時に使う、言葉のはず。

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私には私の心の傷があって、それを抱えて生きている

私には私の心の傷があって、それを抱えて生きている

ニュースで報道されるほど、私の人生は壮絶じゃない。それでも、私には私の心の傷があって、それを抱えて生きている。

なんか、今感じていること全部、書こうと思う。

私には、予てからずっと、生きづらさがある。精神科通院を始めたのは3年前。初診の時には「社交不安障害」と診断がおりて、そこからずっと、毎日抗うつ薬と抗不安剤を飲んで、過ごしている。

気持ちが安定せず、浮き沈みがあり、だけどそれは「自然なこ

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過去と向き合い、受け止め、納得して。それを糧にして、前へ進んでいく

過去と向き合い、受け止め、納得して。それを糧にして、前へ進んでいく

黒い羊。今となってはお守りであり、当時の私を肯定してくれた曲。

大学4年生の今になって、欅坂46の黒い羊を聴くと、例え少数派でも、自分が納得できればそれでいいんだよってメッセージに聞こえる。

自分を殺さなくていい。無理に普通に合わせようとしなくていい。あなたはあなたのままでいい。そんな風に聞こえる。

この歌詞からも、この世の中にいる全員が全員、いいと思うことなんてないってこと。

でもだから

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僕の全部、最低だ

僕の全部、最低だ

全部、自分のせいにできたらよかったのに。全部自分の責任、だから自分は最低だって、思えればよかったのに。そんなことばかり考えてしまう最近。

だけど、そう思うと、自己否定するなよって、もう一人の自分が私に囁くの。

自責した方が、絶対楽なのは分かってる。でも楽に逃げたくないの。向き合うって決めたの。

当時の環境を疑うことを、私は自分自身に許せるようになったんじゃなかったの?

全部自分のせい?

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試験前、苦しさにもがいている

試験前なのに、過去のことで苦しい苦しい言ってる私は何をやっているんだろうなって思う。そんなさあ中学校の時の記憶なんて大目に見てやればいいじゃん。悪意なんてなかったでしょ。考えてないように見えて、考えてたの。きっと。そう信じたいんだと思う。

だって本当に周りが何も考えずのらりくらりと生きていたのだとしたら、きっと私は発狂するだろうから。あの頃、たかだか生徒が考えるべきじゃないものを担わされて、重荷

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過去を美化するのは簡単。でも自分の気持ちに嘘はつけない。

過去を美化するのは簡単。でも自分の気持ちに嘘はつけない。

今泣いている。この涙は、過去に流せなかった涙。それを今流しているだけ。当時の苦しさを、私自身が今になって、受け止められるようになったからこそ、泣いているだけ。

私は大丈夫。

当時の苦しさを認めて、受け入れられるようになってきたこと。これは私にとって、大きな大きな成長なんだから。自分の感覚と感情を抑圧しなくなった。蓋しなくなったことだけでも、私は私を褒めてあげたい。

寧ろ、気持ちのままに泣ける

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穏やかさを取り戻した恩師

穏やかさを取り戻した恩師

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。2024と言う新たな年を、皆さんとともに無事に迎えることができて、とても嬉しいです。

昨夜の気持ちのどうにもできない下降現象は、寝たらどこかに飛んで行ったので、一先ずよかったです。

そんな元日の今日、母親宛てに届いた、一通のメール。それは中学時代の恩師からでした。母親は年賀はがきを、現在も色々な人とやり取りしており、いつもそこに、自身

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信じるって、受け止めること

信じるって、受け止めること

自分や他人を信じるって、そのままの私・あなたを受け止めること、だと私は思う。と言うのも、これまでの私は、私自身がそのままの私を受け止められなかったし、受け止めてもらえていることを、実感できていなかったんだと思う。

例えば学校と言う社会の中で、私は自己犠牲を厭わず、常に他人の為に行動する真面目ちゃんでいた。かと思えば、家族の前では、毎日抜けのない、しっかりした私を演じてた。私は、第一子の長女、と言

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18歳と私

18歳と私

YOASOBI18祭を視聴して、私は自分自身をもう一度、振り返りたくなった。

18歳。私にとっての18歳は、大学1年生としての一年間だ。

高校卒業後、2020年4月。今となっては懐かしの、緊急事態宣言と言う言葉に翻弄され、入学式が延期の挙句に中止になったのが、今では懐かしい。こればかりは仕方がないことだった。ただ後にも先にも、どんな形であれ、入学式と言う「式」を挙行していないのは、私達の代だけ

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普通じゃないことを免罪符にして

普通じゃないことを免罪符にして

わたしは、ずっと欲しかった。本音を言える友達が。

上辺じゃなくて、利害関係じゃなくて。苦しい時には苦しいって、本音を言える。そんな人が、わたしはずっと欲しかった。

これまで腐るほど、わたしはnoteに、過去に人間不信になったことがある、って書いたけど、本当はそれだけじゃない。

信じることは怖いけど他人を信じることが怖いのも、嘘じゃないとは思う。他人を信じること、社会を信じることは、今だって怖

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