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仕事に没頭していた3児のママが大手企業を辞めてスタートアップに転職した話

はじめまして。hacomonoのもえちです。
hacomonoはニックネーム文化なので、もえちと呼んでもらっています。
高校生時代から続く由緒ある(?)ニックネームなのですが、最近はちょっと自分で名乗るのは恥ずかしくなってきました・・。

さてさて、2023年6月にhacomonoへ転職して気付けば5ヶ月経ち
色々感じていることを入社エントリーとして残すことにしました。

今後のキャリアについて考えている方やhacomonoをもっと知りたい方へ
少しでも参考になればと思い筆を取った次第です。



自己紹介

新卒から10数年、大手のITベンダーでSEをしていました。
相対するお客様は証券会社で、受託型のシステム開発や、自社サービスの保守運用・導入支援などを行ってました。業務の幅は広く、ゴリゴリのシステム設計開発から保守運用、自社サービスの導入支援やお客様内プロジェクトのPMOなど、色々な特性のプロジェクトやいくつもの役割での仕事があったため、色々経験をさせてもらいました。

忙しさはあったけれど充実していたし、いつも応援してくれる上司や頼りになる後輩、愉快な同期に囲まれて楽しく仕事をしていました。
大変なことは山ほどあったものの、辞めたいと思ったことは一度もなく
漠然とずっとこの会社にいるんだろうな~と考えていました。

転職のきっかけ

そんなわたしが転職を考えだした理由は、主に2つです。

  • もっと家族との時間を確保したくなった

  • プロジェクトの成功のその先まで携わっていきたくなった

それぞれ、詳細にお話しします。

もっと家族との時間を確保したくなった

前職では、良くも悪くも全員平等に仕事を割り当て、評価してくれました。
男でも女でも、若者でもベテランでも、子どもがいてもいなくても、今自分ができること+αの仕事に挑戦し、成長していこうぜ!と言う文化でした。

わたしも例に漏れず、3回目の育休からの復職以降、徐々に社内でも規模の大きめのプロジェクトを任せてもらうようになり、成長実感がありましたしやりがいも増えました。
どんどん仕事にのめり込むようになっていき、家庭と仕事のリソース配分がどんどん仕事側に寄っていきました。

プロジェクトが佳境のときは、夫が仕事をコントロールして大部分の家事を担ってくれたので乗り越えることはできていたものの、家族にとってこのままで良いのかと不安が募るようになりました。

  • 休日出社した時は夫や祖父母がこどもたちと遊んでくれるけど、本当はわたしも一緒にお出かけしたい。

  • こどもたちが、ママがいい〜と言ってくれるのを断り続けていたら、自分の方がこどもたちから放置されてしまうかもしれない。

  • 仕事に気を取られ、こどもたちの小さなSOSに気づけないかもしれない

  • 夫に頼りきりなので愛想を尽かされてしまうかもしれない

仕事は好きだし大事だけど、子どもと密に過ごせるあと10数年は、家族との時間を割いてまでやるものではないなと思うようになりました。

とはいえ、単純に時短にして業務量を減らすとか裏方に回るとか、自身のやりがいと引き換えに時間を確保するという手段は取りたくないなと考えていました。

プロジェクト成功のその先まで携わっていきたくなった

もう一つのきっかけは、仕事の幅を広げたいと思ったことでした。
前職では、プロジェクト計画時に立てたコスト・品質・納期の目標を達成できることが最重視されていました。
目標達成のために、細々とスケジュールを管理し、リスクを洗い出し先手を打ち、課題が発生したら原因分析して根本的に対処してきました。
お客様よりも、プロジェクト計画書とスケジュール・課題・コストの収支に向き合う時間の方が長かったように思います。

また、基本的に大規模プロジェクトになるので、プロジェクト開始からリリースまでの期間が2年3年かかります。
どんなに丁寧に要件定義をしたとしても、環境や時代の移り変わりにより、やりたいことと機能のGAPが生まれてしまいます。(イマイチな設計をしてしまうこともありますしね、人間だもの)
それでも、プロジェクト計画時に立てた目標が達成できるとプロジェクトは成功になってしまいます。
もちろん成功は嬉しいけれど、本当にお客様のためになっているのかなという心苦しさがありました。

プロジェクトが計画通りに完了できた!で終わるのではなく、システム導入後にお客様のビジネスがどう変わっていくか、今後どう改善していけばお客様のビジネスの成果につながるか、もっとお客様と近い立場で携わっていきたいと思うようになりました。

前職でも上記2つをクリアできるような部署もあったとは思いますが、どうせ担当するシステムや相対するお客様・業界が変わるなら、思い切って転職をしてみたいな、年齢的にもそろそろ最後のタイミングかも。と思い転職を視野に入れて活動を開始しました。

なぜhacomonoなの?

せっかく転職するなら、今までの経験は生かしつつも、現職では得られないような経験や視点を持ちたいと思い、ベンチャー・スタートアップを対象に絞りました。
転職エージェントに希望の条件とやりたいことを伝え、ピックアップしてもらった一社がhacomonoです。

初めて聞いた会社だったし、ウェルネス業界向けのシステムというのも、前職(金融業界向け)とのGAPがありすぎて、当初は正直あまり魅力を感じませんでした。笑
でも、信頼している転職エージェント(大学時代からの友人)が「オススメ」と言っているので、絶対いい会社だろうなと思い、選考に進むことにしました。その時の自分はいい判断をしたなと思います。

面接を重ねるうちに、どんどんhacomonoの魅力が増していきました。

  • 会う人が皆、穏やかな中にも芯がある

  • お互い切磋琢磨している環境

  • 面接時の感想や入社後の期待をとても丁寧にフィードバックいただいた

この人たちと一緒に働きたいと思ったし、この環境であれば自分のやりたいことを実現できると思いました。

また、入社にあたっても、なるべくわたしの意向を通してくださったり、できる限り入社前後のGAPを感じないように取り計らってくださったりと、社員のことをとてもよく考えてくれる会社だなあと感じました。

働きやすさがありつつも、自身の成長もできそうな会社だと思い入社を決めました。

入社してみて

hacomonoに入社してよかったなと思うことはたくさんあります。

  • フルフレックス。家族の不調や急な予定にも対応しやすい。

  • フルリモート。通勤時間を家族時間に割り当てられる。hacomono社員は全国にいて各所の魅力を紹介してくれるので、東京に住んでる自分はちょっとつまらない人間なのではと感じることも。笑

  • システムがBtoBtoC。自分が通うジムやこどもの習い事でも触れる可能性がありとても身近。将来我が子たちに、このシステムはママの会社で作っているんだよって言いたい。

  • 健康に気を遣うようになった。業界柄?運動している人が多く触発されたり、健康情報に触れたりする機会が多い。

  • 子育て世代多い。3人以上のこどもがいる人が普通にゴロゴロいてびっくり。仕事への支障を来たさないよう調整した上で、平日日中にこども関連の予定を入れている人も多い。slackに子育てチャンネルがあり、有意義な情報が転がっている。子育てしながらでもめちゃくちゃ働きやすい。

  • 新入社員からCxOまで全社員の日報が全社員向けに公開されている。書くのはちょっと面倒なんだけど、読むのは面白い。みんながどんな仕事をしてどんなことを考えているのか赤裸々にわかる。(社長のも読めてすごい。)勉強になるし、自身の行動の指針にもなる。


オフィスに併設されてるジムエリア。原宿を見下ろしてトレーニングできます。
会社でトレーニングできるって最高じゃないですか。
わたしは、機器を使いこなせず活用できていないのですが・・・

なによりhacomonoって素敵だなと思うところは、
自身の仕事に対する使命感を持っている人が本当に多いし、
何事にも真摯に向き合うところです。

全ての人が自分ができること、すべきことをしっかりやる。
当たり前のことかもしれないけれど、
hacomonoにはそれが根付いているなと感じます。

Slackに、誰か教えて〜って不特定多数に質問を投げても誰か拾うんですよ。
わからなくても、わからないって意思表示するんですよ。
放置されることはまずないんですよ。レシーブ力の高さに驚きました。
みんなhacomono社内で起こっている課題を自分ごととして捉え、自分にわかることは進んで共有したり協力したりする。
一つのチームで動いているんだな〜と思い、感動しました。

あと、仕事だけでなく、全社で定期的に開催しているイベントにみんな積極的に参加するんですよね。しかも結構ガチ目に。
忙しいのにそんなことする余裕ないよーと冷ややかなことを言う人はおらず
(こっそり思っている人はいると思いますが、決して口に出さず。笑)
こういうところもポジティブで大好きです。

一方で、まだまだ課題も多いです。
特に、社員が急増したことに起因するものが多いように思います。

  • 情報共有方法やコミュニケーションフローの確立

  • システム統制や開発プロセスの強化

  • インフラの整備

などの必要性を感じています。

課題があると言うと不満に捉えられるかもしれませんが、そんなことはありません。どうやったら改善できるかと考える面白さがあります。

こういう時に、前職の経験はすごく活きてくるなと感じています。
品質最重視でガチガチに管理してきた経験や、骨の髄まで叩き込まれたIT統制・セキュリティ意識のおかげで、知らず知らずのうちに課題への嗅覚や改善策の引き出しを持てていたんだなと気づくことができました。
また、前職時代の厳重なフローやプロセスもこういう課題に対する先人たちの対策だったんだろうな〜と納得したりもして、形骸化しないためにはどうすればいいのか考えるようになりました。

状況に応じて対処すべきことは徹底的に、効果が薄いことはやらないと都度判断をしながら、筋肉質な組織を目指せるよう、貢献していきたいなと思います。

わたしの場合、転職を通して実現したいことが達成できる環境を得ることができましたし、離れたからこそ前職の経験がどれだけ有意義だったか気づくことができました。
色々学び尽くした後の、このタイミングで転職して本当によかったと思っています。

さいごに

hacomonoでは新しい仲間を積極的に募集しています!
お話しした課題感を聞き(わたしの所属する部署では太刀打ちできないものも多いので)、我こそは共に改革できると思って下さった方がいれば、お声掛けいただけると嬉しいです。
ポジションも様々あるので、ご興味ある方は以下をご覧ください。



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