moeca* | 言葉と音の創作家

音楽家 | インタビューライター | cankoto produce | 日々感じた…

moeca* | 言葉と音の創作家

音楽家 | インタビューライター | cankoto produce | 日々感じたことを言葉にしながら、私らしい表現を探しています| https://instagram.com/moeca_oto

マガジン

  • 心から"わたし"を生きる

    《随時更新・ここいきマガジン》 心から"わたし"を生きられるように…学んだ知識や考えたこと、エッセイなどをお届けします。あなたらしい毎日を描くヒントになりますように🍬

  • カフェ・旅日記

    好きな場所や訪れた旅行先での出来事を、エッセイ風に綴っています。あなたの好きな場所も、ここで見つかるといいな🌙

  • 私が私を表現できるようになるまで

    怖くて自分を押し殺していた私が、表現を届けるようになるまでの葛藤と気づきの物語。

最近の記事

  • 固定された記事

【2024.4】憧れを取り戻した春

ようやく暖かく……むしろ暑くもなった4月。 見渡せば新生活。小さな背中に大きなランドセルを乗せた小学生、期待と不安が入り混じる社会人1年目。 環境の変化に必死でついていった人もいれば、何も変わらないのに周りの変化になぜだか焦りが生まれたり。4月ってなんだかソワソワする。 そんなソワソワ、うずうずな時期にぴったりなTipsを携えて、今月の「ここいきマガジン」、スタートです! 【Tips】私の中のアーティストと過ごす、特別な時間「アーティストデート」 この言葉を聴くだけで

    • わたしのためだけの伝言

      「誰かのため」を想ふとき かならず《言葉》と繋がる 「命を燃やす」を考えるとき あたりまえに《音》がある だから《歌》なら、どちらも満たせる

      • 幾重の想いが胸をあったかくしてくれた土曜日/「白亜荘と小楽器とー聴く、ふれるー」

        はじめの音が鳴る からだがじわりと熱くなる え、もうそんな……? 音 に、泣かされるのは はじめてだった * 私は長年、音楽のそばにいるけれど、自分でチケットを買って音楽を聴きに行った経験が数えられるほどしかない。 そもそもあまりライブや演奏会の情報が入ってこない私の目にふと止まり、「行きたい……行ってみよう!」と久しぶりに自然と身体が動いたのが、「白亜荘と小楽器とー聴く、ふれるー」というイベントだった。 足を踏み入れると、タイムスリップしたかのような空間。 至

        • 「学ばないとダメ」という呪いが、ひゅるると薄れた日

          そんな呪いが、私の中にはある。 「歌を作りたい」と思っていた10代の頃も「音楽理論を学ばないと作れない」と思っていたし、対話のサービスを始めようとしても「心理学を学ばないと」と考えてしまう。 この前「5日間でエステの基礎が学べます」というチラシを見て、「とりあえず受けてみた方がいいかな」なんてよぎった。 一度もエステティシャンに興味を持ったことなんてないのに。 それくらい「資格が取れる」「一生物の知識が学べる」という謳い文句を見かけると、無条件に反応してしまう。多くを

        • 固定された記事

        【2024.4】憧れを取り戻した春

        マガジン

        • 心から"わたし"を生きる
          26本
        • カフェ・旅日記
          7本
        • 私が私を表現できるようになるまで
          10本

        記事

          言葉にできたものも、零れ落ちたものも

          すこし前、「言葉にしてしまうと大切なものが零れ落ちてしまう」という表現を目にした。 私にはそれがとても美しいものに見えて、きっとその通りだなぁと思って。その感心の深さは、「言葉にすること」にこだわりすぎていた自分を反省したほど。 だけど ほんとの本当は納得しきっていたわけじゃないのを、どこか見ないふりしてきた。 だってあまりにも素敵だったから。 心からの実感ではなく、「そう思えている自分でありたい」という願望から、その表現をこっそり使うようになっていた。 * で

          言葉にできたものも、零れ落ちたものも

          曖昧で感覚的な "なにか"

          なにか大事なことに 気づけそうな気がする そんな曖昧で感覚的な "なにか" の置きどころを 心の中に作れるようになったのが嬉しい ちょっと前に という情報を目にした さらっと見ただけだったのに 時折思い出す 「私もそうかもしれない」と 心のどこかで思っているからなのかな 最近ノートを開いても なんだか思うように書けなくなった もしかしたら思い出したいのかもしれない なにより敏感だった あの頃の感覚を

          曖昧で感覚的な "なにか"

          青々と、春

          窓の向こうに山が見える。 そんな場所で暮らすのは、はじめてだ。 本当は水辺を眺めてみたかったんだけど 家を決めるとき 悩みに悩んでこの部屋にした。 2月から暮らしはじめ 冬がおわり春になり ひとつ驚いたことがある。 山ってこんなにも青々とするんだ。 冬のころとはまたひと味違う 色鮮やかでエネルギッシュでもくもく。 緑なのに「青々」ってなんか不思議ね。 陽の光を浴びると どこまでも輝かしい緑のグラデーション。 思わずベランダに出て 伸びをする。 見ているだけで

          ここが私のアナザースカイ

          2024年4月26日、逗子海岸。 なぜ私たちは創作活動と向き合い続けているのか……。そうしたお互いの軌跡を語り合った時間は、おそらくたった数十分だったと思う。 だけれど、不思議だね。 心の目がばちり、と合う瞬間はいつも突然やってくる。 それがたとえ数時間前に、「対面で会うのは初めてですね」なんて挨拶を交わした相手であっても。 舞台は海。ついさっきまで見えなかった富士山が、堂々とそこにいて驚いた。 「今、語ってる言葉を残したいから、カメラ回してもいい?」と彼女。 そ

          ここが私のアナザースカイ

          突然だけど、宣言のような

          わたし、社会性とは遠いところで 圧倒的になりたい そのスイッチがほしい

          突然だけど、宣言のような

          それでも、生きてゆく

          海鳴りがきこえる 私が乗る小さな小さな船は ひとたび嵐が来れば 粉々になってしまいそうなほど、脆い 遠くに灯りのついた島がみえる 何度も何度も きっとあの先に光があると 私が向かいたいのはあの場所だと 知らせてくれる灯り でも、漕ぎ出すと強い強い逆流が あっという間に小舟を攫う まるでその流れる先こそが おまえの行くべき道なのだと諭すように きっとその流れは止まらない 私があの島へ向かうことを、諦めるまで なぜだろう ずっと気づいていたはずなのに 認識でき

          それでも、生きてゆく

          苦しいといえるだけで、見える光もあるから

          本当は嫌だった ショックで残念で悲しかった たったそれだけのことが 認められない 苦しい感情を否定する理由なら いくらでも思いつく あのときの言い方が悪かったのではないか 私が弱いのではないか 何か知識が足りていないんじゃないか 最初から嫌いなら 何の感情も抱いていない相手なら こんなに苦悩しないのに だけど 一度「苦しい」と口にすると 思っていた以上に たくさんの苦しいがあると気づいて驚く どんなに言い訳を並べたって 心が傷ついた事実は変わらない そしてそれ

          苦しいといえるだけで、見える光もあるから

          すぐに慣れなくたっていいよ、またここに来たらいい

          引っ越して2ヶ月。 以前住んでいた場所へやってきた。 5年間、通いつめた駅前のイオン。たまのごほうびに行ったパスタ屋さん。よくおさんぽした河原。 懐かしいというにはまだ早く 日常というにはなんだかこそばゆい でもたぶん会いたかった。 …そんな安心感でふわっと口元がゆるんだ。 久々にパスタ屋さんまでてくてく。 今週のパスタはなんだろう? デザートは何にしようかな〜 やっぱり安定のチーズケーキ? でもわらびもちも捨てがたい…… あ! 今度おいしいわらびもち、食べに

          すぐに慣れなくたっていいよ、またここに来たらいい

          花いちもんめが怖かった

          小学1年生の頃、休み時間に流行った「花いちもんめ」が苦手だった。選ばれないのも、選ぶのも。 だから周りの友達が次々選ばれて、たったひとりになる瞬間は最悪だ。選ばれなかった悲しみを背負いながら、誰かを選ぶ重圧まで抱えることになる。 でもそれ以上に怖かったのは、友達をひとり残して選ばれてしまう場面だった。あの苦しみを味わわせるくらいなら……。 気づけば「どうか私を選ばないで」と強く祈っていた。どちらにしろ、つらいのに。 * 世界には苦しみの爆弾みたいなものがあって、自分

          花いちもんめが怖かった

          【毎日更新1年✨】次の挑戦は、毎日更新をやめること

          2023年4月1日からはじめた、noteの毎日投稿。今日2024年3月31日をもって、ちょうど1年続けることができた。 まずはここまで頑張った、わたし! そして読んでくれたり、反応をくれたりしていたみなさん、本当にありがとうございます✨ 読んでくれる人がいる、という事実は確実に 私に続ける勇気をくれていました。 これまでほとんどずっと毎日更新していたのだけど、11月に泊まりがけの仕事があった日、ついに忘れてしまって……(noteのカウントが200何十から一気に0になっ

          【毎日更新1年✨】次の挑戦は、毎日更新をやめること

          【2024.3】明日からの日々を愛せるように、雪解け

          3月……寒かったですね。 雨も多くて、待ち焦がれている春はまだ遠かった。 みなさんのお住まいの地域はどうでしたか? 先月の「ここいきマガジン」では、「3月は動かない!!」と宣言した私。果たして本当に何もしなかったのか……?笑 ようやく冬物のコートだと少し暑いような気がしてきた週末、「ここいきマガジン」3月号をお届けします。 【Tips】感情は心の奥からのメッセージ久しぶりに、NVCの「共感サークル」を体感するワークショップに参加してきました。 NVCとは、思いやりを

          【2024.3】明日からの日々を愛せるように、雪解け

          本気で自分を生きるって

          本気で自分を生きるって めんどくさいことの積み重ねなのかも そう思うと少し、勇気が出てきた

          本気で自分を生きるって