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それが愛というものだから

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いつか彼が見つけてくれますように。私の恋文。
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156. アナタのために買ったのは…

156. アナタのために買ったのは…

今日は節目の日なので、
昨夜のうちにアナタ色のお花を買って
自宅に生けた。

アナタのために買ったのは、
アナタがこれまで数年全速力で走り抜けて
悔しさ、苦しさ、憤り、怒り、悲しみ、
止めどなく溢れる虚しさをこの花に託して
散りゆく中で昇華して欲しいから。

◎デルフィニウム
花言葉「誰もがあなたを慰める」

◎青いカーネーションはムーンダスト
花言葉「永遠の幸福」

あなたはこれから絶対に幸せに

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666. Number of the beast

666. Number of the beast

やはり、今日はこの曲しかないでしょう!
令和6年6月6日ですから!
ねっ、ダーリン。

155. 拝啓 私の彼氏様  わぉわぉ編

155. 拝啓 私の彼氏様 わぉわぉ編

うわぁ、わぉわぉ、AC/DC大好き。

ね、ダーリン。
歌詞がわからなくても、楽しいのが洋楽だ。

困難に立ち向かっていくぜ。
負けない!
諦めない!

154. 神様お願い

154. 神様お願い

彼は特別なナニカを授かっている人。
天才とも言う。

私のような凡人とは違う、
賢すぎて、頭の回転が早すぎて、
記憶力がありすぎて、
生きずらさを抱えている人。

凡人ばかりの社会で
「どうしてそんなことを言うんだろう」とか
「なんでそんなことになったんだろう」とか
毎日が謎ばかりで理解できなくて
疑問や憤りを感じながら生きているんだと思う。

私は凡人の通訳者として、
彼との間に入って、無意味で

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153. 拝啓 私の彼氏様④

153. 拝啓 私の彼氏様④

→前回の続きです。

今日は一日とてもつまらなくて。
何も手につかないし、雨も土砂降りだし。
あなたと逢いたくてしかたがなかった。

そろそろ動画を作ろうって思ってね、以前スマートフォンで録画したお散歩の動画を繋ぎ合わせてVlogを制作してみました。切り貼りして、音楽つけて、キャプションを少し。つまんないながらも、ひとつ完成!やったぁ。

そのうちにね、あなたとたくさんお出かけして、登山の道具や山

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151. 拝啓 私の彼氏様②

151. 拝啓 私の彼氏様②

→続きです。

今日から6月。明日逢えるかな。楽しみにしているんですよ、私。

去年の昨日、あなたは熱を出して寝込んでいましたね。あの夜、何度も電話しましたが、あなたは電話にでませんでした。もし、あなたがあの時の電話に出ていたら、今の二人はないと思います。だって私、だいぶ思い詰めていて、あなたに別れを告げようとして電話していましたから。あの頃はいつも夜になると公園にいて、ベンチに座って毎日泣いてい

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150. 拝啓 私の彼氏様①

150. 拝啓 私の彼氏様①

梅雨の走りに濡れた緑も鮮やかな今日この頃、今夜はゆっくり眠れていますでしょうか?

私は眠れないので、ここにラブレターを書いてみます。心を込めて、あなたへの想いをここに書き記します。何日かにかけて何通か書きますので、タイトルには番号を振りました。

あなたと知り合ったのは、数年前のこの季節でした。梅雨に入る手前の頃、奇跡的に私たちは出逢い、すぐさま恋に堕ちました。

何度も言っていますが、私はあな

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149. 変わる時がきた

149. 変わる時がきた

私の髪がハラりと揺れて
暴風と大雨で樹木も揺れる。

次のフェーズに入ったように感じた。

noteは私の記録であるけれども
彼の記録でもあるのか。

彼の人生の岐路を
こうやって垣間見させてもらっている。
しかも特別なところから。

武運長久を祈る。

148. タイセツナナニカ

148. タイセツナナニカ

あなたを好きになりまして、本当の恋というものを知りました。

あなたに恋しまして、本当の愛というものを知りました。

あなたを愛したことで、心底の喪失感や苦しみを知りました。

自身の弱さと対峙して、乗り越えて、強くなって、私にとっての「タイセツナナニカ」をこの手に掴み取りました。たまに火傷しそうになるその「タイセツナナニカ」を懐に入れて、深夜布団の中に頭から潜り込んで夜が深まっていくのを待ってい

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147. Hey,Siri

147. Hey,Siri

「Apple Musicだして」

歩きながらApple watchに向かって言った。Apple Musicが時計のFaceに表示された。

「Hey,Siri. Love song かけて」

そうすると、Love songというタイトルの邦楽が次々と流れてきた。

日頃、邦楽を聴いていないので、日本語の歌詞をくすぐったく感じながらも、そのまま聴いていた。

なんだか懐かしい曲。まさにLove

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別冊付録【BBAの悪あがき】

別冊付録【BBAの悪あがき】

ここ数年で、髪の毛がぐんと伸びた。正確に言うと、彼と出会ってから此の方、髪を伸ばし続けている。ロングヘアが好きと言われたら、伸ばしたくなった。私、彼に一途だからさ。笑うなら笑うが良い。

彼と知り合ったばかりの頃の写真を見ると懐かしいのだが、当時の私はボブからセミロングになるくらいの長さだ。今はロングと言われる領域にまで伸びて、髪を下ろしているとまるで砂かけババアなようにボワボワとまとまりのないパ

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146. 愛おしさの余韻

146. 愛おしさの余韻

彼の右腕に
私の左腕を絡めて
一駅分歩く。

今日は少し肌寒くて
薄着をしていた二人は
くっつくと温かいねって
言って笑って
いつもの駅までの道を
腕を組んで歩いていった。

彼の温もりが
今でも私の左腕に残っている。

145. 寄り添うふたり

145. 寄り添うふたり

田舎町の映画館。
あなたの肩に頭を乗せて、寄り添って映画をみていた。とにかくぴったりとくっついていたかった。私が少しでも体を動かす度に、あなたは私の顔をみて、どうしたの?と言った顔をした。わたしはなんでもないよ、と言った表情であなたをみた。

⑤春の嵐〈Nem’oubliez pas〉

⑤春の嵐〈Nem’oubliez pas〉

4月はあっという間に春を連れてきて、中旬にもなると、今度は春を連れ去ろうとしている。

フランス語では、桜の花言葉を「Nem’oubliez pas」と言うらしい。日本語訳では、私を忘れないで。

Je prie pour que vous ne m'oubliez pas
"どうか私を思い出して"

別にね、悲しい別れだけではないと思うよ。一時も忘れないで…そんな意味合いで捉えたい今日この頃だ。

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