「コテンラジオ」がとにかく面白すぎる件
いまさらながら、
「歴史を面白く学ぶコテンラジオ」、面白すぎるんだが。
このnoteを書き終わった直後にまず1番最初にやりたいこと、
それは、
「イヤホンを耳に付け、Podcastのアプリを起動し、『コテンラジオ』の再生ボタンをタップする」ことなんですよね。
それくらい面白い。
#しかも謎のリラックス効果・安眠効果もある
なので、今回はこの場をお借りして「COTEN RADIO」を全人類に全力でオススメしたいと思う。
歴史には苦手意識があった
個人的な話をすると、
学生時代、歴史は「暗記科目」の認識で、
授業はほとんど寝ていて、特に世界史に関してはずっと赤点。
今も全く知識がない。
#歴史が嫌すぎて理系を選んだようなもの
#アレクサンドロス大王って誰?
そんなに歴史が嫌いだったのに、歴史を語るコテンラジオにはドハマりしてしまった。
一体コテンラジオの魅力はなんだろう?
この人たち歴史好きすぎ
コテンラジオとは、
「歴史を愛し、歴史を知りすぎてしまった歴史GEEK2人と圧倒的歴史弱者がお届け」する「笑いあり、涙ありの新感覚・歴史キュレーションプログラム」
との建付けだ。
#キュレーションとは集めてまとめること
番組は基本的に「歴史強者」である深井氏と楊氏(通称ヤンヤン)の2人が中心となり、
「圧倒的歴史弱者」の樋口氏が彼らの話を笑いながら聞くという形の3人で進行していく。
ラジオと言いつつ、
Podcast・Spotify・Voicyで無料で全話聞けるし、
YouTubeにも同じ内容のものがアップされている。
どハマリしているのは私だけではなく、
リスナーの声には一気に48時間続けて聴いたという方や、
コテンラジオを聴くためだけに車を運転してしまう、筋トレしに行ってしまうという方などヘビーユーザーがたくさんおられるようだ。
コテンの2人の知識量がヤバい
まずコテンのお二方が「歴史」を愛しているのがビシビシ伝わってくる。
ザ・マニアだ。
とても楽しそうにしゃべっている。
人間だれしも自分の好きなトピックスについては鼻の穴を膨らませながら嬉々として話す。
それは時に暑苦しさを生むが、彼らの膨ませっぷりはとっても微笑ましい。
#とっても
当然、こちらも歴史アレルギーが薄れ、
だんだんと楽しい気分になってくる。
#途中の回から登場する室越氏も良い味だしまくってる。
そしてエネルギー量が凄まじい
収録する1つ1つのテーマに対し、尋常じゃない量の知識を詰め込んできている。
そう感じさせる凄みがある。
それは大会当日に最高のパフォーマンスを発揮できるよう厳しいトレーニングに励むアスリートの様だ。
原稿のページはしばしば100ページを超えているという。
そしてこんな熱量のコンテンツが無料で公開されているとは。
どうかしてる。
「圧倒的歴史弱者」というナイスキャラ
そして、司会の樋口氏という方がほぼ無知って所がよい。
自称「圧倒的歴史弱者」としてパーソナリティを務める樋口氏は、
元芸人として話を盛り上げる合いの手や、視聴者の視点で質問を投げかけ、難解になりがちなテーマを解きほぐしている。
それにより、
私のような赤点だらけだった歴史弱者のリスナーを置き去りにすることがない。
「ん?それどういうこと?」と思ったところに、
本当にいいタイミングで同じ質問をコテンの2人に投げてくれる。
それが絶妙なのだ。
#マジで絶妙
そしてこの人、
また知的好奇心が非常に強い。
コテンの2人の話を「聞く力」「面白がる力」は相当なものだ。
すごくイイ感じで合いの手が入るので、それによってコテンの人の話にも熱が入ると言う好ループ。
本当に3人がうまく化学反応したコンテンツになっていると思う。
凄まじいエネルギー量で歴史の魅力を深いところまで語り、
かつ歴史弱者を全く置き去りにせず届けるコンテンツ、
しかも謎に無料。
・・・ハンパない。
(これが学生時代にあったら歴史で赤点なんて取らなかったかもしれない)
歴史って、実は相当に面白いコンテンツ
コテンラジオは、
歴史というレンズを通して「人間とは何か」「私たち現代人の抱える悩み」「世の中の流れ」を痛快に読み解いていく。
「現実は小説より奇なり」とはよく言ったもので、
時にゾワっとするようなエピソードも多々ある。
しかもそれがフィクションではなく現実に起きたことなのだ。
なぜコテンの歴史GEEK達はこんなに歴史を愛してしまったのか?
彼らもこう言っていたが、個人的には、
歴史が「メタ認知のきっかけとなる」点に非常に魅力を感じた。
自己分析に力を入れているならなおさら「歴史」を学ぶことは有用
自己分析とは、メタ認知そのものである。
コテン代表の深井氏いわく、
そう、彼らが語っているのは「歴史」。
「歴史」なのだが、「歴史」と見せかけて、
実は「人間」という生き物について語っている。
いぬ、さる、ねこ、ひつじ、様々な生物の中の1種である人間。
「人間とは何か」、「人間性とはどういうものか」という問い、
それは「人間性についての学問」、
つまり「人文学」である。
歴史の中での自分は本当にちっさい
彼らの話を聞いていると、
偉大な「歴史」と言ってもたかが数千年だということが分かってくる。
がしかし、1つ1つの出来事がバタフライエフェクトのように繋がっていることが分かってくる。
あそこであれがああなっていたら今の世界は全然違っていたなんてことが平気で起きるくらい歴史ってのは脆く、紙一重だと知る。
そんな中、
自分が今、悩んでいることなんて、
実は何千年も前に悩みつくされていることに気づく。
#人間って昔っから本質的にはちっとも変ってない
正解を外に求めすぎている。
が、いつも探しているようなソリューション(解決策)は、本質的にはソリューションではないことに気づく。
世の中には「これが答えですよ」「こうすれば、うまくいきますよ」と、
誰かが作った色々なソリューションがある。
だが、それは自分が求めている真のソリューションではないことに気づく。
「正解」は自分が作ればいいと、気づかせてくれる。
予測不可能な現代に、たった一つの「正解」などあるはずがない。
自分の頭で考えたり苦労したりする以外の方法で、
答えは見つからないという当たり前のことを知るきっかけとなる。
そして、答えを見つけるには、
自分を俯瞰して、
やっていることをメタ認知して、
この先どうすればいいのか分かるまで考え抜き、苦悩するしかない。
様々なことを知ったり、経験したり、深く考えることで、メタ的な思考を高めていくこと、
それこそが、唯一の本質的なソリューションであることがだんだんと理解できてくる。
そのきっかけを面白おかしく提供してくれるのがコテンラジオ。
本当にオススメです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
素敵な一日をお過ごしください💡
⇩はそんな深井龍之介氏が体調を悪化させながら書き上げた本。
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