雲の形は・・・

絵をかくのが好き

こんにちは。
僕は小さいころ絵をかくのが好きで、
小学校低学年までは学校で配られたわら半紙の裏や(なつかしい・・・)
去年のカレンダーの裏、じゆうちょうなど、色々なところに
絵を書いていました。
その頃は描きたいものが常にあって、
いそがしく、色えんぴつやクーピーを動かしていたように思います。

小学校で訪れた転機

そんな子だったので、絵を描くのは得意だったし、
学校でも褒められることが多かった。
しかし、小学校の5年生のとき、
「絵本に出てきた情景を描く」という授業で転機が訪れました。
特に描きたいと思うものがなかったんです。
だから面倒になって、絵本の一番簡単にかけそうなシーンを書いた。
背景も適当に埋めるように点々と花のようなものをかいて出した。
その結果先生に「何をかいているかわからない」
「絵本のどこにあるのか?」としかられました。

確かに絵本に描写されていた訳じゃないんだけど、
自分が想像で補ったものが否定されたのは納得行かない。
でも面倒だから適当にかいたのも事実で・・・。

まあ自分にも非はあるのですが、子ども心には結構ショックで、
だから未だにそのときのぐちゃぐちゃになった感情を思い出します。

そして、好き勝手に頭に浮かんだ絵をかくという習慣はそれ以来減っていきました。
あとから振り返ると、雲を見上げて「あ、さかなが泳いでる!」とか、
そういう想像をする力自体がそこで成長を止めてしまったような気がします。
それでも絵を描くのは好きでしたが、目に映るもの、
写実的なものを描くようになっていきました。

想像力を奪うものは

さて、これだけ書くと、その先生が悪者のようですが、
普段の先生は優しく、子どもに寄り添ってくれる、いじめを許さない、
そんな人だったんです。
そういった信頼していた人に言われたからこそショックが大きかったのだと思います。

そういった観点から見ると、
今自分の子どもたちが持ち育てている想像力を奪ってしまうのは、
もしかしたら自分になってしまうかもしれない。
近い立場であればあるほど気をつけなければ。
そう思う出来事がありました。

うちの子が保育園でたくさんの石を拾ってきたのですが、
どろだらけ、すなだらけで。

「これ、おうちに持って帰りたいの?」(できればバイバイしたい・・・)
と反応してしまったのです。

家に帰って、丁寧に並べられた石を見て、
「これはコップで、これは・・・」と詳しく聞いてみると、
なんて想像力が豊かなんだろうと驚かされました。
この子の想像力に気づかずにいたら、こんな驚きもなかった。

何度眺めてもわからない部分もあるけれど、
良かったらみなさんも拡大して見てみてください。

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