ガチャガチャが、私の懐かし!心を突いてくる(エッセイ)
少し時間があった時、いる場所がショッピングモールだったのでガチャガチャを見てみることに。
最近のガチャガチャはクオリティーが高い。高い分値段も結構高い。
子供の頃の100円、200円のガチャガチャを回して育って私には、今のガチャガチャの値段は一回回すのでさえ良く考えてから回している。
そんなガチャガチャには紐の硬い私だけれど、最近のブームなのか、平成アニメのガチャガチャが数多く登場してきている。
……これが私にはぶっ刺さる。
ショッピングモールのガチャガチャを見ていた時も、私のそんな懐かし心をぶっ刺したガチャガチャがあった。
それは、『キューティーハニー』のガチャガチャ、昭和の時のアニメではなく、平成版のキューティーハニー。
その当時アニメを見ていたかどうかわは覚えていないけれど、自分の中の記憶には今も根強く残っているし、ぬりえと絵本も持っていた。
おジャ魔女どれみよりも、キューティーハニーの方が私の記憶は強い。
(けれど、おジャ魔女どれみの方が、アニメをしっかり見ていた)
本当に不思議だ。
そして、そんな印象深いアニメのガチャガチャを見つけた私は、小声で思わず独り言。
「うわっ!なっつかし!」
うわ〜!うわ〜!と、私の物欲センサーはピンッと立った。
そのキュティーハニーのガチャガチャは正方形のポーチで、1回300円。
したい……っ。
回したい〜〜〜〜!!!
……………けれど、このガチャガチャのポーチを回して、果たして私は使うのだろうか。
回したら大切にして保管しても、月日がたったら保管していた事も忘れてしまうのではないか…。
そんな事を考え始めると、一度は緩みかけた私の財布の紐は、またキュッと強く結ばれた。
懐かし!と感じる心地は、何だか気持ちよかったけれど、それとこれは話が違ったらしい。(笑)
結局、私はガチャガチャを回さずに帰宅した訳だけれど、もしまた同じガチャガチャに出会ったら、やっぱり回そうかな……?
そんな事を考えているのである。
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