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第13節 VSファジアーノ岡山(H)

5月3日(金)に開催されたJ2リーグ第13節。
モンテディオ山形 VS 鹿児島ユナイテッドFCの一戦。

今節も試合を振り返りながら、スタジアムで観戦していた安部選手に
試合の見ていての感想をインタビューをしました。

■スターティングメンバー

●モンテディオ山形(※敬称略)
GK:後藤(雅)
DF:川井、西村、熊本、菊池
MF:小西、高江、國分
FW:坂本、高橋、イサカ

スターティングメンバー 4-2-1-3

■結果

モンテディオ山形 2-2 ファジアーノ岡山
・得点者
山形:OG(後半58分)、有田(後半94分)
岡山:グレイソン(後半51分)、田中(後半73分)

■マッチレポート

互いに前節、悔しい敗戦で終わった両チーム。今節は勝利を目指し、13位の山形が、3位岡山をホームに迎えた一戦。二度のリードを許すも、山形が執念を見せ、ロスタイムに同点に追いつき、勝ち点1を分け合う結果となった。

山形は前節の徳島戦で、思うような試合を展開できず敗戦に終わったが、そんな流れを変えるべく、スタメンを3人変更。加入後初のスタメンとなる菊池を起用するなど、新たなきっかけを求め試合に臨んだ。

前半、攻勢に出たのは岡山。前半1分、輪笠が中盤でボールを奪うと、そのままバイタルエリアからミドルシュート。山形DFのブロックにあうも、こぼれ球を藤田、さらにそのこぼれ球を再び輪笠がシュートを狙う。開始早々からチャンスを迎えるもゴールは割れず。岡山のテンポの良いパス回しと個々の高い技術になかなか適応できない山形だったが、15分から徐々にペースを掴んでいく。31分には、高江からのスルーパスに抜け出した國分がGKと1対1の局面を迎えるも、岡山DFの素晴らしい対応もあり、シュートまで運ぶことができない。互いにチャンスを掴めないまま前半はスコアレスで終了。

選手交代もなく迎えた後半51分、遂に試合が動く。山形のミスからボールを奪うと、藤田から左サイド木村へ展開。木村がシンプルに中にボールを送ると、岩渕が中で折り返し、浮き球をグレイソンがバイシクルシュートを叩き込み、先制に成功した。しかし58分、西村のロングフィードに抜け出した坂本が、左サイドから鋭いクロスを上げると、これが相手DFのオウンゴールを誘発し、試合を振り出しに戻した。

拮抗した展開の中、再び試合が動いたのは73分。左サイド末吉からアーリークロスを放り込むと、一度は山形DFにはじかれるも、こぼれ球を柳が再び中に押し込み、途中出場の田中が決め切った。

何とか追いつきたい山形は、選手を交代しながら攻勢を仕掛けていくも、決め切ることができないままアディショナルタイムに突入。すると94分、押し込み続けていた中で、左サイド川井のクロスに途中出場の有田が頭で合わせ、終了間際に同点に追いついた。さらに96分には、カウンターの流れからイサカがGKと1対1になるも決めることができず、試合はこのまま2-2で終了。山形はホームでの連勝記録がストップした。

ゲーム内容は前節の徳島戦から一変し、チャンスを迎えるシーンも増えていたが、結果として勝ち切ることができなかった。上位チームを相手に勝ち点1を取ることができたとも捉えられるが、チャンスもあっただけに勝ち点2を落としたとも言える。昇格を目指していく中で、上位相手にも勝ち点を積み重ねていかなければならない状況は変わらない。連戦の中、新戦力の台頭も見られた今節、更なる飛躍がチームの浮上のきっかけとなることを期待したい。

(ライター:太田隼矢)

■安部選手インタビュー

・今節も登録外でした、戦況を見つめていた中で試合を振り返ってみて、どのようなことを感じましたでしょうか?
A.同点に追いつけたことが何よりもの収穫で、最後まで戦い続けたことや有田選手のゴールは非常に重要な意味をもたらすと感じました。

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