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トモコさんの放送を聞いて、双子の私が思う事

本日のトモコ・カーさんのVoicyを聞いて、先日の娘の「学校やだ」と言われた件について、胸のつかえが下りたといいますか、そうだよな~、と思えて、ちょっとゴキゲンなつばきです💃✨

こちらの放送を聞いて、ちょっと考えてみました。
私が「いろんな人がいていい」「いろんな人がいたほうが面白い」と思うのって、自分が双子だからというのも理由の1つなのではないか、と。

こういう事を言いますと、しばしば「キレイ事言うな」みたいな事を言われる…事もあるので、あんまり言わないでおこうとずっと思っていたのですが

一卵性双生児である私だからこそ言える事もあると思いまして、ちょっぴり、少しだけ、意見を述べさせて頂こうかと思います。

双子って、めちゃくちゃ珍しい訳ではないと思いますが、まぁ、多くはないはずなので「こういう人もいるのか」と思って頂けるキッカケになれば嬉しいです。

顔がソックリなのに服も全部同じ

私は一卵性双生児(妹)なのですが、どれくらいソックリかと言いますと
赤ちゃんの頃の姉と私のツーショット写真を見て、自分でもどっちが姉でどっちが自分か分からないくらいです。

最近は、どうやら姉がダイエットに成功したらしく(今は離れて住んでいます)、姉の方が細いはず。負けてられないぞ!!💪
お互い結婚して住んでいる場所が離れて、環境も変わり、例えばメイクとか服装とかが、やっと違ってきた感じですね。多分ね。子ども達は「ソックリ」と言いますけど。

さて。
私と姉が子供の頃というのは、
ただでさえ顔がソックリなのに、
同じ服・同じ髪型・同じ靴・同じ小物を身につけていました。良くて色違い。親が買ってきたヤツを着てる時代ですね。

分かります。
お揃い、可愛いんですよね。(自分で言う)。
私もですね、子供が年子で、サイズ違いの同じ服着せましたよ。並んでると可愛いのなんのって。

「やめて欲しい」とかじゃないんです。小さい時というのは、そういうものですよね。
私自身、姉と間違われたとしても
「また間違えられた~。変なの〜。おもしろ~い」みたいな感じでした。全然気にしてなかったです。

逆に友達の前に二人並んで「どっちが姉(妹)でしょうか!?」とクイズを出して遊ぶという、ナゾの行動をとったりしてましたね。今思うとちょっとイジワルですね。友達「えっ…!?」ってなってましたね。ごめんねホントに。

姉と間違われるのなんて日常茶飯事で、むしろ間違われない日なんてないです。間違われるのが「普通」です。

でも、これが思春期に突入すると、そうは言っていられなくなります。

双子であることに嫌気が差す思春期

思春期になったら、この「間違えられる」という事が、ホントにモヤモヤするんですよ。
「また間違えられた。何で間違えるの!?私はこっちなのに、何で分からないの!?」という怒りみたいな思いが増えてエブリデイ姉と大喧嘩。
今思うと不毛なケンカなんですが、当時は必死です。学校は制服で同じ服装をしないといけなくて、「こっちに来ないで!!近付かないで!!」と言っても帰り道が同じだから、そんなのムリだし。

せめて普段着も別々にしたくて、別々に洋服を買いに行ったのに、買ってきたものが同じだったり色違いだったりして
「真似されたーー!!」という怒りがわいて、お互いを無視したり、口撃したりというケンカが絶えなかったです。

冷静に考えれば、遺伝子的に同じで、同じ環境で同じように育ったら、まぁ、好みはきっと似てきますよね。たぶん。専門家じゃないので、詳しくは分からないですが。

とにかく、当時はホントに嫌でした。
「私は私だ。姉じゃない」という気持ちが膨れ上がって、寄ると触るとケンカ。

シンドかった。でも逃げられない現実。どう頑張っても、整形でもしない限り顔は変えられない。

高校生時代の後半、受験期くらいでしょうかね。その頃はホントにギスギスしていましたね。

乗り越えたらネタになる。

高校から先は進路が別々だったので、その頃からグンとケンカが減りました。

周囲に「自分」を見てもらえるんですよね。間違われない。
「人違い」って、話しかけて「あ、間違えました!ごめんなさい💦」ってなりますよね。
でも私たちの場合はそうはならない。「間違えてますよ。私は姉じゃないです」と言わないと気付かれない。言っても「えー😆何言ってるの〜😆」と冗談だと思われたりする。
いやいやいや!紛らわしくてホントに申し訳ないんですけど、別人です~!とアピールして、やっと分かってもらえる。

間違えた人が悪気がないのも分かるから、その人に対しての怒りは無いんです。
ただ、自分の顔や姿形が、もどかしいんです。なぜ同じなんだ、と。

それが、進路が別になって「自分」を見てもらえるようになったら、また全くケンカをしなくなりました。

そしたら、自分に自信が出てきたのかな??上手く言語化出来ないのですが
ギクシャクしていた姉との仲が また良くなって
むしろ双子であることをネタにして、あえて小さい頃のように同じ格好とかやっちゃうか??みたいな風に考えられるようになりました。

下らない話で電話したりLINEしたり。
一番の理解者だと思っています。

「人と違う」が羨ましい

でですね。
要するに
そんな私からしたら、同じ顔をした人がいないであろう、世の中の多くの皆様が、めちゃめちゃ羨ましいのです。

たぶん、そういう事。
今初めて言語化したけど、きっとそういう事。

せっかく違う顔、違う個性があるのに
何故にそんなに揃えようとするのか。

いろんな人がいていいじゃない。何でだめなのかなぁ。

中学の時にクラスの男子に「コピーロボット」呼ばわりされた事があるんですが、
「私はコピーロボットじゃない!!」と、凄く不快に思いましたよ。

皆、違う顔をしている。それで良いよね、と思います。それは、考え方や生き方も、違う人がいて良いよね、と通じるのではないでしょうか。だってコピーロボットじゃないんだし。

違っていて当たり前。
トモコさんの言うように、バラバラで当たり前。人間だもの。





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