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PHANTOM NIGHTMARE新規テーマ【粛声】の考察と解説


 皆さんお久しぶりです!
前回執筆からおよそ3ヶ月経ちました。時の流れは早いですね。
この9月の制限改定からいよいよもって壱世壊から離れ、自分に合うデッキを捜し歩いているむらかみです。
最近は路頭に迷ってストレイストリートでマイフレンドに会ったりしていました。

 さて、今回は「PHANTOM NIGHTMARE」で登場した新テーマ
【粛声】の登場初期の考察と解説noteとなっております。

発売3日目に執筆を始めているため、自分の中でもまだまだ発見が生まれる毎日ですが、
【粛声】というテーマの強みと弱みについて
現時点で考察と解説をやっていこうと思います。

本noteでは私の以前までのnote同様以下のように表記します。
【デッキ名】
『カード名』
《ギミック名》
基本的には正式名称で記載は致しますが、誤字脱字があった場合には
こっそり教えていただけると助かります。



●【粛声】ってどんなデッキなの?


【粛声】は遊戯王初期のカード『ローガーディアン』及び『ローの祈り』を
リメイクしたおじいちゃんホイホイな儀式テーマのデッキです。
10月30日現在、既に構築が二分され始めており、
大きく分けて「展開系」と「ミッドレンジ型」の形の【粛声】が存在しています。
本noteでは後者の「ミッドレンジ型」の【粛声】について構築の深堀を行っていきます。


●トンデモスペックな《粛声》カード達の紹介


その前に平成から令和にタイムスリップする過程でとんでもない進化を遂げたカードを紹介していきます。

『粛声なる守護者ローガーディアン』

《粛声》のエースモンスターです。かっこいい。
儀式召喚成功時に《粛声》モンスターおよび戦士族・ドラゴン族の儀式モンスターをサーチすることが出来ます。

また後述の『粛声の祈り手ロー』がフィールドに存在する限り
万能無効効果を持ち、攻撃力が2050上がって4100になります。
攻撃力のほうはフィールドだけじゃなく墓地でもいいんですけどね。

『粛声の祈り手ロー』

 《粛声》の根幹となるカードです。
『ローの祈り』の女の子が二十数年の時を経て可愛くなって帰ってきました。
いや、元々かわいかったけど現代の可愛さを身に着けた感じでしょうか。
そんな話はどうでもいいですよね。

性能としては
①の効果で召喚・特殊召喚成功時に、デッキから《粛声》永続魔法か永続罠をフィールドに置くことができます。
この効果で置くことができる、
『粛声なる結界』と『粛声なる威光』の2枚はぶっとんだ性能をしており、
そのカードに触れられる『粛声の祈り手ロー』もぶっとんだ性能ということになります。

②の効果は光属性の戦士族・ドラゴン族の儀式素材の代用となる効果をもっています。

③の効果も結構ぶっ飛んでいて、
儀式モンスターが”特殊召喚された場合”に墓地から勝手に飛び出してきてくれます。
この特殊召喚された場合というのがかなり強く、これまた後述の『粛声の竜賢聖サウラヴィス』や、『粛声なる祈り』によって召喚条件を無視して儀式モンスターが飛んできた場合にもしっかり反応して駆けつけてくれます。

『粛声の竜賢姫サフィラ』

 儀式召喚を一段階先に進めた《粛声》の基盤となるカードです。
そもそも既存の儀式テーマというのは儀式モンスター+儀式魔法+儀式のリリースの
3要素を用意することが必須
となっており、そのボーダーがとても高いものでした。
そんな儀式テーマの弱点を一挙に解決したのが以下の効果です。

①手札から墓地に送ることでデッキから儀式魔法を墓地に送り、デッキから儀式モンスターをサーチできます。

②の効果では墓地のこのカードを除外することで儀式召喚が出来ます。

この2つの効果で実質『儀式の下準備』と同様の働きをしてくれます。
1枚で必要なパーツ2枚分になってくれるということですね。

また、『粛声なる祈り』は墓地効果がとても強力なため『儀式の下準備』よりも強い場面が多いです。

『粛声の竜賢聖サウラヴィス』

 なぜか儀式モンスターに変身できるおじいちゃんです。
①手札・墓地から儀式魔法を含む魔法カード2枚をデッキに戻して特殊召喚できます。
このカード自体がATK2600/DEF2800と高ステータスであり、戦闘破壊以外の盤面処理能力が低い《粛声》にとっては頼れる切り込み隊長です。

②の効果があまりにも強く、
相手がカードの効果を発動した時という激ゆるトリガーでフィールドのこのカードを手札に戻し、
デッキから儀式モンスターを召喚条件を無視して特殊召喚します。
主にこの効果で『古聖戴サウラヴィス』を出し、相手のチェーンに乗らない特殊召喚を無効にし除外する妨害を構えます。
一応デメリットとして次のターンのエンドフェイズに出した儀式モンスターが手札に戻りますが、
それでも十分すぎる効果を持っています。

『粛声なる祈り』

 由緒正しき儀式カード
《粛声》の基本ギミックとなる儀式カード…なんですが
前述の『粛声の竜賢姫サフィラ』で儀式することが多いので、どちらかと言えば墓地効果がメインみたいなところがあります。そんな墓地効果がこちら。

自分フィールドの表側の光儀式モンスターが相手の効果によって場を離れた場合
このカードを除外して『古聖戴サウラヴィス』、『竜姫神サフィラ』、『粛声なる守護者ローガーディアン』のいずれかを召喚条件を無視して完全特殊召喚します。
この特殊召喚時に墓地に『粛声の祈り手ロー』がいる場合、しっかり墓地効果が発動してくれるんですよね。
例えば、『天雷霆アーゼウス』に全て吹き飛ばされても、即座にリカバリが出来るというわけです。

 対象耐性と万能妨害を持つ41打点を効果で処理しても、なんら変わらない姿で2号機が出てきます。
これが《粛声》のぱっと見突破しやすそうで突破できない、しても返しきれないという状態を作るキーになっています。

『粛声なる結界』

 粛声ストレイストリートマイフレンドってコト!?
『粛声の祈り手ロー』で置ける《粛声》最強カードの1枚です。

①の効果は『粛声の祈り手ロー』と光属性の儀式モンスターが自分フィールドに存在する場合、
自分フィールドの光モンスターに対象耐性を与えつつ、相手は儀式モンスターにしか攻撃できなくなる

という鉄壁の守りを敷くことが出来ます。

 この対象耐性というのは現環境でかなり有用で、かつ儀式モンスターにしか攻撃できなくなるので
『粛声の祈り手ロー』を除去して『粛声なる守護者ローガーディアン』の万能無効を無力化するなどのプランを拒否することが出来ます。

 このカードも『粛声なる祈り』同様突破できそうな盤面なのに突破できない、
突破にリソースを使わないといけないという状態を作り出すことが可能となっています。

そんな守りのカードにはもう一つ効果があり、
1ターンに一度起動効果でデッキから《粛声》カードを手札に加えることが出来ます。
もう一度言います、起動効果でデッキから『粛声なる結界』以外の《粛声》カードを手札に加えることが出来ます。

 いやいやいや、そんなまさか。流石にねって思いながら何回かテキストを確認し直したくらいのことが書いてあります。

こんな毎ターンサーチ効果つけていいんですかね。いいんでしょうね。
儀式テーマだし大丈夫だと、①の効果は『ピュアリィ・ストレイストリート』だけど
墓地から蘇生する効果もないし、②の効果は『ピュアリィ・マイフレンド』だけど墓地からメモリーも回収できないし大丈夫だというドヤ顔が浮かんでくるようなテキストになっています。

 その結果できたのがこの《粛声》ストレイストリートマイフレンドです。
一体『スタンドアップ・センチュリオン』の発動ターンのみという縛りはどこに消えた。
まぁ強いからありがたいんですけど。

このカードへの熱が高すぎて茶番もはさみましたが、この継続リソースという面が非常に強く
『粛声の竜賢姫サフィラ』の項目でも触れましたが儀式テーマ特有の儀式モンスター+儀式魔法+儀式のリリースという動きのボーダーを快適にしてくれます。
《粛声》をトーナメントレベルまで押し上げるに至っている一番のキーカードです。

『粛声なる威光』

妨害兼リソース…『壱世壊に響く哀唱』?
『粛声の祈り手ロー』でフィールドに置ける《粛声》の永続罠です。

 メインフェイズ限定ではあるものの選択制の効果となっており
1つ目は手札・墓地から光属性戦士族・ドラゴン族の儀式モンスターもしくは儀式魔法をデッキに戻すことで《粛声》モンスターを手札に加えるか、フィールドに特殊召喚することができます。
この効果は『粛声なる結界』同様継続リソースかつ、デッキから特殊召喚することが可能なため、
前述の『粛声の竜賢聖サウラヴィス』を軽率にフィールドに用意することが出来ます。

 2つ目は自分フィールドの光属性戦士族・ドラゴン族の儀式モンスターの数まで相手フィールドのカードを対象として、
そのカードとこのカードを破壊
する効果です。

 この効果では『粛声なる威光』自身も破壊してしまい、現状の《粛声》には墓地から罠カードを回収する効果が存在しないため
基本的には使い切りの、まさに最終奥義のような効果になっています。
最終奥義にしては破壊できる枚数が少ししょっぱい気はしますが…
とは言えリソース兼妨害札というかなり使い勝手のいいカードではあるので
激つよカードに間違いはないですね。

●【粛声】の強みと弱み

〇強み

前項でも触れた通り《粛声》カード達は相互でサーチしあうことで儀式の再現性を高めながら、
万能無効を用意しながら対象耐性かつ攻撃誘導を行う41打点を盾に
継続リソースとなるカードを用意
することで相手に負荷を押し付けながら、相手とのアドバンテージを広げていくことが可能になっています。

〇弱み

《粛声》並びに、《粛声》でサポートできるカード群に
相手のフィールドに直接関与できるカードが存在しません。

そのため相手の盤面を処理する方法がバトルフェイズに上から打点で殴るという
由緒正しい数年前の遊戯王をすることを強要されてしまいます。
故に横並べの展開にも苦戦します。
また『粛声なる結界』の対象耐性付与も『粛声の祈り手ロー』と光属性の儀式モンスターを揃えないと効力を発揮しないため
単純な貫通力が足りない場面が出てきます。

●参考デッキリスト

〇『神光の宣告者』入り【展開型粛声】

参考元:ジェセルさん
 『神光の宣告者』を始め、『オッドアイズ・ペンデュラムグラフ・ドラゴン』などの
《粛声》と相性のいい儀式を出張させ、先攻盤面に特化した構築です。
『儀式の準備』、『儀式の下準備』、『強欲で金満な壺』をフル投入して強固な先攻盤面の再現性を担保しています。

 後攻時にも『神光の宣告者』が成立できればそれを盾に展開を押し通すことが可能となっています。
とはいえ結局相手の盤面に直接触れるカードが無いため根本的な解決にはなっていないのが【粛声】としての欠点は抱えたままかなとも感じるところですね。

〇【ミッドレンジ型粛声】

 私が情報公開時から考えていた構築です。
こちらの項目については、次の●【ミッドレンジ型粛声】の解説の項目について深掘りしていこうと思います。

●【ミッドレンジ型粛声】の解説

〇メインデッキ採用カード

 《粛声》カードについては大まかに触れているので採用枚数について触れていきます。

『粛声なる守護者ローガーディアン』2~3枚

 1枚でもデッキとしては機能するカードですが、このカードを増やすメリットは存在しています。
それが誘発受けと初動確保です。

 この誘発受けについては別項目
●なぜ【ミッドレンジ型粛声】を選んだのか で解説しますが、
『粛声の竜賢姫サフィラ』に『灰流うらら』を打たれた場合
手札に『粛声なる守護者ローガーディアン』があることが貫通に繋がります。

 分かりやすい例を出すと、『粛声なる守護者ローガーディアン』+『粛声の祈り手ロー』+『粛声の竜賢姫サフィラ』のようなハンドでは

『粛声の竜賢姫サフィラ』の墓地効果で『粛声なる守護者ローガーディアン』を儀式召喚。
『粛声なる守護者ローガーディアン』の儀式召喚時の効果で『古聖戴サウラヴィス』をサーチし
『粛声の祈り手ロー』を特殊召喚することで、
『粛声の祈り手ロー』への『無限泡影』をケアすることが可能になります。

 『粛声なる守護者ローガーディアン』へ『無限泡影』を当てられても結局『粛声の祈り手ロー』の効果は通りますし、
効果さえ通れば『粛声なる結界』を置くことが出来るため以降の無効系誘発を食らわなくなります。
このようなケア展開をする際に3枚採用がアドバンテージになると判断し今回はフルで採用しています。

『粛声の祈り手ロー』3枚
最強カードなので3枚です。
減らす理由が一切ありません。

『粛声の竜賢姫サフィラ』3枚
 こちらも3枚確定です。1枚で儀式召喚のハードルを下げてくれます。
レベル6なのだけ弱い。

『粛声の竜賢聖サウラヴィス』1枚
 このカードは1枚でいいです。正直2枚目が欲しい場面も一定ありますが、
特殊召喚するには儀式魔法+魔法カードをデッキに戻す必要があるため、
『粛声なる祈り』というリカバリカードを手放すこと
になり、魔法カードが使えていないとそもそも気軽に特殊召喚できないということが発生します。

 2枚目が欲しい場面はこのカードをリリースして儀式をしないといけなくなった時だけです。その際には『古聖戴サウラヴィス』を用意することが難しくなるため
『アクセス・コードトーカー』などのモンスターに対する解答が無くなってしまうという場面が発生します。

 レベル7だから初動無い時に無理やりリリースできるけど、デッキパワーが下がるという状態ですね。
難しいカードです。増やしたら増やしたで事故になるのでまぁ1が妥当でしょう。

『粛声なる結界』3枚
 3入れない理由がありません。
しかしこのカード1枚では初動にならないことも覚えておきましょう。
一応『リンクリボー』+『粛声の竜賢聖サウラヴィス』+『粛声なる結界』+『粛声なる威光』の盤面は作れますが…

 儀式のリリースになる『粛声の祈り手ロー』か、儀式を進める『粛声の竜賢姫サフィラ』の一方にしか触れないので完全1枚初動というわけではないんですよね。
しかし一方で『粛声の祈り手ロー』以外で唯一『粛声なる威光』にアクセスできるカードですので
やっぱり3入れない理由ないですね。

 そもそも一番アクセス幅が広いこのカードを減らす意味ないです。
先攻の強さの大半はこのカードですし。

『粛声なる威光』1枚
 1枚です。ただ正直めっっっっちゃ2枚欲しいです。
理由はシンプルに1枚だと軽率に破壊効果が使えないからですね。
とはいえ『粛声の竜賢聖サウラヴィス』と同様に1枚で何かをするカードではないので
増量は事故に繋がります

泣く泣く1枚の採用です。

ここからは《粛声》以外のカードの採用理由と枚数について触れていきます。

『古聖戴サウラヴィス』2枚~3枚

 おじいちゃんの儀式の姿です。
基本的には『粛声なる守護者ローガーディアン』の枚数と相談して2か3かを判断するのがいいと感じています。

 ほんの少しでも事故を嫌うなら『粛声なる守護者ローガーディアン』を3枚にして、ほんのすこしでも無効系誘発などを簡単にケアするなら『古聖戴サウラヴィス』を3枚といったイメージです。
もちろん両方3枚採用もありだと思いますが、それはそれで事故りそうとも思ったりしています。

 しかし1枚ではダメな理由が明確に有ります。
それは
上振れ展開時に『古聖戴サウラヴィス』+『粛声の竜賢聖サウラヴィス』という盤面を作成する可能性があるためです。
こちらの展開については●【ミッドレンジ型粛声】の目指す盤面にて触れていきます。

『宣告者の神巫』3枚

 1枚初動のカードです。3枚から減らすこともないでしょう。
ただしこのカードで落とすカードについて結構勘違いをされているプレイヤーも多いので少し解説を。
【ミッドレンジ型粛声】にとって『虹光の宣告者』を墓地に送るという行為が別段強くありません。
 レベルも6になって儀式のコストにもならないし、サーチ先は『粛声の竜賢姫サフィラ』で解決するものばかりですし、なんなら1/2のパワーしかないですね。
このあたりのエクストラデッキの枠的なところも【ミッドレンジ型粛声】の強みになっていきます。

『トリアス・ヒエラルキア』1枚

 『宣告者の神巫』から落とすカードです。
またこのカードが手札・墓地にいるだけで『粛声の祈り手ロー』や『宣告者の神巫』への『無限泡影』などをケアできます。
あとよく2枚リリースの破壊効果を狙えます。

『儀式の下準備』3枚

 同名ターン1があるため被ると弱いですが、『粛声の竜賢姫サフィラ』の嵩増しとして、
『灰流うらら』のおとり、貫通札として採用しています。
 被ったら被ったで『粛声の竜賢聖サウラヴィス』でデッキに戻せばいいしね。
このおとりという役割については次のカードで一歩進んだ解説をします。

『強欲で金満な壺』3枚

 基本的にエクストラデッキを使わないデッキなので入れ得ではあるんですが、
実はそれ以上に深い理由が隠されたカードです。
それが『灰流うらら』を引っ張り出せるという点です。

 【ミッドレンジ型粛声】は『宣告者の神巫』や『粛声なる結界』およびサーチしてきた『粛声の竜賢姫サフィラ』に『灰流うらら』を食らうと
1枚初動での展開が出来なくなってしまいます。


 一方で『無限泡影』などはメインギミックで対処が用意できているため、
いかにして『灰流うらら』を重く食らわないか、先に打たせられるか、打たれても他の手札で貫通できるかというのが大切になってきます。

 また、これも別項目で解説しますがサイドデッキのプラン取りとも相性が良いた最大枚数採用しています。
被ると弱いですが、もちろん通ると強く、本筋を通すためのおとりにもなるカードですので
3枚採用でいいと思います。

『金満で謙虚な壺』1枚

制限カードなので1枚です。それ以上でもそれ以下でもありません。
絶対採用しましょう。

その他手札誘発11枚
『増殖するG』3枚
『灰流うらら』3枚
『エフェクト・ヴェーラー』2枚
『無限泡影』3枚
ここの枚数取りについては後段で話していきます。
後攻が弱いため、この枚数は確保したいですね。

〇メインデッキ不採用カード

『天底の使徒』+『教導の大神祈官』


 基本的には『強欲で金満な壺』との選択になるセットと考えていますが、
『虹光の宣告者』への依存度が低いためエクストラデッキから墓地にカードを送る行為に明確なメリットが薄く
『超融合』が流行っている現環境では『共命の翼ガルーラ』などの墓地に落ちて効果のあるカードが一定数入っており、【炎王】などが相手の場合もっとひどいことになります。

 採用した場合には『共命の翼ガルーラ』+『虹光の宣告者』+落として強いカードが必要になります。
デッキパワーを上げる場合には『赫焉竜グランギニョル』を墓地に送り、『赫聖の妖騎士』を特殊召喚するギミックが採用できたりするので、採用した場合にはデッキパワーは上がると思いますが、
『教導の大神祈官』を素引きしたり、サイドプランとかみ合わなかったりと個人的には先攻の盤面をこれ以上強固にしないといけないと思わなかったため不採用としています。
『増殖するG』の受けの若干悪いですしね。

 後攻のパワーはめちゃくちゃ高いため、全然採用もアリです。
ただ『強欲で金満な壺』と異なり、後攻時に減らすことができないため
結局サイドチェンジが極端に難しくなり、
マッチ全体の勝率を上げる観点から見ると
『強欲で金満な壺』を優先したいと考えています。

『墓穴の指名者』、『抹殺の指名者』

【ミッドレンジ型粛声】を構築する際に真っ先に抜けていったカードです。
今回の構築のコンセプトは「誘発をしっかり受けられる」です。

 つまり『墓穴の指名者』、『抹殺の指名者』に頼らないといけない構築は「誘発をしっかり受けられる」という点をクリアしてないと言えます。
ギミックの動きを通すためにただでさえ後攻で役に立たないカードを採用するのはナンセンスといってもいいでしょう。

 先攻盤面に振り切った形にするなら採用していいと思います。
ここの構築論については●なぜ【ミッドレンジ型粛声】を選ぶのか について深掘りしていきます。

〇サイドデッキ

『原始生命態ニビル』2枚

 【覇王魔術師】、【転生炎獣】、【篝火型R-ACE】などに向けて採用しています。
使えなかった場合にも儀式のリリースに十分なレベルを有している点もそれなりに評価点です。

『屋敷わらし』2枚

【ラビュリンス】や【炎王】を見ての採用です。
『賜炎の咎姫』による誘発貫通が増えているため、【R-ACE】対面にも採用していいかなと思っています。

『エフェクト・ヴェーラー』1枚
【R-ACE】など基本的には後手であればとりあえず増やす枠です。
メインデッキから増やしたいカードですが、メイン枠を削りきれなかったため
サイドに落としています。

『超融合』2枚

大体の対面で採用します。エクストラデッキが暇なデッキの切り札でしょう。

『三戦の才』1枚

先攻でも後攻でもいれるカードなので採用しています。
2ドロー効果がとても強いです。また貫通できるハンドであれば、ハンデス効果もかなり強力に使えるデッキなので採用でいいでしょう。
『ドロール&ロックバード』を受けた際にはハンデス効果を使い、泥沼を目指します。

『三戦の号』1枚
正直採用を少し悩んでいるカードです。
別の誘発や『ライトニング・ストーム』などの方がいいかもしれません。
通常魔法が強いデッキではあるので取り敢えず採用しています。

『ハーピィの羽根箒』1枚

最強カードですし特にかたることないです。

『サモンリミッター』3枚

先攻札として今回永続プランを採用しています。
理由については【ピュアリィ】と同じく、『コズミック・サイクロン』の的が多すぎるという点にあります。
盤面を突破するには『粛声なる結界』を剥がさないといけない。そういう場面で明確に永続罠の強みが活きてきます。
『サモンリミッター』は【粛声】が苦手とする横展開をシャットアウトできるためとても相性がいいです。

また【ピュアリィ】と異なり、盤面に万能無効を構えられることから『拮抗勝負』が直撃することも少なく
『三戦の才』をケアするために出来る限り『粛声なる守護者ローガーディアン』の効果を使いたくないです。
そういった状況から永続罠という選択が非常にかみ合っているデッキであることは間違いないです。
また、『ドロール&ロックバード』が重めのデッキになっているため、
打たれた時のカバーとしても1枚で時間を稼げる永続罠の評価は高く
なっています。

『醒めない悪夢』2枚

上記と同様の理由で採用している永続罠です。
『センサー万別』などと採用するカードを迷ってはいるものの、ミラーを想定しても強く、【覇王魔術師】などの手数無限デッキに対しての致命的なメタになっているので
デッキ相性も考え今回このカードを採用しています。

〇エクストラデッキ

ここについては非常に悩ましい部分になっています。
というのも基本的にはエクストラデッキへの展開依存は全くないものの、
メインデッキだけでは相手の盤面処理能力が低いので
エクストラデッキである程度補う必要
があります。
そのため除去に繋がるカードを最優先でピックしています。
盤面を解決にエクストラの枚数を取ることが出来るので、
『強欲で金満な壺』での飛びの被害を抑えつつ、様々な状況に対応できるように選択しています。

『虹光の宣告者』

『トリアス・ヒエラルキア』が手札にあるときに、『宣告者の神巫』で落とす用のカードです。
重要度はさほど高くありません。

『カオス・アンヘル-混沌の双翼-』

『宣告者の神巫』1枚から出る除去効果持ちのシンクロモンスターです。

また『粛声の竜賢姫サフィラ』の効果でフィールドの『カオス・アンヘル-混沌の双翼-』をリリースすることが可能で、
『粛声なる守護者ローガーディアン』を儀式召喚し、『カオス・アンヘル-混沌の双翼-』
の素材となった『粛声の祈り手ロー』が自己蘇生するため
後攻時には『宣告者の神巫』1枚から相手フィールドのカードを1枚除外しつつ、
『粛声なる守護者ローガーディアン』+『粛声の祈り手ロー』+『粛声なる結界』の盤面を作ることが可能
になります。

シンプルなパワーカードですのでマスト採用だと思います。
あと忘れがちですが、このカードをシンクロ召喚する際には
普通に『灰流うらら』などの別属性のチューナーが使用可能
です。

災『厄災の星ティ・フォン』

苦手とする展開系への解答として採用しています。
手札誘発を多く積んでいるため、活躍の場が一定あります。

『天霆號アーゼウス』、『ダウナード・マジシャン』

いつものセットです。
後手捲りの際に後述の『LL-アセンブリ―・ナイチンゲール』を成立させるギミックがあるので採用しています。
必須とは思わないですが、あって困ることもないかなと思っています。

『LL-アセンブリー・ナイチンゲール』

『粛声の祈り手ロー』で『粛声なる威光』を置き、効果で2枚目の『粛声の祈り手ロー』を特殊召喚することでエクシーズ召喚を狙います。

ただしこのルートを取る際には『粛声なる威光』を破棄することになるため
多少無理やりな解決方法
であることは間違いないです。
【ピュアリィ】では『ピュアリィ・ストレイストリート』や『ピュアリィ・マイフレンド』の2枚目をサーチできますが、それが出来ないのが問題ですね。
ただ、それを差し置いても『天雷霆アーゼウス』のパワーは高いため
わりと強めのプランかと思います。

『旧神ヌトス』

『宣告者の神巫』で落として使うカードです。
わりと簡単に盤面に触れるカードですので必須ではありますね。

『共命の翼ガルーラ』、『沼地のドロゴン』

サイドプランの『超融合』のために採用しているカードです。
プランによっては採用を見送っても問題ないですね。

『リンクリボー』

『粛声の祈り手ロー』を闇属性、リンクモンスターに変換できるカードです。
また『粛声なる結界』の攻撃誘導効果で『リンクリボー』への攻撃を防ぐことが出来るため、
他デッキが使うよりも強い使い方も可能
になっています。
これは【R-ACE】対面時に『R-ACEタービュランス』に『古聖戴サウラヴィス』が打点で踏まれるのを抑止するため、先攻盤面での成立を狙ったります。

『S:Pリトルナイト』

簡単に相手の盤面や墓地にまで干渉できる便利カードです。
前述の通りこのカードへの攻撃も防げるため、殴って効果を発動させないということが出来ず、
わりとしっかり1妨害として機能
してくれます。

『暗影の闇霊使いダルク』

リンク値がわりと簡単に伸びるカードです。
サーチ効果を使えないため若干使い勝手が悪いですが、それでも有って損はないカードだと思います。

『閃刀姫-アザレア』

リンク2で相手の盤面に触れるカードで、墓地に魔法が3枚以上あれば自壊しないため、戦闘時にも相手カードを破壊できる可能性があるカードです。【粛声】における2枚盤面に触れる効果というのは貴重です。
墓地魔法3枚以上というラインは『粛声の竜賢聖サウラヴィス』の特殊召喚条件と喧嘩するため調整枠ですが、やれることはかなり多いと思っています。

『トロイメア・ユニコーン』

正直『トロイメア・フェニックス』や『トロイメア・ケルベロス』でもいいかなと思っている枠です。
一応触れる範囲が広いため『トロイメア・ユニコーン』にしています。
調整枠。
なんか『トロイメア・ケルベロス』とか『トロイメア・フェニックス』とか『神聖魔皇后セレーネ』のほうがいい気がしてきてる。
普通に『混沌の戦士カオスソルジャー』でもいいな。
いらんかもっす。

『アクセス・コードトーカー』

現代遊戯の破壊神です。
現行のエクストラでは1回しか破壊効果が使えないので、やっぱり『トロイメア・ユニコーン』は別カードでも良いかもしれません。
この辺はまだまだ悩んでいます。
墓地に『エフェクト・ヴェーラー』がいればリンク2から成立を狙えるため、『神聖魔皇后セレーネ』を採用してもいいですね。
シンプルに打点が高く、盤面干渉能力に優れているため【粛声】の欠点を補ってくれます。割と必須かと思っています。

〇エクストラデッキ不採用カード

『大儺主水』

 これ不採用まじ?って結構ツッコまれるのでここで考えを述べておきます。

①の盤面に触る効果ですが、儀式モンスターを素材に要求している時点で後手捲りの際に使用するにも使いづらい
です。

②の特殊召喚の効果については『粛声の祈り手ロー』や『宣告者の神巫』完全1枚初動の際に『粛声なる威光』を構えるために使いたい場面は確かに存在しますが、
『墓穴の指名者』など普通に打たれて破産する裏目が発生するので、今回のミッドレンジプランという観点からは負い切れないリスクとして判断しています。

また完全一枚初動のルートを取らないといけない手札=誘発などがいっぱいという状況なので、無理して『粛声なる威光』を構えなくても妨害数は確保できていると判断しています。

ちなみに『粛声の祈り手ロー』に『墓穴の指名者』を打たれるとまじでなんもできなくなります。
終わりです。

『フルール・ド・バロネス』

結構出せるカードですが、今回はエクストラデッキの枚数が結構カツカツになったため入れていません。
『超融合』のプランを切る場合などには採用したいカードですね。

●なぜ【ミッドレンジ型粛声】を選んだのか

いよいよ今回のプラン取りに至ったところの解説に入ります。

〇デッキスロットの問題

後攻が弱いデッキであることは情報公開時から確定していたので、
手札誘発は9~15枚は採用したいとまず考え始めました。

それを達成するためには出来る限りスロットを開ける必要があり、後攻時に弱い『墓穴の指名者』などのカードを採用しているとトータルの勝率が落ちると判断しています。
この考えは直近まで【ピュアリィ】を使用していた際に軸にしていたミッドレンジ的思考です。

後攻の強さは【ピュアリィ】に劣るため、【ピュアリィ】の平均的な手札誘発の採用枚数である11枚以上の採用は必須と考えていますが、今回は枠の都合11枚とイーブンの枚数に留まっています。
ここについては後2,3枚増やしたいというのが本音です。

〇そもそも【ミッドレンジ型粛声】でも妨害は十分という判断


 また現環境のデッキに、対象耐性と攻撃誘導を備えた万能無効の41打点を超えられるデッキがほとんどなく、メインから『粛声なる結界』に触れるにはエクストラデッキのカードに頼らざるを得ず、それは『古聖戴サウラヴィス』が防いでくれます。

なのでシンプルな『粛声なる守護者ローガーディアン』+『粛声の祈り手ロー』+『粛声なる結界』+『粛声なる威光』or『粛声の竜賢聖サウラヴィス』という盤面ですら突破するには多くのカードを要求することが可能です。
速度が落ちている現環境では突破されても蓋まで用意するにはハードルがかなり高いです。

 ただ、もちろん突破はされうるのは間違いないです。今頭にあるものだと【R-ACE】が『S:Pリトルナイト』で『粛声なる結界』を除外しようとすることを防ぐために『粛声の竜賢聖サウラヴィス』を『古聖戴サウラヴィス』に変身させると、結局『R-ACEタービュランス』に踏みつぶされてメイン2に『S:Pリトルナイト』が通ってしまうとかでしょうか。
仏の心で『S:Pリトルナイト』の効果まで『粛声なる守護者ローガーディアン』の効果を使わないとかも良いかもしれないですね。

 少しそれましたが、このデッキの妨害数は多くないものの突破難易度が非常に高いというのが【粛声】と感じています。
体感だと万能無効がある【御巫】みたいな感じと捉えています。
盤面を突破するという点では似たような負荷をかけられます。
しかも『粛声なる結界』のおかげで後攻で『R-ACEタービュランス』を出されて
4伏せされても0妨害です。
なのでかなりフェアっぽいことをしつつも何も効かない!って言いながら殴る脳筋っぷりを見せます。

〇誘発に対してかなりの耐性がある

 さて、そんな盤面が1枚初動で用意できるわけですが、このデッキは誘発をしっかり受けられる構築が可能だと考えていました。

 もっと言うと今回は『増殖するG』を打たれた時に『灰流うらら』すら打たなくていいことがデッキパワーを向上させると考えて構築しました。
もちろん手札に被っていたら使いますけど、1枚しかない場合には貴重な1妨害として活用します。
それが「誘発をしっかり受けられる」という構築の利点ですね。
ではその内容を分解していきます。

『増殖するG』
基礎展開では『粛声なる守護者ローガーディアン』と『粛声の祈り手ロー』の自己蘇生の2ドローで最終盤面です。
手札に儀式のコストが存在する場合『粛声の祈り手ロー』は召喚権でも問題ないため、
1枚ドローで押さえることも可能
です。

『宣告者の神巫』1枚初動の場合には3枚ドローになるのでここに食らう『増殖するG』は重いですが、『宣告者の神巫』には上振れ展開もあるため『灰流うらら』を投げることは厭わないです。
『宣告者の神巫』+『儀式の下準備』や『粛声の竜賢姫サフィラ』の組み合わせだと2ドローで最終盤面ですね。
十分でしょう。

『灰流うらら』
打たないといけないカードが多すぎます。主な打ち先は
『強欲で金満な壺』、『金満で謙虚な壺』、『儀式の下準備』、『粛声の竜賢姫サフィラ』、『粛声なる結界』の13枚にも上ります。
また複数枚持ちをしている場合、どれかが通れば展開に繋がる、貫通できるという状況になることが多いため
打たれた上から展開を通すということが可能となっています。

『無限泡影』、『エフェクト・ヴェーラー』
完全一枚初動の場合にはケアが難しくはありますが、
『古聖戴サウラヴィス』にアクセスできるカードが
『儀式の下準備』、『粛声の竜賢姫サフィラ』、『粛声なる結界』の9枚あり、元々2枚あるため11枚
となります。また『トリアス・ヒエラルキア』も含めれば12枚です。

また、『粛声の祈り手ロー』+『粛声なる守護者ローガーディアン』+『灰流うらら』を食らって墓地にいる『粛声の竜賢姫サフィラ』や、普通に『粛声なる祈り』素引きなどの際に
『粛声なる守護者ローガーディアン』を儀式召喚時のサーチ効果で『古聖戴サウラヴィス』をサーチすることで『粛声の祈り手ロー』への『無限泡影』をケアすることが出来ます。
なので実戦値としては当たらないというイメージで問題ないレベルです。

以上より環境でメインから打たれる誘発に対してしっかり受けられていると思います。
このギミックおよび構築での誘発受けというポイントから『墓穴の指名者』などのカードを採用せずに、その枠を後手の弱さをカバーする方向に向くことが出来ています。

〇サイドデッキの永続プランと相性がとてもいい

サイドデッキの『サモンリミッター』の項目でも触れましたが、
相手視点からすると【粛声】には除去しないといけないカードが多すぎます。
『粛声なる結界』、『粛声なる威光』ですね。

そんな『コズミック・サイクロン』で飛ばしたいカードが複数存在するデッキであるにも関わらず、
『拮抗勝負』への耐性もメインギミックから備えています。

またメインから『強欲で金満な壺』を採用しており、これも永続プランにかみ合っています。
他にも『レッドリブート』に対しても『粛声なる威光』を前ターンに置いておけば耐性があります。
サイド後の先攻時の勝率がかなり安定しそうだなという印象がありました。
後述しますが『超融合』への耐性もあるのでかなりマッチ戦にも向いていると判断しました。

●【ミッドレンジ型粛声】の目指す盤面


①『粛声の祈り手ロー』および『宣告者の神巫』完全1枚初動
最終盤面
『粛声なる守護者ローガーディアン』+『粛声の祈り手ロー』(+墓地に『粛声なる祈り』or※『粛声の竜賢聖サウラヴィス』)
※の成立には魔法カードが1枚必要

『粛声の祈り手ロー』効果⇒『粛声なる結界』を置く
『粛声なる結界』の起動効果⇒『粛声の竜賢姫サフィラ』をサーチ
『粛声の竜賢姫サフィラ』の効果⇒『粛声なる祈り』を墓地に送り『粛声なる守護者ローガーディアン』をサーチ
『粛声の竜賢姫サフィラ』の墓地効果⇒『粛声の祈り手ロー』をリリースし『粛声なる守護者ローガーディアン』を儀式召喚
『粛声なる守護者ローガーディアン』で後続や、手札墓地に魔法がある場合『粛声の竜賢聖サウラヴィス』をサーチし特殊召喚

『宣告者の神巫』初動の場合、フィールドに『トリアス・ヒエラルキア』が残っているため、『粛声の祈り手ロー』を『リンクリボー』に変換してから
『粛声の竜賢姫サフィラ』の効果で『トリアス・ヒエラルキア』をリリースして
『粛声なる守護者ローガーディアン』を儀式召喚することで、『粛声の祈り手ロー』が自己蘇生され
最終盤面に『リンクリボー』を添えることが出来ます。

②『粛声の祈り手ロー』+『粛声の竜賢姫サフィラ』など
最終盤面
無効系誘発をケアして
『粛声なる守護者ローガーディアン』+『粛声の祈り手ロー』+『粛声なる結界』+『粛声なる威光』+墓地に『粛声なる祈り』

『粛声の竜賢姫サフィラ』の効果⇒『粛声なる祈り』を墓地に送り『粛声なる守護者ローガーディアン』をサーチ
『粛声の竜賢姫サフィラ』の墓地効果⇒『粛声の祈り手ロー』をリリースし『粛声なる守護者ローガーディアン』を儀式召喚
『粛声なる守護者ローガーディアン』で『古聖戴サウラヴィス』をサーチ、『粛声の祈り手ロー』が自己蘇生
『粛声の祈り手ロー』の効果⇒『粛声なる結界』を置く
『粛声なる結界』の起動効果⇒『粛声なる威光』をサーチしセット
相手ターンに『古聖戴サウラヴィス』をコストに『粛声なる威光』で『粛声の竜賢聖サウラヴィス』を特殊召喚

③『宣告者の神巫』+『儀式の下準備』+『粛声なる結界』(上振れ展開)
最終盤面
無効系誘発をケアして
『粛声なる守護者ローガーディアン』+『粛声の祈り手ロー』+『古聖戴サウラヴィス』+『粛声の竜賢聖サウラヴィス』+『粛声なる結界』+『粛声なる威光』+墓地に『粛声なる祈り』(※or手札に後続)
※は『宣告者の神巫』に無効系誘発を食らった際には用意不可

『儀式の下準備』⇒『粛声なる守護者ローガーディアン』+『粛声なる祈り』サーチ
『粛声なる結界』起動効果⇒『粛声の竜賢姫サフィラ』サーチ
『粛声の竜賢姫サフィラ』の効果⇒『粛声なる祈り』を墓地に送り『古聖戴サウラヴィス』をサーチ
『宣告者の神巫』で『トリアス・ヒエラルキア』を墓地に送りレベル11に。
『粛声の竜賢姫サフィラ』の墓地効果⇒『宣告者の神巫』をリリースし『粛声なる守護者ローガーディアン』を儀式召喚
『粛声なる守護者ローガーディアン』効果⇒『粛声の竜賢聖サウラヴィス』をサーチ
『宣告者の神巫』⇒『粛声の祈り手ロー』を特殊召喚
『粛声の祈り手ロー』特殊召喚時効果⇒『粛声なる威光』を置く
『粛声なる祈り』を発動⇒『粛声の祈り手ロー』をリリースし『古聖戴サウラヴィス』を儀式召喚+『粛声の祈り手ロー』自己蘇生
『粛声の竜賢聖サウラヴィス』効果⇒墓地の『粛声なる祈り』+『儀式の下準備』を戻し特殊召喚

『粛声なる威光』の効果を使っていないため、墓地の『粛声なる祈り』を後続に変換することが可能。
また『宣告者の神巫』に無効系誘発に打たれた場合には『古聖戴サウラヴィス』で守り、
『粛声なる守護者ローガーディアン』効果で『古聖戴サウラヴィス』をサーチ
『粛声なる威光』で墓地の『古聖戴サウラヴィス』をデッキに戻し、『粛声の竜賢聖サウラヴィス』をサーチすることで同じ着地をすることが可能。

特に②の展開は墓地に『粛声なる祈り』を用意できており、盤面には『粛声なる守護者ローガーディアン』と『粛声の祈り手ロー』しかいないため、『超融合』ケアにもなっており、マッチ2本目以降には積極的に向かいます。
また2本目以降では『ドロール&ロックバード』を打たれても妨害が残るように打つカードを考えましょう。


●12月2日追記

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