今日の北海道花散歩②
満開の八重桜。
八重桜の前に咲くソメイヨシノや蝦夷山桜は、今年は4月の後半から咲いていただろうか。北海道の4月は雨が降ったり気温が低い日も多く、毎年気づいたら散っている。
毎年ローカル番組で、花見&ジンギスカンを強行している映像を見て「いや寒いだろ…」とつぶやくこともしばしば。
花見は本州の文化だねぇ、と夫と頷き合うのも毎年恒例のことだ。
少し気温が安定してくる今時期に満開になって、しばらくきれいに咲いていてくれる八重桜の方が安心して長く楽しめるので好感を持っている。
不安定な時期に咲いてすぐ散っちゃうソメイヨシノより、八重桜をたくさん植えたらいいじゃん、などと内心思っている。
庭先にソメイヨシノ、よりサクランボの木を植えている家多し(自分調べ)。
野良ライラック。
背丈をゆうに超え、3メートル以上ある立派な木。
剪定したり肥料をあげたりしている気配はなく、ノビノビと誰にはばかることなく枝を伸ばしている。
ライラックは、庭先に植えていると大抵枝を刈り込んで小さめにまとめるようだが、本来はこれくらい、いやこれ以上大きく育つんだなぁ。
植物のポテンシャルってすごい。
ライラック祭り=初夏の始まりのイメージだったけど、こんなに早く咲くんだなぁ。今まで意識してなかったけど、ザ・春の花の水仙、チューリップと初夏のイメージのライラックの開花時期がかぶるのは知らなかった。勉強になるなぁ〜。
そういえば昔中国のハルビンに住んでいた時、埃っぽくてくすんだ建物や道の中で野良ライラックが咲いていた。
ハルビンは冬はマイナス30度の極寒、雨は少なめな土地。冬も雪はなく、ひたすら凍る。そういう場所でも生きてるってことは、ライラックというのは相当寒さに強いのかもしれない。
そのライラックは白い花で、中国人の友達はそれを見て「私はジャスミンよりもライラックの香りの方が好きだ」と言っていたっけ。
その時までライラックに香りがあることに気づいてなかったけど、言われてみれば甘いいい匂いがした。
だから、今でもライラックを見ると寄っていって深呼吸をする。
ライラックの懐かしい思い出だ。
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