居心地良い「居場所」は見つける・創る
桜の開花は少し遅れているようですけど、そろそろ草花など春の彩りが楽しめる季節が近付いて来ました。
そんなものを見たり、暖かな風を感じることでココロが安らぐこともあります。
昨日初めて来られたお客様がしみじみと「うらやましい」と話されました。
私のカウンセリング部屋には、ドラゴンクエストのモンスターのフィギュアやぬいぐるみが置いてあります。
それを観て「私にはこういう趣味が無くて、今でも自分は何が好きなのか分からなくて、だからこんな風に自分の部屋に好きなモノを置いているのがうらやましいって感じるんです」と話されたんです。
実はこういう方って結構いらっしゃるものです。
また、カウンセリングに来られる方の中には「居場所がない」と訴える方もいらっしゃいます。
家でも職場(学校)でも友達といても、ココロが休まらない。
どこにいても誰といても、常に緊張状態で居る。
こんなに緊張が続くような生活では、ココロが壊れて当たり前です。
居場所がないのであれば、見つけてみたり、作ってみましょう。
居場所は誰かから与えられるモノではなく、自ら見つけ作っていくと考えましょう。
そしてそれは環境だけでなく、場所や人など、あなたの周りに存在するすべてのもので見つけたり、作ることが可能です。
あそこの公園、あのカフェ、美術館や博物館、図書館、大切なあの人、もちろん、日々過ごす自分の部屋…
自分の「お気に入り」をどれだけ見つけられるか、そしてそこでどれだけ自分がリラックスできるようになれるか、そんな場所や人を自ら探し出す。
私がカウンセリング部屋にそういったグッズを置いている理由は私自身が「リラックス」するためです。
カウンセラーがリラックス出来ていないと、お客様もリラックス出来ないし、私自身がリラックス出て来ていないとお客様のお悩みもしっかりと聴けないからです。
だから私が好きなモノや好きな絵を飾ることで、いつでも安心しリラックス出来る空間にしているんです。
そんな風にあなたの「居場所」を作ってみましょう。
例えば家の自分の部屋にいても落ち着かない、という方の多くは、一緒に住む家族との関係に問題を抱えている場合があります。
本来であればそこから出て、自分一人で居られる場所に移ることが一番なのですが、それが出来ない場合は自室を、自分の好きなモノで埋めるのも一つの方法です。
見ているだけで癒されるもの、例えば観葉植物を育てたり金魚やメダカなどを飼うのも良いですね。
最近では水槽に水草だけを入れて楽しむ方がいたり、手間はかかりそうですけどクラゲを飼う方も増えているそうです。
ゆらゆらと揺れているクラゲはいつまでも観ていられる…なんて経験を水族館などでされた方は多いと思います。
或いは触り心地が良いモノを自分の周囲に置くこともお勧め出来ます。
ぬいぐるみだったりタオルだったり、布団や毛布など、触っていて気持ち良いモノはココロに安らぎを与えてくれます。
自分の居心地が良い場所を、自分でプロデュースすることでそれが達成感にもつながって、精神的な安定も保てます。
頂いたサポートはカウンセリング普及活動などに使わせて頂きます