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生きづらさ 「無意識」という「罠」

生きづらさを抱えているアダルトチルドレンのカウンセリングを行なっていると「この方が生きづらさから抜け出すのは、なかなか難しいだろうなぁ」と感じるお客様がたまにいらっしゃいます。

これまでの自分の行動が「自分」を苦しめ、つらい生き方をさせていることは理解出来ている。
けど、その生き方を辞めよう、とは思わない。

カウンセリングに来られる方ですから、このつらさから抜け出したい、という想いがあることは確かなんです。

カウンセリングの中で、自分の生きづらさの原因が分かり、それによって自分の生きづらさが形成された経緯が分かり、そんな生き方を無意識に続けてきたことで今も生きづらさを抱えている。

そこまでは理解出来るんですけど、じゃあその生き方を変えようか、となると『出来ない』という答えを「無意識」に出してしまう。

自分では「つらい」と分かっているし、その生き方を続けるのは「何も変わらない」とも分かっているんだけれど、その生き方を「変えようとしない」選択を「無意識」にしてしまう。

例えば、自分には依存傾向があることが理解出来て、実際に依存している事実があると理解していても、それでもその生き方を辞めない、と宣言される方もいます。

決して自分にとって良いことではないと分かっていても、そこから抜け出すことを「無意識」に拒否してしまう。
これはその生き方が長く続いているほど、その傾向は顕著になります。

実際に20代でカウンセリングに来られている方と40、50代を過ぎてカウンセリングに来られる方では、明らかにその回復傾向に差が出ます。

もちろん、その方の真剣さとか本気度によっては年齢に関係なく早く回復されていく方もいます。
ですがそれまでの「慣れた『つらい』生き方」を変えるには、相応の向き合い方も必要となります。

例えその生き方を長く続けていても、しっかり自分と向き合うことが出来れば、時間は掛かりますがその生き方を変えることは出来ます。
その向き合いのお手伝いをするのが、私たちカウンセラーになります。

頂いたサポートはカウンセリング普及活動などに使わせて頂きます