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居心地良い場所

カウンセリングの中で「居場所がない」と訴えられる方がいます。

これは主に実家で家族と一緒に暮らしている方ですが、中には一人暮らしをしていてもこのようなことを話される方もいますし、それが会社や学校だったりすることもあります。

人にとって居場所、居心地の良い場所は大切です。

学校やお仕事から帰って来て、ホッと出来る空間でゆっくり過ごす。
これはその日の疲れを取るだけでなく、ストレスの解消をするためにも大切な場所であり、大切な時間です。
それがない、となるとそれは常に緊張状態で居ることを強いられますから、そのストレスは溜まるばかりです。

特に生きづらさを抱えているアダルトチルドレンなどは家族やパートナーの声や行動が気になってしまい、例え自分の部屋に居たとしても、そこは安心出来る場所ではないわけです。

家族の声や足音、ドアの開け閉めの音がするたびに緊張したり不安になったり、それが怖かったりしてしまう。
これらがその方にとって大きなストレスとなってしまいます。

そのような場合、本来はそこを出て物理的に家族やパートナーと距離を取れるようになるのが一番良いのですが、経済的な理由などがあってそうもいかない場合もあります。

そんな時は自室に自分が好きなモノをたくさん置いてみる、というのも一つの方法となります。(一人暮らしの方や会社、学校も同様です)

見て落ち着く、触って落ち着く、聴いて落ち着くなど、自分のココロが癒されるものなどをたくさん身の回りに置くことによって、なるべくココロが安定出来る環境を作るようにしてみて下さい。

好きなキャラクターのぬいぐるみや人形、観葉植物やちょっとしたインテリア用品、そのようなモノを部屋に置いたり、小さいモノなら職場のデスクなどにおいても良いですし、カバンの中に入れておいても良いと思います。

また、自室以外でも『ココロの安全基地』としてカフェや図書館、自然が多い公園など落ち着ける場所や空間、或いは人でも構いませんので見つけてみるのも良いでしょう。

ストレスを発散して、ココロを癒せる、居心地の良い場所を自分で作ることで、自分のココロを守るようにしましょう。

頂いたサポートはカウンセリング普及活動などに使わせて頂きます