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【詩】小さい歌

小さい歌をうたう
薬指の
爪ほどの
願いをこめて
ひらく花と
しおれてゆく花を見つめて
ほのかな
みどり色の風を愛す
言葉にならない高揚が
時々口笛になってしまう
母に叱られる
君は口笛どう思う
なんて
ただのおしゃべりだよ
人の群れのなかから
君に見つけてほしい
歌をうたう

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