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曽野綾子・間違い

あなたはご自分だけが、
緊張した悪夢そのもののような運命の岐路に
立たされていると
お思いかもしれませんが、
それは
間違いなのです。

『天上の青』

自分だけが
悪夢の中でもがき苦しんでいる

自分だけが
運命の岐路に立たされている

と感じてしまっている時には
もう
上手く対応することができない状態ということだ。

内側に向く負のイメージは
底知れず
深い暗闇に続いている。

緊張は
ほぐれることなく続き
限界を超えていく。

次から次へと
迫りくる
やらなければならないと
思い込んでいるもので
頭が
埋め尽くされていく。

自分の視点から
ちょっと距離を持って
自分を眺めてみると
ほんの少しのことさえも
こだわり
立ちすくんでいるのが
見えてくる。

大切なことは

できないこともあると思えること。

大事なことでもないと思えること。

過去を振り返ると
何でもないことばかりとなる。

ギリギリのラインで
苦しむことなく

自分で自分を
自由に解放することができるのなら。

楽に暮らすことができるようになる。

思い詰めることなく

なんとかなるさで
今日も生きる。

だから
だいじょうぶ。

そう自分に言い聞かせる。
そういう呪文。

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