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『平家物語』冒頭の文

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。

沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。

奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。

猛き者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵におなじ。」


平家物語の冒頭の文

世の中の真理


栄華を極めた人は

必ずその権力に溺れ


堕落してゆく。


そして


その勢いのある権力も

覚めやすい春の夢のように

風の前の塵のように

無くなってしまう。


この短い文章で

すべてのことを言い当てている。


世の中に出る前には

謙虚であった人も

賞賛され

多くの支持を得ることで

価値基準の何かが

狂ってくるのをよく見る。


大きな成功を収めていながらも

謙虚でい続ける人は

人間的に成熟している

何が重要であるのかが

分かっていると

思う。


そんな中で

人格が優れている人を

見極める基準にも

なる。


人はすぐに自惚れる。

自分を見失う。

そして

最後には

砕け散る。


肝に銘じて

生きてゆきたい。





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