レモンバーム17
飼うようになったねこのことについて書いています。野良猫のことも。
生きているうえで思うこと。
人の命には限界があって、確実に人は死んでゆく運命にある。 なのに、人は明日も明後日もおそらく生きているであろうと楽観的に何も考えることなく今を生きている。 そうしないと恐ろしくて生きてゆくことができないということも事実だ。 でも命に限界があるという現実を深くよく考えてみると、せめてやさしくそして謙虚でありたいと思う。 限界が分かることで生きる目的が見えてくる人も多くいる。 でも私たちは確実に死ぬという限界は、実際に現実的にすでにあるのだ。 その限界が数量的に時間的
能力を最大限に使うことができればそれが道に外れたことでも構わない。少しだけであればと考えたのが後々大きく道から外れることになる。しかし人間はいつだってやり直しができる。本当の目的に自分が気がつくなら過去のことを後悔しながらでも充分生き直すことができる。今どう生きるかが重要だから。
猫のひとみちゃんのお腹が膨らんでいるよう。触ると硬い感じで肉ではないみたい。もしかして妊娠しているのかもしれない。よく食べるしよくウンチする。日に4、5回もする。ふみちゃんは1回くらい。となると6月の中旬には出産かも。本能で何とかなるだろうけれど心配。調べて準備をしておかないと。
庭の玄関のレンガの隙間から生えてきたレモンバームの小さな葉をそっと引き抜いて広い土に移して植える。植木鉢の上で芽が出てきたシマトネリコもまた移して植える。それだけのことなのに心が踊る。家の西側に生えてきたレモンバームの小さな葉も踏まないように気をつけて歩く。 雨の時のナメクジも。
合成皮革の靴先が摩擦などで薄くなり靴下が濡れてしまう。もう限界なのかと諦めかけたけれどはたと防水塗料を塗ればいいと思いついた。刷毛でペタペタと塗ると合皮の色が溶け出てきたが大丈夫。ついでに家のヒビ割れのところにも塗ってみた。 翌日固くなりツヤめいた靴は靴下をもう濡らさなくなった。
限られた選択肢の中で最大限に力を発揮して力を尽くすことができるのは、自分で納得できているから。愛情や理解が実の父親からは得られなくても身体を張って問題解決しようとする人がいるだけで満たされていく。どうにもならない状況に陥ってもそこで充分に生きたと感じる。複雑な人間理解がポイント。
猫のふみちゃんは人間がケンカしていると何とかしないといけないとオロオロするボス気質。一方ひとみちゃんは声が聞こえても怯えず無関心でいられるみたいでよかった。バンザイのカタチでノビノビ眠っていたらしい。ふみちゃんとひとみちゃんの対面を少しずつしてる。繊細で逃げるのはふみちゃんの方。
野良猫だったひとみちゃんが家に来て一週間が過ぎた。怯えて隠れてばかりだったが小部屋の戸を開けても隠れないことも増えた。人間を服で見分けているのだろうか。夜パジャマの私は初期化されてひとみちゃんは怯えてしまう。朝になっていつもの服になると認識されて頭をナデテといいゴロゴロとご機嫌。
うっかりが多くて。猫のひとみちゃんの小部屋でゴハンを用意していた時猫のふみちゃんは別の部屋の窓のところで外を見ていたから戸を少し開けていても大丈夫だと思っていた。そしたらスルスルと猫のふみちゃんが小部屋に入ってきてひとみちゃんとご対面となった。パニクって私は「お母さん」と言った。
猫のひとみちゃんの食欲が今ひとつ。昼ゴハンは缶詰もカリカリに足して入れたら缶詰のゴハンだけ食べてる。昨日の脱走と捕獲のダメージなのかな。また振り出しどころかマイナスになってしまったと凹んでいた。昼過ぎに小部屋に入るとニャ~と姿を見せて顔をスリスリしてきた。お顔を撫でるとゴロゴロ。
昨夜また戸の隙間を開けていると、こじ開けたのか猫のひとみちゃんが脱走してしまった。二階から階段そしてリビングへとどんどん逃げた。隠れる場所を見つけるのは本能なのね。ドタバタしながら「ひとみちゃん、ひとみちゃん」と言い続けて黒いネットで捕まえた。元の二階の小部屋に戻して一見落着。
猫のひとみちゃんは食欲旺盛でモリモリ。そしてスゴイウンチもモリモリ出す。ウンチが出た時もオシッコが出た時も、か細い声でニャ~ニャ~鳴いて知らせる。今日も3回もウンチが出た。お腹が空いてもニャ~。ゴハンをあげる。寂しくなってニャ~。同じ部屋の毛布の上で私も猫のように丸くなって寝る。
猫のふみちゃんの前でひとみちゃんの名前やチュッチュッなど言ったりするとふみちゃんが嫉妬して頭を戸やベッドにゴンゴンぶつけてしまう。昨日脱走していたひとみちゃんに猫パンチをしそうにもなった。時間をかけて仲良くなれたらいいな。 ひとみちゃんはあまり隠れなくなった。指で鼻チョンできた。
猫のひとみちゃん保護から翌日ゴハンを食べた形跡。水も飲めた。追加のゴハンも平らげ何と素晴らしいウンチを猫砂にしていた。近寄るとシャーシャー。反応しないようにしてそっとしておく。その夜うちの猫のふみちゃんが引き戸の隙間からひとみちゃんと目が合い気になって。しばらくすると落ち着いた。
動物病院から帰って白猫ぶちのひとみちゃんは怯えてばかり。身体に触ると硬直してた。二階の小さな部屋の机の下に毛布を入れた段ボールを置いてカーテンも付けてひとみちゃんの寝床にした。ゴハンも食べず水も飲まなかった。夜になって猫缶のゴハンだけ食べた。 ますますこの選択はよかったのか葛藤。