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大河ドラマ「光る君へ」第19話〜藤原公任と百人一首の和歌

こんばんは、もちまるです。

今回も「光る君へ」の話です。

道長がどんどんと偉い立場になり、いよいよという感じがしてきました。

今回は、道長・公任・斉信・行成が集まる場面で、公任が風流に生きると言った趣旨の発言をしているのが気になりました。

確かに、公任といえば第一イメージが風流人。

政治というよりも、和歌や漢詩といった文学面での方が印象的なイメージがあります。

今回は、藤原公任に少しスポットを当ててみます。

見ていくのは、藤原公任の百人一首。

滝の音 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ

『図説国語より』

滝の水音が聞こえなくなって長い年月がたったけれど、その名だけは世間に流れ伝わり、今も知れわたっていることよ

『図説国語より』

こちらの和歌は、京都の大覚寺の古滝が、水が枯れて跡だけになっていたことを詠んだものだといいます。

今も京都の大覚寺には、名古曽滝跡があるようです。

大覚寺に行く機会のある方は、名古曽滝跡で公任の気分を味わってみてはいかがでしょうか☺️

歌人としての公任は、紫式部や清少納言からも一目置かれていたといいます。

道長のように政治で才能を発揮する人もいれば、公任のように歌人として才能を発揮する人もいる。

平安の世でも才能の活かし方は様々。

それも身分が高いからこそ、才能が活かせるという事だったのでしょうが。

やはり、平安時代の身分制度というものは見ていて心苦しいものがあります。

身分にとらわれず、やりたい事や得意な事を活かしやすくなってきたこの世の中に感謝ですね。

そんなこんなで、道長・公任・斉信・行成それぞれの活躍がこれからも楽しみです。

平安文学の勉強をしていても、歴史はさっぱりなので毎回とても勉強になります。

次回は、長徳の変。
はじめて知った歴史の事件なので、ドラマを見ながらしっかり勉強したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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