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大河ドラマ「光る君へ」第16話~香炉峰の雪を振り返る

こんばんは、もちまるです。

今回は、大河ドラマの感想です。
ネタバレありますので、ご注意ください。

今回は、『枕草子』の「香炉峰の雪」の場面が出てきました。

「香炉峰の雪」といえば、高校の古典で出てきた場面ですね。

定子が、清少納言に向かって「香炉峰の雪はいかがであろうか」と問うと、清少納言は簾を上げる。

これは、白居易の詩「香炉峰の雪は簾(すだれ)を撥(かか)げて看る」の一節がもとになっているといいます。

とっさの定子からの問いかけに、すぐに白居易のことだと分かって簾を上げる清少納言の賢さが伺えます。

平安時代は、和歌や物語の中に、他の作品の和歌や漢詩を引用する事も多いので、文学の教養がないと同じ土俵に乗れない、そんな敷居の高さというようなものを感じます。

現代は、注釈書があるので簡単に作品を理解する事は出来るのですが、当時はあまり注釈書もなかったでしょう。

清少納言や紫式部をはじめとした当時の女流作家たちがいかに教養が高かったかを感じます。

高校生の時にこれを習った時は、ぼんやりと清少納言は賢いなぁ…というイメージだったのですが、やはり実写化だと分かりやすいと感じました。

これから高校の古典は、この場面の映像を授業で流したらいかがでしょうか…?(笑)

出ている方もみんな美男美女だし、とても分かりやすい。
ビジュアルから入ると小難しい古典も親しみやすくなりますよね。

そんな事を考えた今回でした。

そして、まひろと道長の久しぶりの再会。
大石さんの脚本はやはりどこか胸がドキドキするものがあるなぁと感じます。

まひろが早く元気になりますように…

以上、今日は簡単な振り返りでした。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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