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大河ドラマ「光る君へ」17・18話 忘れじの行く末までは…の和歌とそれぞれの生き方

こんばんは、もちまるです。

つぶやきでも投稿したのですが、先週「光る君へ」の録画が出来ておらず、再放送まで17話が見れない事態に…!
やっと17話が見れました。

その為、今回は2話まとめて振り返ろうと思います。

17話 道隆の口ずさんだ和歌


道隆の最期の場面で、妻の高階貴子に和歌を口ずさむ場面がありました。

この和歌は、貴子が詠んだ和歌で百人一首にもなっています。

忘れじの 行く末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな

新総合 図説国語 より

「いつまでも忘れまい」という約束が遠い将来までは頼みにしがたいので、その言葉をいただいた今日を限りに、死んでしまいたいと思います。

新総合 図説国語 より

やっぱりこの時代の和歌表現はとても素敵ですね。

他の書籍でも和歌を調べてみたところ、
詞書に「中関白かよひそめ侍りけるころ」とあります。

中関白は道隆のこと。

道隆が貴子のもとに通い始めた頃に、貴子が詠んだ歌なのですね。

2人が愛し合い始めた頃の和歌を亡くなるその時に口ずさむ。
何て素敵なのだろうと思います。

優しい印象の道隆は、年を重ねるごとにどんどん横暴な印象に変わっていきましたが、
貴子との最期の場面はとても優しく見えました。

切なく儚いけれども美しいひと場面でした。

18話 道兼の退場そして定子


今回、印象的だったのは道兼の退場でした。

やっとこれから…という時に病に倒れてしまう。

何て悲しいことでしょう。

色々と悪いイメージも多かった道兼ですが、やはり心が痛みます。

そしてもう一つ印象的だったのは、伊周と定子。

伊周が定子に、皇子を産め!という場面はぞっとするくらいの気迫がありました。

この時、定子は19歳、一条天皇は15歳。

まだまだ子供といってもいい年で、家の重い責任を押し付けられる辛さ。

一条天皇と兄の伊周の板挟みのような辛い立場でもありますね。

当時位の高い女性は、やはり家系を守る為に利用されていたような要素も多く、心の痛む部分でもあります。

もちろん皆が皆と言うわけでもないですが、やはり女性の生き方を考える中でも平安女性の生き方というものは考えさせられるものがあります。

道隆の家系と道長の家系。
これから両者がどのような関係になっていくのか、ドラマを見て勉強していきたいと思います。

以上、ざっくりではありますが2話分の振り返りでした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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