プロレス初心者がWWEを観に行くまでの話 #3

1週間に1回は投稿しよう、と思い、11日ぶりになってしまいました。
noteを始めてしばらく経ちますが、プロレス界隈の記事が多く、いろんな方の投稿を読んでとても楽しく、またいろいろ勉強になります。
さてさて、前回、「プロレス スーパースター列伝」という教科書を見つけた話の続きです。

むさぼるようにスーパースター列伝を読破し、プロレスのこれまでの歴史というパズルのピースが少しずつ集まってきたような感覚を覚えました。

そもそもこれまではプロレスに興味が無かったということがもちろん最大の理由ではありますが、テレビなどでプロレス好きな芸人さんたちが「ブロディが~」「カブキが~」「力道山がジャイアント馬場をアントニオ猪木よりえこひいきして~」など面白いエピソードを話しているのを聞いても、プロレスラーの名前すらおぼろげなので、それを踏まえたいろんな出来事や試合の話を面白おかしく話ていても、ぜんぜん理解できていませんでした。

それらの記憶のピースが、プロレスという大きな世界の登場人物の顔と名前が、本当に少しずつではあるもののハマって来たような、そんな感覚がありました。

漫画を一通り読み終えると、やはり動く映像でも試合を観たくなります。
とはいえ、YouTubeなどでバラバラと観ても背景や歴史が分からないと、ダイナミックな動きですごいな!とは思っても、体重がイマイチ乗っかりません。

そんな時に、Amazon Primeでくりぃむしちゅー 有田さんのやっている「有田と週刊プロレスと」という番組を見つけます。
週刊プロレスは知っていましたが、ん?それを解説する番組なのかな?と思い、シーズン1から見始めて観ると、これが!!異常に分かりやすく面白く、ぐいぐい頭に入ってきます。
有田さんの話の構成のすごいスキルと、自身ですべて1ファンとして身を通して体験してきたことからなのか、画面を通しても熱量そのまま伝わってきます。
スタッフが用意するこれまでに発刊された週プロが封筒に入っていて、その表紙になっている出来事を軸に、番組が展開していく流れなのですが、冒頭その封筒を渡されそれを見て有田さんが「あーーー!これは」とか「うーーん」とか、またある時は笑ったりしている時間がだいたい1分くらい?あり、それ以降はその表紙の出来事の背景や時系列、登場人物の相関図を描いて説明が始まり、番組終盤でその表紙の出来事になぜ至ったのかというオチでしめる、これ以上分かりやすいプロレスの説明はないんじゃないか、という内容でした。
ネットのどこか記事で読んだのですが、番組自体に台本はなく、すべて冒頭の有田さんの「うーんこれは」とかうなっている1分程度の時間で、頭の中で構成を組み立てているそうです。

いつも通っているネイルサロンのネイリストさん(まったくプロレス興味なし)につい、この話をしてしまうほど、この番組にのめりこんでいきます。
(有田さんの説明そのままをネイルに行くたびにしていたところ、このネイリストさんもどっぷりプロレスファンになり、今では一緒に試合を観に行くようになりました。)

スーパースター列伝を読んで「動く実際の映像を観たいな!」と思って探していたところに「有田と週刊プロレスと」を見つけて、真夏にのどを鳴らして氷水を飲むように見続けていて、「この番組って、肝心のプロレスの映像は無いじゃん!」と、ふと気づきます。
でも映像以上に立体的に話が体を通して入ってくる有田さんの話術って、正直、恐ろしいとすら思いました。

この番組が主に新日本プロレスのこれまでの因縁、試合、人物相関図を軸に話が展開していくので、当然、新日本プロレスの名試合を観たくなり、番組内でも言及があった「新日本プロレスワールド」動画サイトに、とうとう行き当たります。
さっそく入会し、ケニー オメガ選手が外国人選手として史上初優勝した2016年のG1 Climaxのマイク、また、マサ斎藤選手の「戦意喪失」で試合に勝ったアントニオ猪木との「巌流島対決」、2002年の北海道立総合体育センターでの「猪木問答」などなど、有田さんの番組で知った試合や出来事を新日本プロレスワールドで復習する、という何とも贅沢な仕組みができあがりました。

こうして着々と、初の試合観戦となる2023.6.9の予習を進めていきます。

次回へ続く。




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