gonja

遺書

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最近の記事

拝啓エヌちゃん

 雨の日だからこそ網戸にして音を堪能したくなる。雨が勝手に家の中まで入り込んでくるけれど、まあたまには許してみる。    雨の音がすきだと誰かに話したとき、そういってる自分がすきなのではと言われたことがあった。そのときはそうかもと笑って返すことしかできなかった。いま改めて考えるとソレがすきな自分もおおいにすきだし、それでハッピーになれるならそれで良い。  なーんて雑談は置いておいて、     さっきまでそこにはエヌちゃんがいた。大学時代の友人で、地元から車で遊びにきた。昨日

    • あのこのゆくえ

       彼について記録するのは3回目であり、これが最後だ(と祈る)。  先日メッセージで”たぶんあなたのことちゃんとしっかり好きになってしまった”と伝えた。彼はめちゃくちゃ嬉しいと言うだけで、世界中の乙女が求める答えは与えてくれなかった。    この曖昧な関係に名前が欲しかった。疑うくせに期待はやめられないからいつも勝手に裏切られた気持ちになる。馬鹿かよ。  ちゃんとあって話そう、と最後はきれいに終わらせようとするの何なんだろう。恋人と別れるたびに思う。会うと余計につらくなるの

      •  つぶやきが多くなるが、今年もきっとこっちでの夏祭りとは疎遠だと思う。夏の夕暮れの匂いが一番孤独を感じる。

        •  気持ちを伝えると友人に宣言し続けて、やっとの思いで気持ちを告げた。わたしが一番本音を言える文面で伝えた。わたし自身も彼のことを都合の良い相手としないために。ずっと苦しかったけど伝えることでだいぶ楽になった。返事はまだない。

        拝啓エヌちゃん

        • あのこのゆくえ

        •  つぶやきが多くなるが、今年もきっとこっちでの夏祭りとは疎遠だと思う。夏の夕暮れの匂いが一番孤独を感じる。

        •  気持ちを伝えると友人に宣言し続けて、やっとの思いで気持ちを告げた。わたしが一番本音を言える文面で伝えた。わたし自身も彼のことを都合の良い相手としないために。ずっと苦しかったけど伝えることでだいぶ楽になった。返事はまだない。

          かたつむりから進化したい

           久しぶりに、ひとつ年下の彼についていま感じることを綴ってみる。あの日以来、数回会った。仕事終わりに長距離のランニングに付き合ってもらったし、彼の友人も紹介してもらった。    わたしのことを彼はどのように説明したのだろうか。ただの友達としてだったら少しやだな、と思ってしまうことは欲張りなことなのだろうか。心が読めたなら、アナタの中身を真っ先に覗きたいと思う。     先日は有給だったので、彼とキャッチボールをして、カレーを作って、パフェを食べた。まるで付き合いたての恋人のよ

          かたつむりから進化したい

          それもなんだかセクシーで好きだ

          全力疾走で飼い主を散歩するわんこ 別れようと思う、そう一番に伝えたのは母だった いつだって頼れるオンナ 孤独を埋められるのは他人ではなく 自分自身だ ラッキーストライクをベランダで吸う 思い出すのは洗濯機が置いてあったあのベランダ 思い出は美化される、それでいいと思うようになった なんでも綺麗が一番なんでしょ? 2リットルの水なんて毎日飲んだら 生涯行くトイレの年数増えてしまって勿体ないよ、そう思わない? 全部自分が悪いと思うことが最善の解決策だと思っていた yo

          それもなんだかセクシーで好きだ

          今日なにしてたの

          今日なにしてたの 自分も答えられないので相手にも聞かない  なにを言うとひとは傷付くのかわからない いつの間にかわたしは相手の話を聞くことしかできなくなった "あなたのために頑張る" そういうことができなくなった26歳と4か月と少し ひとを信じられないので 見返りも求めない わたしは強いオンナ 趣味のサブスク月額3,000円、仕事で忙しくて使えなくても 許してよね 大切なひととラブホテルをあとにする 雨が降っているとなお良し このひとと付き合いたい より このひと

          今日なにしてたの

          親友に告ぐ

          バッティングあるセンターからの帰り道によった餃子の王将で 脱輪する老夫婦 困っている他人に寄り添う、躊躇うわたしと すぐに駆けつける淑女 IKEAの机でお菓子を頬張ったし、たばこも吸ったし、インベランダ 丁寧な暮らし それを目にして素敵だと思った だから真似して5年目になる 優しいひと 一緒にいると自分もなれた気がする …それじゃだめ? 26歳、仕事終わり 本日の個サル 同級生のなかで一番元気だよねと笑いあう 休日の居酒屋でビールを注文 半分飲んで残りは決まって 

          親友に告ぐ

          タイトル未定の春

          夜に裏路地でなわとびする大人 天気が悪いとか良いとか、良し悪しって誰の基準なのか はやく大人になりたいと思わなくなった これが大人になった証拠か 花瓶は花のお墓と本で読んだ わたしも最後は花瓶の中で眠りたい 上司に言われちゃ、冗談も本気にしてしまうよ それくらいわたしは真面目 頑張ろうと意気込むが 何を? スキマ時間を探せというが 映画を観る時間もスマホをさわる時間もスキマではないので資格の勉強なんてしなくていい 中途半端に読んだ本は あちらで読むのでぜんぶ棺桶

          タイトル未定の春

           楽しみだった時間が、どこかへ消えた。ひとりでに逝ってしまったので追いつけない。もしかしたら、もうこれっきりなのかもしれない。最初からわかっていたはずだったのに、アレが勝手に募っていくから、忘れていた。リンジューラヴってこと?

           楽しみだった時間が、どこかへ消えた。ひとりでに逝ってしまったので追いつけない。もしかしたら、もうこれっきりなのかもしれない。最初からわかっていたはずだったのに、アレが勝手に募っていくから、忘れていた。リンジューラヴってこと?

           だらしないって楽だ。そんな人間になることをも風情と思えてしまうわたしはしがない。平日でも決まって午前4時半に目覚めるようになった。大切な人は大切にできるのに、一番つかめそうでつかめない自分自身を大切にできているのか、それが最近の悩み。なんて考える日曜の夜。

           だらしないって楽だ。そんな人間になることをも風情と思えてしまうわたしはしがない。平日でも決まって午前4時半に目覚めるようになった。大切な人は大切にできるのに、一番つかめそうでつかめない自分自身を大切にできているのか、それが最近の悩み。なんて考える日曜の夜。

           何年ぶりのパフェか思い出せない。ひとつ千円以上したので驚いた。仕事の話をしたり、こっちのも美味しいよ〜と分け合ったり充実した休日だった。

           何年ぶりのパフェか思い出せない。ひとつ千円以上したので驚いた。仕事の話をしたり、こっちのも美味しいよ〜と分け合ったり充実した休日だった。

          きみを嫌いな奴はクズだよ

           なんの予定もない休日、いつもの本屋さん。いつもは好きな作家さんの本や、SNSで見つけた気になる小説を目的としてそのコーナーへ向かう。  いつもは行かない奥側の本棚へなんとなく向かった。そこは短歌の世界。タイトルと本のデザイン惹かれて手に取りパラパラ捲ると衝撃だった。  そこには凡人では決して思いつかない一文が永遠に記されていた。早々と本屋さんを後にした。早くこの本を読みたかったからだ。  短歌は学生時代に習ったはずだが、初めての出逢いのような感覚だった。思わぬところで思わ

          きみを嫌いな奴はクズだよ

          たぶん、好きです

           写るんですを現像すると必ず1枚はある、あのときのあの場所をそのまま写せなかったもやもや写真。  地元のたまに通っていた道。忘れぬうちにこの場所へもどれと神様からのメッセージと受け取る。  ところで神様、あのひとに向いたこのもやっとした寂しく儚い気持ちはどう受け取り、どう消化すれば良いのでしょうか。わたしの中のソレを認めてしまうと後々虚しくなるだけなのでしょうか。  神様からの音沙汰はまだない。たくさんある感情の中で、アレの気持ちだけが先走る。  いつだって人を好きになること

          たぶん、好きです

          読むよりまえに

           少し前にエーリッヒ・フロムの“愛するということ“という本を購入した。一章節読んだが、今のわたしには読むのが少し苦しかった。愛することを知らないという現実をとことん突きつけられる著書であったからだ。この本を全て読む前に愛することはどういうことなのか、自分なりに考えてみる。  “愛する“ことは少し照れくさいもので、わたしという一人間が軽々しく語って良いものではない。そのくらい尊く、清らかなものである。なので恋人ができても愛してると言ったこともないし、言ってくるような人とも付き合

          読むよりまえに

          かたつむりになりたい

           最近、ひとつ年下の友達ができた。この歳になって仲良くなれるなんて、とても嬉しい。今日はそんな彼のことを中心に、思うことについてnoteに残してみる。  まず彼は野暮なことは聞いてこない。例えばなぜこのプラットホームにいるのかとか、過去のこととか、そういう知らなくてもいいこと。わたしも聞かない。  彼を例えると、動物でいえばスタイルの良いシマウマ、花でいえば紫に近いピンク色のチューリップ、音楽でいえば羊文学、情景でいえば寒いねといいながら旅先の屋台で食べるおでん、休日のコーヒ

          かたつむりになりたい