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【障害者雇用②】~働きたい人が働きやすい環境を!「奥進システム」長年の関わりと経験~


■最初に

こんにちは!サイボウズのもっちーです😊

ほとんどの従業員が障害当事者の奥進システムさま!

前回は、きっかけのお話をしました。
今回は、20年という長い期間どんな関わりをしてきたのかのお話です。

〜奥進システム〜
Webサイト:https://www.okushin.co.jp/
X(Twitter):https://twitter.com/okushin_sys



奥進システム 代表奥脇さん


■長年の関わりと経験

〇創業25年、20年は社会課題や就労困難に関わってきた



今、創業25年なんですけど、20年ぐらいは、
社会課題に対してや、就労困難な人たちの活動をしてきました。
と、奥脇さん。


例えば、こういう人だったら働けるのになあ。って、
うちではちょっと無理だけど、あの会社だったら働けるかもしれないな。
会社を紹介しますか?なんてことをしていくうちに、
ネットワークが広がっていきます
そして、ネットワークを広げていくうちに、
たくさんのことをやることになります。

実際にお会いした時に、さまざまな活動のお名刺をいくつもいただきました。

いろいろと相談を受けているうちに、
あらゆる人に相談をされることになります。
仕事をしたい人も、雇用をしたい人も、特例子会社も。


〇色んなからの相談


奥脇さんは、特約会社さんに相談持ちかけられることも多いといいます。
特例子会社さんの集まりに結構行くので、
こういうところ知らないか、みたいな感じだったら、
お繋ぎしましょうかとか、そんな感じです。

そういう形で、いろんな方の相談に乗っているのには、こんな理由もあります。

うちの会社は、12人の小さい会社なんで、
課題解決をすることがなかなか難しいかもしれないですが、
こういう連携とか情報交換することによって、
もっとたくさんの社会課題を解決できる。
そういった土壌が作れないかな
という想いで動いています。


〇重度の障害の方


奥進システムさんには、重度の障害の方も働いています


腰から下が動かなくて、指も動かない人もいますし、
トラックボールでマウスの代わりにしている人も2人います。
人工透析している人もいます。
重度障害者は3人で、あと障害者は7人いるんですけど、
精神の障害が3人と発達障害です。


最近の障害者雇用で多いのは、精神障害の方ですね。


と、最近は精神障害の方も受け入れがどんどん進んでいることをお話くださいました。
なぜ、精神障害の方の受け入れが進んできたのかは、また次回お伝えします!


〇大変だったおはなし


やっぱり聞きたくなってしまう、紆余曲折のお話を聞いてみると、

それよく聞かれるんですよ。
これが、すごく難しいです。
もともと楽しめる性格なんですよね。
社員にも言われるのは、トラブル対応も楽しそうにしているということ。

つらい時もあるけれど、要は改善点を見つけることができるので、
喜びがあり、面白いと思っています。


社員も一緒で、こんなことをするんだなっていう面白さはあって、
それなら、こういう風にやってみようかな。となります。


なんか、壁にどんどん頭つけて自傷行為をする人もいて、
心配するし、深く話を聞いてみて、

「なんでそんなことしているの?」って直球で聞きに行って、
「そうなった場合、どうしたらいいの?」


だって、そうなることがあるのだから、それはどうしようもない。
でも、そうなった時に周囲になにができるのかってことやんっていう話。


「そうなったら、僕に命令してください」
「単純作業をやれって命令してください」って、言われました。


解決策を本人が知っていました。

それから、2回ほどそういったことがあって、
本当に単純作業をお願いしました。
そして、30分ぐらい放置すると、本当に落ち着いてきます。

行動を抑えることはできないけれど、落ち着く方法は知っている。
これってすごいことですよね。


〇障害プレゼン


自分マニュアルではないですが、前述のような対処方法とかって、
その都度確認しているのですか?
と、お聞きすると

みんなで全体会議を月に1度やったりしています。
そういう問題があっても、みんなに伝えとかなきゃいけないなっていう時は伝えます。

あと、新入社員さんが入ってきたら、うちは全員で「障害プレゼン」
っていうのをやるんですよ。

言いたくないことは言わなくていいけど、
これ言っといたほうが、働きやすくなるから
っていうのは、
みんなに知っといてもらう必要があることを伝える、プレゼン大会です。

障害者雇用の取り組み紹介マガジンはこちら


■最後に


最後までありがとうございました。

してしまう行動は仕方ない、それなら対応方法を教えてもらう。
シンプルですが、とても素敵な対応方法に思います。
問題行動をしないように本人に抑制するのは、病気からしていることもあるので、難しいことですが、周囲が対応方法を知ることで、障害をなくしていくことはできるのだなと感じました。

次回は、精神障害者の雇用が増えている、なんでなのかのお話です。
次回も見てもらえると嬉しいです😊


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