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【障害者雇用③】~働きたい人が働きやすい環境を!「奥進システム」ノウハウの共有と変化~


■最初に

こんにちは!サイボウズのもっちーです😊

従業員のほとんどが障害当事者の奥進システムさま!

前回は、どんな関わりをしてきたかお話してきました。
今回は、ノウハウの共有についてのお話です。

〜奥進システム〜
Webサイト:https://www.okushin.co.jp/
X(Twitter):https://twitter.com/okushin_sys



奥進システム 代表奥脇さん


■ノウハウの共有と変化

〇精神障害、雇用のノウハウが増えてきた


奥脇さんは、20年障害者雇用をしてきて、
たくさんの相談も受けてきました。

先駆的に動いている方から見ると、
身体障害の方は、今はマーケットにはいないといいます。
今は、精神の方の障害者雇用のノウハウが増えてきました


奥進システムさんでも、ノウハウを広げたい思いもあり、
SPISというソフトウェアを作って、ノウハウの共有をしています。


うちは小さい会社なんで、できることに限界があります。


どんな時にどんな風な前兆があるのか、
どういう声掛けをするのか、
そういう事例を共有
するツールを使ってもらいながら、
情報交換的にやっています。

奥進システムで開発や、保守メンテナンスをしていますが、
ボランティア価格でやっています。
あくまで、ノウハウ共有してほしい気持ちで作っています。

気になった方がいましたら、動画みてみてください
https://www.spis.jp/video_introduction.html


〇メンタルヘルス対策におすすめSPIS


せっかくなので、SPISのおすすめポイントを聞いてみました。


おすすめポイントは、メンタルヘルス対策に関してはすごく効果的です。
実証データはたくさん研究結果で出てるので。


そうすると、
本人が大丈夫だと思っていても、
周囲からみると、最近様子が変わってきたことが分かってくる
こともあります。


あと、メンタルヘルス対策全般に使ってもらえます。
社員のメンタルヘルス対策として、
そういうコンセプトで作っている
んですけど、

今使っていただいているのは、精神障害の方の職場定着が目的になっていることがほとんどです。


〇メンタルの状態を可視化すると?


メンタルの状態を可視化することで、
自分では今の状態が分からなくても、
職場の同僚とか、担当の人と一緒に自分の状態見ていて、
セルフケアもできたり、担当の人と、
今ちょっとテンション高いよとか。
客観視することが出来てくるようになるといいます。


ちょっと落ち気味だねっていうことも、自分ではわからないけれども、
そういう傾向は見えていて、
少し落ち気味が続いていると、ガンと落ちるなど、
周囲の人でもわかるので、データとして蓄積してグラフを見ていくことをしています。

デモの動画もありました。
https://www.spis.jp/video_use.html


前兆をつかむっていうことと、
その人の状態を可視化するっていうのに、特化しているのですが、
一番肝心なのは、その職場の環境づくりの視点を大事にしています。


〇障害者雇用でモチベーションを考える


奥脇さんから面白いお話を教えてもらいました。

特例子会社の社長さんが福祉というか、障害者雇用に目覚めることが多いんですよ。
ということ。


もともとは、全く別の部門で働いていた人が、
定年前に特例子会社の社長になるケースがとても多い中、
定年退職後にも
「もっと関わり続けたい、どこかありませんか?どこか紹介してください」と奥脇さんに相談されることが多いそうです。


話を伺っていると
だいたい、特例子会社1年目に、今までの経験から、会社の仕組みや利益について考えたり、効率の良い経営について考えている。

2年目になってくると、結構勉強してくる。
こういう働き方もあるんだ。認めていかなきゃいけないんだ。
そんな気持ちから勉強を始めます。


3年たつと、どう?うちの特例子会社。みたいな感じになってくる。


それは、障害者雇用で働いている、
障害当事者のモチベーションの高さに刺激を受けているからということもあります。


会社ってモチベーションマネジメント的なことを、
結構いろんなことをしなさいと言われて、やらなきゃいけないことが多い。


でも、障害者雇用って働きたいと思っている人が来る。


特例子会社を作るくらいの大きな会社に対しての、
モチベーションの高さもある。
こういうところで働けて幸せですって、言われる。

そうすると、

そうそういう役割も企業にはあるんだな。

と感じてくるのが、2年目くらいなんですよ。


今まで、障害当事者と関わってこなかった人も、
当事者のモチベーションの高さを感じて、
多様な働き方について考えていき、
退職後も、障害者雇用関係で役割を見つけていると思うと、
当事者と関わることで、周囲が変わっていくことって本当に多いですね。


■最後に


最後までありがとうございました。

精神障害の方の採用で、メンタルの変化という課題は当事者も企業側もあると思います。優しさからの起こりうる想定からの心配もありますよね。
そういう時に、客観的なデータをお互いに見ながら傾向を伝えあえることができると、納得できる話し合いを、状態が悪くなる前にできる事がよいなと思いました。

次回は奥進システムさまの最終回、長年障害者雇用に関わってきているからこそ感じる変化についてお伝えします!
次回も見てもらえると嬉しいです😊


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