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【#006】海遊館に行って考えたこと

昨日からのチケット繋がりの話題です。

このGWに海遊館に行ってきました。
学生の頃に来て以来なので、かれこれ10数年ぶりに訪れたことになります。

海遊館と言えばジンベエザメ。
中央の大水槽の周りをぐるぐる回りながら降りていく、
という観覧のスタイルです。

博物館や美術館と比べても入場料だけでも結構な
金額がする印象の”水族館”という施設ですが、
これだけの水槽や海の生き物たちがいたら、
そりゃそうだよな、とも思うわけです。

ここでは近隣の水族館とも比較しながら
海遊館の料金について考えてみたいと思います。



⚪︎海遊館の入場料金

公式サイトによると以下の通りとなっています。

https://www.kaiyukan.com/info/admission/ より

GW等の繁忙期はDの価格設定となり、
通常時より約1.3倍の価格設定になるとのこと。
(HP上の表示だとB,Cの料金体系についてはいつ適用されるものか、
 現在はわかりませんでした。夏休みとかの長期休み期間中かな?)

近隣の水族館はどうか?

・京都水族館

https://www.kyoto-aquarium.com/about/price/index.html より

・atoa(神戸)

https://atoa-kobe.jp/information/ より

・城崎マリンワールド

https://marineworld.hiyoriyama.co.jp/information/info01 より


以上のようになっています。
大体相場感としては大人1人2,500円前後といったところのようです。


水族館の収支は?

これだけの大水槽、生物、設備を揃えている水族館というもの
自体がそもそもランニングコストめっちゃ高いのでは?と
気になってきたので少し調べてみました。

https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/ir/zaimuinfo/data/2023/r0503ki4q20230602_siryou.pdf より

近鉄グループホールディングスの2023決算資料です。
(最新のものはちょうど取りまとめ中ですね。)

営業収益で67億9200万円。
2022→2023にかけて水族館事業の伸びが93.7%!
コロナ明けだったこともあってか、
かなり伸びている(戻っている?)ようです。

収支自体は連結決算になっているため、
海遊館単独のものはわかりませんでした…


水族館運営にかかる経費

収支はよくわかりませんでしたが、(分析力が甘い疑惑…)
支出内訳がわかる資料が載っていました。

https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/52039/1/thesis_sugawayasuko.pdf より

これは全国の水族館施設の運用実態をまとめたレポートですが、
支出の一番は人件費とのこと。
エネルギーや動物関係費もそれなりにありますが、
人件費が突出して大きいのには少し驚きました。


あれだけの施設を運営するには、設備も大事だけど、
最終的にはマンパワーなんだな、ということがよくわかりました。
また継続して調べてみたいと思います。

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