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身近な人への愛情がヒット商品にー絆創膏の誕生ものがたり『「いたいっ!」がうんだ大発明』

包帯の会社に勤めるアールさんのお話

小学生の頃、ウオノメができて絆創膏にお世話になったマカロンです。我が家の次女5歳の夢は「大工さん」。星座占いの本ばかり読んでいる小3の長女と年長の次女が一緒に読める絵本を探すのが最近楽しいです。

今日はこちらの絵本。今から100年くらい前にバンドエイドを発明したアール・ディンクスンさんという人のお話です。

台所でケガをしたジョゼフィーンさんへの思いやりからバンドエイドを思いついたのですが、最初からこんなに世界でヒットしたわけではなく、そこまでのもっていきかたが面白いです。

8才と5才の子どもの反応

大人から見ると「ちょっとしつこい!?」と感じてしまうようなことでも、子どもは可笑しくてたまらない。これがこの絵本の「クセになる」ところ。

ストーリーの運び方がミニオンズの映画のはじめの方に似ていて、一つ一つのシーンに子供がしっかりくいつく、翻訳家の方のおかげで、子ども達が作家の言葉をそのまま聞いているような感じです。

5才の娘は住宅を上から見た絵のようなページがあるのですが、そのページが一番好きと言っていました。8才の長女は、「ぶきっちょさんなジョセフィーンさんがおもしろい!」と言っていました。

ジョンソン・エンド・ジョンソンってすごい会社なんだ

絵本の中に出てくる社長さんのお名前がジョンソンさんだったので、「もしかして」と思って調べたらやっぱりアールさんはジョンソン・エンド・ジョンソンの社員さんだったんですね。

確かに「アールさんは、包帯を作る会社に勤めていました。」と書いてありました。

会社のサイトにもこのような紹介がありました。

アール・ディクソン:バンドエイド®救急絆創膏の発明者
アール・ディクソンEarle Dicksonはジョンソン・エンド・ジョンソンの創業期の社員でした。彼の妻は、料理の際にやけどや切り傷など指の傷が絶えませんでした。当時はまだ救急絆創膏がありませんでしたが、アールにはいいアイデアがありました。ジョンソン・エンド・ジョンソン製の絆創膏とガーゼを利用して、ガーゼを小さく切って、一定間隔で絆創膏に貼り、クリノリンと呼ばれる薄い布で被覆しました。アールがこの発明を上司に報告したことからバンドエイド®救急絆創膏が誕生しました。1921年にバンドエイドの製造を開始し、ジョンソン・エンド・ジョンソンの最もよく知られた製品のひとつに成長しました。(https://www.jnj.co.jp/our-heritage/people-who-brought-change)ジョンソンエンドジョンソンのサイトより

かわいい絵と面白いストーリーのおかげで、当たり前に享受している現代の便利さの1つである絆創膏のもともとのはじまりについて親子で少し知ることができました。

身近なものについて少し考える時間

我が家の子たちはなぜか絆創膏が大好きです。貼らなくて良いのに貼るし、剥がして欲しいのに嫌がる時。大した怪我でなくてもかっこいいんですかね?最近は、キャラクターのついている絆創膏もありますしね。これもジョンソン・エンド・ジョンソンの商品。

メガネに憧れるみたいな感じなのでしょうか。

国境を越え、時代を越え、日本の子ども達にも当たり前に使われている絆創膏。商品化も簡単ではなかったことが絵本で書いてありましたが、しっかり「商品化」し、世界に売り出したアールさんとジョンソン社長すごいなぁ。

国境を越え、時代を越え、日本の子ども達にも当たり前に使われている絆創膏。商品化も簡単ではなかったことが絵本で書いてありましたが、しっかり「商品化」し、世界に売り出したアールさんとジョンソン社長すごいなぁ。

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