2024/4/24
忘れていたことがひとつあった。
普通に怖い話をします。
これは今年の一月頭、大学時代からすごく親しくさせてもらっている先輩と飲みに行ったときの話だ。その先輩は女性で結婚されている。仮にKさんとしよう。ときどき、Kさん夫婦+僕でお酒を飲みに行ったりすることもあるくらいには仲が良い。
その日は確か、深夜0時頃から飲み始めた。遅めの飲み会で、スナックみたいなところで飲んだ。途中でもう一人、男の先輩のSさんも合流して3人で飲んだ。
そして深夜3時頃、僕の家で飲み直そうという話になった。途中で合流したSさんはそのまま帰ったので、Kさんと僕の二人で家に向かった。断っておくがえろいことなど一切起こらないぞ。相手は既婚者だぞ。
タクシーに乗って家に到着し、改めて乾杯。お互いへべれけになりながら、あーでもないこーでもないと盛り上がった。
飲み始めてしばらく経ち、Kさんが「お手洗い借りるねー」とトイレに向かった。少ししてから帰ってきて、「あれ?」と疑問符を浮かべた。
僕は「どうしたんですか?」と訊いた。
「あのさ、すごい変なこと訊いていい?
……いや酔っぱらいの妄言だと思って聞いて欲しいんだけど、
あれ、この宅飲み3人で飲んでなかったっけ」
「……3人ってのはSさん含めてってことですか??Sさんはウチに来ないで帰ったじゃないですか(笑)」
「いやいや、Sじゃなくて女の子」
ゾッとした。いや、お店からタクシーに乗った時からずっとふたりでしたけど、と説明すると、
「だよね〜。なんかタクシー乗ってた時からずっと3人だった気がしたんだけど……とりま飲むべ」
いや「飲むべ」ってテンションにならん! 怖過ぎる。
「ちなみにどの辺にいたような……とかそういう感覚ありますか?」恐る恐る聞いてしまった。
すると先輩は首を傾げながら辺りを見回して、目線はほんの少し上のほうを見て、しばらく黙った。そして、
「いや、よくわかんない! 飲むよ〜^^」無敵か?この人。絶対思い当たる節があった間だろ、おい。
その後、大学生の頃の様に適当に床とかで寝て、昼に先輩を起こし、お家に送った。旦那さんは家に居て、「Kちゃんと遊んでくれてありがとね〜」と言ってくれた。その際に、三人目の話をしたところ、
「まぁKちゃん結構そういうのわかるタイプだから。ドンマイ」
と言われた。じゃあもう気のせいじゃないじゃん。ドンマイって何?
ということがあったのを今の今まで忘れていて、何かきっかけがあって思い出したわけではないのだ。人と怪談話したいなぁと思っていて、そのとき話せるネタとか無いかなと記憶を辿って思い出した。
それで、もしかしたら関係がある話かもしれないのだけれど、僕の家のドア、外側の面に、女性くらいのサイズの右手の平のあとが、白くべっとり付いているんです。気がついたのは去年の11月くらいかな。え?なんか関係あるかこれ? この家来てから結構精神的に不調なことが多かったりはしてます!このやろー俺ぜってー負けねぇからな このやろーーー!!!
牛丼を食べたいです。