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【雑記】本年初めの書き散らし

もう1週間も経ちましたが、新年あけました。本年度もよろしくお願いいたします。

それにしても、まさか2024年1月1日に「令和6年能登半島地震」と名前がついてしまうほどの強烈な災害が発生するなんて、全く予想していませんでした。
しかしながら、「災害はいつ起こるか分からないものである」という当たり前のことを正月ボケしそうな頭にしっかりと叩き込ませられたような気持ちになりました。

例の飛行機事故も、こちらの地震対応の延長線上で発生した痛ましい内容となっておりました。犠牲となった海保機搭乗の5名の方々のご冥福をお祈りいたします。

色んなニュースが流れ、それに伴う色んな意見も流れてきます。中には、ホンマに心がしんどくなるものも混じっていて、本当にこう、あの時のnoteの書き綴った心境が思い出されるなと感じている次第です。


さて、今回は下記の2項目について書き散らしておきたいと思います。


・ベティの被災状況

あの地域でいえば、やはり私的にはゲームセンター ベティの被害状況が非常に気になるところとなっておりました。

Ci-enの記事内でも、またX(旧:twitter)でも、痛ましい被災状況が綴られていました。

ベティ店長さんの仕事ぶりについては、X(旧:twitter)で確認させて頂いている限り非常に精力的に動いている方である、という印象です。
また、コロナ前に実際に来訪した際にも様々なお話を聞かせていただき、目には見えない苦労の上にあのゲーム筐体たちは存在しているのだな、と感慨深い気持ちになりました。
それに心打たれ、コロナ初期の欲しいものリスト公開の際には、ついうっかりまぁまぁなお金をぶち込んでしまったのももはや懐かしい思い出です。

しかし、今回の地震で店内にもかなりのダメージが入り、並ただならぬ執念の果てに並べられたゲーム筐体にも被害が及んでいる事が投稿から見て取れます。
店長さんの今まで費やしてきた膨大な時間と手間、横のつながりの集大成がこれほど無慈悲な被害にあってしまっている事について、店長さんへの同情を禁じえません。どうかまずは、自身の安寧を優先として頂きたい気持ちでいっぱいです。

そして、もしお店の再建を目指していくというステップに以降する際には、是非とも全国的な支援の呼びかけをしていただければと思います。

欲しいものリストが公開されたら即ポチる準備くらいできてますし、もし来訪できる程度に周辺の道路状況なども復旧して、お店のボランティアを募集するというのであれば喜んで駆け付ける程度の気持ちではいます。
ワイは管理者系の資格も持っちょるから、ちょっとした現場指揮の補佐もできる自信ならありますよ。(知り合いにそれ以上のキャリアの人が多いから自慢とかできるアレではないけど)

何かしたいんだよ、俺たちも。

「震災初期は外部からできることが限られている」という事については、たった12年と9か月しか経ってない例の震災で十分に理解をしております。
しかしながら、あの時も、きっと県外の、それも遠方の方々というのはこんな心持ちだったのだろうか、と改めて気づかされる思いです。

今は店長さんや猫ちゃんたち、そして近隣の常連の方々の健康を祈り続ける事と、各方面へお賽銭をぶん投げる事くらいしかできませんが、いつでも心ではクラウチングスタートの体制をキープしておきたいと思います。店長さん、落ち着いたらいつでもピストルを鳴らしてください。

・岩手県知事のnoteについて

このタイミングでの記事の投稿は、正直驚きました。
そして、中身を拝読させていただいたのですが「超重要な資料」の塊みたいな内容で、これはなかなかすごい記録だなと内心唸りながら目を通しました。

内容には敢えて大きくは触れませんが、この公開について思う点は3つほどあります。

・noteのまとめ方が上手い

まず見ていて真っ先に気づいたのが、これです。web上で公開する文章として、区切り方のクセがライターの書くような文章と遜色ないような構成になってるな、と思いました。

場面や日時が文章内で多少前後する場面があるのですが、文章の載せ方と段落の分け方によってそこまで混乱せずにするりと見れるようになっており、視点ごとに区切って載せることを意識しているなと感じさせる構成になってました。

なので、無料公開だけど、これ誰かの監修とか入ってないの?と思ったのが最初の感想です。内容に集中しろ馬鹿野郎。

・公開のタイミングと意図について

知事本人から公開の意図の説明は特になかったと思いますので、あくまでこれは一個人の想像であることはご了承ください。

まず、知事の周りの出来事をこのタイミングでわざわざ載せたのは、「周辺知事への情報提供とエール」を一つ目の目的にしたのではないかと思います。

note内で印象的だったのは、時系列でつらつらと「出来事を羅列していく」という形式に重点が置かれている部分でした。半分以上は、当時の記録だけで構成されているんですよね。

これから同様の仕事を行う事になるであろう同業者諸君に対して、今後こういう動きが出てくると思うからちゃんとイメージしときなはれ、というエールめいた助言を目的としているのだろうと感じました。

さらにもう一つの目的について。
これを掲載することによって、県庁や知事という「立場は目立つけど目に見えにくい仕事をしている人たち」をしっかりと可視化させ、ちゃんと公務の人間も色々な仕事をしているんでっせ、という気付きを一市民にもしっかりと提供し、心ない声を出している一部の人達への牽制を狙ったのではないかと考えます。

どうしても有事の際というのは、人の本質が出てしまうものです。今のインターネッツでは情報が乱立するのが当たり前となってしまい、情報バイアスや確証バイアスの問題がコロナや某襲撃事件でも課題になったのは記憶に新しいところです。

そういった偏りが発生している人たちに、なんとか自分が公務側の実情を届けたい、という意図もあったのではないか…などと深読みしています。あまりこういう事はいいたくないのですが、達増知事の支持基盤的には、その、はい、距離も、近い、のかな、と。

ただ、文量が9600文字オーバーのため、文字を読むことが苦手な人には実情も心情も届かないかもしれないよなぁ…という部分は非常にもどかしいところです。達増さんくらいの人なら、それも承知しているうえでの公開だとは思いますが。

・時間という概念の再確認

改めて、あの時の現実も厳しいものだったよな、という事を思い出させてくれる内容でした。そして、それと同時に「たった1か月間でこれほどの動きがあったんだな」という事も再確認させられる内容でした。

1か月は時間に直すと720時間。ぶっちゃけ、これほどの動きを進めていくには全然足りない時間です。睡眠・休憩・食事などの時間を考慮すると、一体この人この1か月間で何時間働いたんだ…?と邪推したくなるようなnoteの密度でした。

そう、有事でも人間に割り当てられた1日の時間は24時間と決まっているのですから、初動の時間はメチャクチャ貴重になります。被災地で頑張っている方々の1か月間は、人生でも最上位に入るほど過酷で密度の高い時間となるでしょう。

どうか関係者の方々の心身が壊されてしまわぬよう、しっかりとしたメンタルヘルスマネジメントが現場で行われることを祈らずにはいられません。



以上、書き散らしでした。
もやし親父は、復興に関わる全ての関係者の皆さんを応援します。

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