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「3歳牡馬血統分析」と「NHKマイル2600倍的中の裏側」



 

  一年ぶりに帰ってきた!


 お待たせしました!
    いろいろと忙しく、ほぼ一年ぶりの登場となってしまった。今回は前回同様、3歳牡馬の血統分析を中心にやっていきたい(少なくとも年に一回は、M3タイプ分析をやろうと考えている。『ウマゲノム辞典』の上梓にあわせて更新しようかとも思ったが、まだその気力が充填されていないのでいつになるか分からず、とりあえずこのタイミングとなった)。加えて、今年3歳が初年度のリアルスティールマインドユアビスケッツなどの馬券を買う上でのポイントも解説しておく予定だ。
 ついでにNHKマイルCの馬単300倍を◎▲の2点目(6点買い)で的中し、3連単26万馬券も当てたので、恒例の付録企画「実践ドキュメント編」ではこれを掲載することとした。前回のドキュメントは「位置取りショック」に主眼を置いたので、今回は前半で「活性化」「種牡馬」、後半で「レース施行順」「騎手」をテーマに2回に分けてお届けする。後半の「施行(発走)順」と「騎手」は、あまり表立って解説したことがなかったので、次回(恐らく来週、古馬マイル路線のM3タイプ分析と共にお届けする)を楽しみにして頂きたい。実際、今回武豊がL系位置取りショックをせずにダノンタッチダウンが3着なら、3連複410倍1点目的中、3連単37万馬券も2点目的中と更に破壊的な結末だったので、やはり騎手もM的視点で予想に組み込むことは重要と言える。
 その中で現在発売中の雑誌『競馬王』で書いた「万馬券を2点目以内で当てるテクニック」の話にも触れる予定だ。競馬王が出版された後に頼まれていた読者プレゼント予想で、早速そのテクニックをそのまま適用して2点買い予想の1点目で240倍を当てるというなかなかの離れ業を演じたので、読者にはリアリティがあって楽しめる内容になったと思う。

M3タイプ分析~3歳牡馬編~



今年も面白い連中がやってきたぞ


 その前にサッと3歳牡馬のM3タイプを分析しておこう(各項目の詳細は、用語集参照のこと)。
 CSLのタイプ表記は馬の性格を表し(敢えて細かく分析過程を紹介する目的で、例えばCLで済むタイプでも、CL(S)など、存在要素を出来るだけ載せている)、「オプション」はその馬が激走しやすいタイミングを表したものになる。オプションの使い方は前回の「~ジオグリフを例に~」を参照して頂きたい。

LC(S)   サトノグランツ
 比較的まじめでまとまった量系で、余程揉まれたり使い込まなければ自分の力は出せるので力の見極めがポイントのタイプ。高速上がりも出せるが相対的にはある程度消耗戦がベター
 オプション(延・重・坂) 距離(22・24・25) 状態(平行

SC(LC)   シャザーン
 母系から、ロードカナロア産駒にしては比較的量があって上がり勝負でしぶとい。そのぶんの硬さはあるが、使われてタフさを増していくタイプ
 オプション(延・特・重・開) 距離(22・20・24) 状態(平行

LC(S)   スキルヴィング 
 量と体力の比重が大きく、ブレーキを掛けずに外から一気に加速する競馬で強い。高速上がりか、逆に道悪でばらけてのパワー勝負で揉まれない形が理想。詰めて使うと硬くなりやすい
 オプション(開・延・広・外) 距離(24・22・20) 状態(平行

S(LC)   ソールオリエンス
 量とパワーの排出量が父産駒の中でも相当大きい。そのぶん硬さがあり、詰めて使うと良くなく古馬になれば反動も出やすい。もちろん揉まれない競馬向きで、極端な馬場適性が高い
 オプション(延・開・巻・坂) 距離(22・20・24) 状態(平行

LC     タスティエーラ
 サトノクラウンはキタサンブラックよりS質が弱く、ほぼ体力と量だけで走る。ただこの馬はテンションが上がりやすいので、ある程度馬群に入れたり、道悪などで掛からないようにしたい。パドックの入れ込みに注意
 オプション(開・広・少・重) 距離(18・20・16) 状態(不安定)

S(LC)   ドゥラエレーデ
 ドゥラメンテ牡馬らしく、体力とパワーが豊富で揉まれ弱い。上がりの掛かる前残り競馬がベストで、縦長の展開か逃げたい
 オプション(延・重・巻・詰) 距離(20・22・D18) 状態(不安定

SL(CL)   トップナイフ
 デラクレーションオブウォー産駒は硬いパワー型だが、案外叩かれながら上昇する。切れる脚はなく、上がりの掛かる差し競馬向きで、フレッシュ時だと馬群も割れる
 オプション(延・短・巻・坂) 距離(20・18・22) 状態(不安定

SC(LS)   ノッキングポイント
 この距離のモーリスらしく不器用さはあるが、闘う意欲があってパワーも十分。精神コントロールが難しく入れ込みもきついのでパドックは注意したいタイプ。左回りの方が加速がスムーズ
オプション(開・巻・短・左) 距離(18・16・20) 状態(不安定

CS(LC)   ハーツコンチェルト
 ハーツクライの中でも不器用なタイプで、外差し馬場の方が競馬はしやすいが、しぶとい長所を最大限活かすにはやはり馬群に入る形が理想。前走より流れに乗りやすいステップで、やや内寄りの中枠がベスト
 オプション(延・開・巻・重) 距離(22・20・18) 状態(平行

S(LC)   パクスオトマニカ
 ヴィクトワールピサ産駒らしく闘う意欲は強いが精神コントロールが難しく安定しない。位置取りショックや前走からのペースチェンジで気持ちをコントロールさせたい
 オプション(延・巻・交・特) 距離(22・20・18) 状態(不安定

LC(S)   ファントムシーフ
 ハービンジャーの中でもパワーの比重がかなり高く、そのぶんより硬くなりやすく鮮度が薄れると脆い。揉まれない競馬向きで捲るのも面白いが、出入りのない流れを先行しての上がり勝負がベスト
 オプション(延・開・外・重) 距離(20・22・18) 状態(平行

SL(SC)   ベラジオオペラ
 S質でかなりのパワーがある。精神コントロールするには位置取りショックが向く。間隔を詰めて使うと硬くなりやすく危ない
 オプション(重・開・短・巻) 距離(18・20・16) 状態(平行

LS(LC)   メタルスピード
 シルバーステートはかなり心身の硬い種牡馬でこの馬も硬い。道悪などクッションの利いた馬場でばらければ内枠も向く。フラットな馬場の場合は自分の競馬が出来ないと投げ出す
 オプション(重・開・交・延) 距離(18・16・20) 状態(不安定

 こうやって見てみると、今年は例年に増して非C系が多い。キタサンブラック、ドゥラメンテは非C系でも体力を伴った量系だが、シルバーステートなど硬さの強いタイプも増えてきた。揉まれ弱い馬が多いので、特に鮮度を失った夏以降はかなり荒れたレースが増えていくはずで楽しみである。

 

ドキュメント ~NHKマイルC26万馬券的中の予想手順~


 

明日の雨雲は間に合うのか?

前夜   ~何れにしても本命候補は2頭だけだ~


 重苦しい夜だった。
 天気予報が微妙なのだ。最近はこの時期でも集中豪雨の予報が多く、雨雲が掛かれば大雨、掛からなければほとんど降らない。しかも、最近の競馬場は水はけが極端に良くなって、雨が止むと急激に乾く。
 どうしたものか…。
 いずれにしても本命候補は2頭だけだった。9番人気シャンパンカラー6番人気ダノンタッチダウン。ただこの2頭は馬場に左右される。

量と体力が豊富なシャンパンカラーだが、やや活性化が足りないステップ


 まずシャンパンカラーから見ていこう。同馬は良馬場の高速上がりで2連勝して、上がりの掛かったここ2戦は連を外した。しかも前走は道悪だ。そこで、毎週「ワンポイントアドバイス」を手伝ってくれているS君は、「良馬場なら」と予想で評価していた。
 だが、ここは逆になる。良馬場では危ない。
 デビューして3戦はスローで、前走の前半35.0秒が彼の経験した最速ラップだ。今回は多頭数マイルGⅠ、しかも先行馬が大勢いる。今までで一番速い流れを、相手強化で経験することになるのは間違いない。
 したがってかなり心身に負担を強いることになる。前走より気持ちよく走った馬が上位に来るのが競馬なので、これは危ない。
 ただ例外もあって、例えばMのC要素(しぶとさの性質)が強ければ、むしろ今までに経験したことがないような厳しい流れは集中するのには向く。だが残念ながらシャンパンカラーの父ドゥラメンテ牡馬にはほとんどC要素がない。量と体力、パワーで走るL系なので、揉まれ弱い。したがってこの淡泊な臨戦過程で、ハイペースや瞬時のギアチェンジを要求される競馬だと、馬が馬群で嫌がって危険である。
 加えて、初戦はスローの流れを外差し競馬で、2戦目はスローの逃げだから、全く連勝時は揉まれていない。余計にタイトな競馬を嫌がる臨戦過程だ。
 では、何故本命候補になったのか?
 一つめは、「東京の6枠」だ。前走は小回り中山の内枠でかなり揉まれる、L系には厳しい競馬になった。今回は広い東京の、しかも外目の枠に移行したので、前走より揉まれないのは間違いない。これはドゥラメンテ牡馬には大きなプラスだ。
 もう一つは、「2走前の2000m」である。馬は似たような条件を走ると飽きてくる。2走前に1400m~1600mというマイル路線ではない距離を使っているのは、他馬と比べると大きなアドバンテージだ。
 ただこれは諸刃の剣で、今回より400mも長い2000m、しかも少頭数のスローを使っているので、忙しい流れへの経験が少なすぎる。
 3,4走前に速い流れを使っていれば、2走前のスローはむしろ我慢することを覚えるのに有利だが、スローばかりを経験してきた馬に少頭数2000mの臨戦過程は刺激が弱すぎる。この状態をMでは、「活性化(S質)が弱いステップ」と呼ぶ。
 この「活性化の弱さ」を補うものこそが、「道悪」になるのだ。道悪の場合、道中のスピードが落ちるし、ばらけやすいので、活性化が弱くても対応しやすいわけだ(「予想GP」等で毎週のレース分析を読んでいる読者なら、このデータ傾向は実際よく出てくるのでご存じと思う)。
 したがって、雨が降れば今回彼が持っている問題は解消され、勝利に近づく。この状態で「最後のピース」さえ当てはめれば、ほぼ勝つだろう

  ロードカナロアとドゥラメンテ  ~相反する2頭の種牡馬~

 その「最後のピース」は後で解説するとして、その前にダノンタッチダウンも見てみよう。彼はデビュー2戦を高速上がりで連続連対。間違いなく、高速馬場適性が高い。しかも2走前にハイペースも経験しているので、シャンパンカラーと違って活性化も十分だ。挙げ句に前走が2000mだから、距離ストレス(カテゴリーストレス)も薄い。

前走延長の重馬場で前に行ったのを活かす作戦は?

 また、そもそもがロードカナロア産駒だ。前走よりペース激化や相手強化を好む、C要素が強い。ドゥラメンテとは真逆のタイプで、前走よりハイペース激戦になることがマイナスになることは、元々少ないのだ。
 したがって雨が降らなければ最有力候補だろう。
 雨が降るとしても、陣営が心配しているほどには心配していなかった。極端過ぎる降雨にならなければ問題ない。
 というのも、前走は400mもの大幅延長+重馬場という、相当体力を費されるステップなのに先行したのが最大の敗因だったからだ。延長と違って今回の短縮には体力補完効果があるので、苦手な道悪になってもそこまで致命傷にはならない。道悪はその適性も重要だが、「今回のステップが体力を要求するものかどうか?」が大きく影響する。急坂中山への大幅延長だった前回は道悪の体力消費が甚大だったが、短縮で東京替わりの今回は、多少の道悪なら丁寧に乗ることで苦手な道悪による体力ロスは最小限に抑えられる。
 以上から、雨量によってこの2頭の着順は微妙に変動する可能性が高い。

 

  新種牡馬リアルスティールはこう狙え!


 何れにしてもこの2頭はそもそも近走に2000mを走っていて、カテゴリーストレスが薄いので、M的には結構簡単に導き出せる本命対抗だった。
 問題は残りの馬だ。どれもM的に一長一短である。パッと見は、M的に4頭がピックアップ出来た。内から5番人気モリーナ、8番人気ウインブライル、13番人気オールパルフェ、14番人気ナヴォーナだ。
 この中で2頭は比較的早い段階で評価を落とした。オールパルフェは1800mからの短縮が魅力的だが、リアルスティール×ルーラーシップは如何にも揉まれ弱い。加えて逃げて連対したことしかない馬が、今回は先行馬が多くて4枠7番だ。恐らく揉まれて嫌がる。リアルスティールは使われながら上昇していく珍しいタイプで、重いレース質でのスムーズな競馬で強い。M3タイプで表すと、SLないしLS系になる。そう考えると、そもそも前走の「延長+急坂中山の重馬場+外枠」という条件の方がより向いていた筈だ。
 ナヴォーナは相手強化で強いロードカナロアでキャリア2戦と鮮度が高いのも魅力になる。だが、それは前走も同じで、キャリア1戦で重賞という、相手強化で鮮度の高い状態だった。そこで7着は、単純にまだ力をつけていく段階とも取れるし、道悪が敗因だった面もあるだろう。そうなると今回の雨予報がプラスとは思えない。

 

  着順を決するストレスには2種類ある


 残ったのは2頭、モリアーナとウンブライルだ。
 この2頭の取捨はM的なステップ論ではより高度なものになるので、詳しく解説していこう。
 

   Mの表面的な解釈ではモリアーナ上位とみるのが普通だと思う。前走はクイーンS3着のストレスが出たもので、そのストレスで4着に敗れた後で今回はストレスが薄い。得意の東京替わりも揉まれ弱いエピファネイア産駒としてはプラス要因だ。また常識論として、前走はずっと外々を回る競馬でロスも大きかった。
 逆にウンブライルは前走で2着に激走。そのストレスがある。常識的にみても、東京で凡走した後の中山替わりで好走して、今回はまた東京だから、前走ロスの多かった東京巧者のモリアーナに逆転されると考えるのが普通だろう。だから人気もなかった。
 

2,3走前は競馬をしていないぞ!

 ただ、中長期ストレスを考えると、風景は違って見えてくる
 Mを使っているとつい短期ストレスに目が行きがちだが、中長期ストレスも同じくらいに重要な要素だ。
 モリアーナは4戦続けてマイル重賞。しかもここ2戦が共に4着以内に好走している。同じクラスで同じカテゴリーを好走していると、中長期ストレスはかなりきつくなる。しかも前走が4着とはいえ、外々回っての強引な競馬で接戦だ。蓄積ストレスが薄れるような凡走とは言い難い。
 ウンブライルも4走続けてマイル重賞なのだが、2,3走前は15着、6着と競馬をしていないので疲労は少ない。しかも3番人気15着、1番人気6着で分かるように、全く自分の力を出したものではないので、ほぼ走った感触はゼロだろう。ストレスは前走の2着だけだ。10キロ減で圧勝したエエヤン、揉まれながら3着のシャンパンカラー、強引に外を早めに捲って4着のモリアーナと比べると、その3着はスムーズな競馬によるもので、馬に負荷が掛かっている内容とも思えない。前走だけでいうなら、NZT好走組で最も疲れの少ない競馬だったのが同馬なのだ。
 このように、直近の単純ストレスだけでなく、近走を含めた心身の蓄積疲労、カテゴリーストレスを見ていくのは、ストレス分析で重要な作業になる。
 それに加えてロードカナロアはMのC要素(しぶとさ)が強いので、相手強化の内枠向きだ。逆にモリアーナは揉まれ弱いL系エピファネイア産駒だから、相手強化の内枠はマイナスになる。

 

 父と息子 ~モリアーナに横たわる巨大なブラックホール~


 ここまで考えていくと、ウンブライルの上位評価はもはや自然に思えるかもしれない。だが実は一つ、巨大なブラックホールがモリアーナには横たわっていた。
 横山典への乗り替わりである。単純に鞍上強化というわけではなく、もっとこれは「怖い話」になる。
 モリアーナが今回隠し持っている最大のカードを発揮する可能性が乗り替わりで高まったのだ。
 騎手が発動するカード・・・、そう!前回でお馴染みの「位置取りショック」だ。

揉まれ弱いL系が前走外枠から今回1枠。父はどうする?!

 彼女は2走前4角11番手で3着に好走。前走は4角4番手で4着だった。早仕掛けが前走の敗因という認識は当然陣営にあるはず。そこに差しに回る位置取りショックが大好きな横山典への乗り替わりだ。確実に今回は位置取りショックをしてくる。逆にウンブライルは前走10番手なので、位置取りショックの発動可能性は低い。前回書いた通り、速い流れでの差し決着の場合、同じポジションなら位置取りショックを施してきた馬の方が有利なのが競馬である。
 ただ、それだけでは2頭を逆転するほどではない。ここでの最大の問題はやはり「横山典」に尽きる。
 単なる位置取りショックを超えた、「恐るべきショック」を発動する可能性が高いのだ。一気に最後方まで下げて、最後に外に持ち出す…。横山典の代名詞「ぽつん最後方」である。
 これをやられると事態は一変する。モリアーナの最大の問題は、揉まれ弱いエピファネイア産駒が、ストレス時に16頭立ての1枠を引いたことなのだが、最後方に下げて外を追い込むのなら、全く揉まれる心配はなくなるので、なんらマイナス材料にはならなくなる。しかも後ろに下げる位置取りショックは体力を温存させる効果があるので、同馬が今回抱えるもう一つの問題、蓄積疲労に対しての軽減効果も期待できる。
 あとは横山典がやるかやらないかだけだ。
 最後方まで下げれば、差しの決まる流れにさえなれば最低でも4着以内は保証される。
 ここで思い出して欲しいレースがある。昨年のNHKマイルCだ。  
 そう!2着に激走したマテンロウオリオンの鞍上が横山典だったのだ。NZTで3角5番手だった同馬が、NHKマイルCで3角17番手という、ほぼ最後方の位置取りショックを発動させて激走したのだ。
 マテンロウオリオンは、シンザン記念、NZTと連続でマイル重賞を連対していた蓄積ストレスがきつかった。直近ストレスには比較的弱いダイワメジャー牡馬で、しかも内が伸びない馬場の内枠だったので、あの追い込みの位置取りショックで外を回さない限り、間違いなく昨年のマテンロウオリオンは5着以下のステップだった。あのイメージ、感触を心のどこかに抱いているのなら、横山典が意図的に最後方への位置取りショックを仕掛ける確率は高い。
 横山典が追い込みの位置取りショックを掛ければウンブライルを逆転する可能性は高いが、そうしなければステップとタイプから今回はウンブライルが確実に先着する。それがどうしようもない競馬の宿命だ。
 そこで予想では、ウンブライル3番手、モリアーナは「追い込みに徹すれば」というコメント付きで4番手とした。
 ここまでは決まったが、次にピックアップする馬がなかなか思いつかない・・・。

 そのときだ。ガサガサ、ガサガサ・・・。
 奴か・・・?
 競馬新聞の下から、何かがこっちへ向かって左右に揺れながら飛び出してくる!
 
 

     あっ、カニ・・・!



また変なやつがやって来た?

 
~次回に続く!!
 恐らく来週あたり、「マイル路線M3血統分析」、「レース施行順」、「Mの騎手論」、そしてわが家に現れた「はさみを持った新しい仲間」についても少し見てみようと思う。 

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