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芸大で学び直す漫画家 #6 譲れないこと

こんにちは!
Mナオキです(﹡’ω’﹡)

「芸大で学び直す漫画家シリーズ」第6回目は『譲れないこと』という内容でお伝えしていきます。

学業、お仕事、日常生活…

皆さんそれぞれ「譲れないこと」がきっとあると思います。

私・Mナオキはどのようなことが譲れないのか?
早速見ていきましょう。


■過去の大きな失敗からの教訓

いくつかの場所で既にお伝えしてきたことではあるのですが、漫画の出張取材先で倒れた経験が、今の譲れないことへと繋がっていく第一歩となりました。

私は現在の京都芸術大学へ進学する何年も前から旅漫画「ひょうひょう!」を連載しているのですが、アシスタントさんを雇う余裕も無く、多忙に多忙を極めて、徹夜で原稿を完成させた足で次の出張取材へ行くということがありました。

持病があるとはいえ、体調は比較的安定していた2019年のことです。(だからこそ無理ができたという面もあるのですが…)


自宅を出発した私は、自販機で缶コーヒーを購入し眠気覚ましをしながら約2時間で到着する1カ所目の取材先へ車を走らせました。

ただ、走り出して30分くらいで身体に嫌な雰囲気が起き始めます。

気持ちが悪いというか、持病であるパニック障害の発作であるというか…

それでもそのまま目的地へ車を進ませたのですが、丁度半分を過ぎたあたりで限界がやってきました。

車を路肩に寄せて、いつも鞄に忍ばせている頓服薬を飲み、体調が良くなるタイミングを待ちに待ちます。

しかし、20分経っても30分経っても体調はほとんど変化しません…

自宅へ戻るにしても1時間以上かかるだろうし、本気で救急車を呼ぶことも検討しました。

それでもわずかながらに薬が効いてきた気がしたので、自宅よりも多少は早く到着するであろう、出張先の町の病院を目指すことに…

このまま取材をしても相手にご迷惑をかけてしまいますから、正直に理由を説明して取材をキャンセルした後、フラフラになりながら出張先の町の病院へ到着しました。


そこでは午前中の診察時間ギリギリだったにも関わらず大変親切に診察をしてくださり、その場で医師から「寝不足なんじゃないの?」ということを言われた記憶があります。


その後、2本分の点滴を打っていただき、ギリギリではあるものの何とか動けるくらいまでには身体も回復し、フラフラの状態で予約していた宿泊先へ駆け込む。

…という経験がありました。

■そこで自分自身に誓ったこと

当時は「ひょうひょう!」の連載が始まってまだ半年前後だった上に、ひょうひょう!自体が私にとってしばらくぶりの漫画連載であったため、個人的には「漫画家としてのラストチャンス」と捉えていたのです。

だから絶対に穴をあけるようなことはしたくなかったですし、自身にできる全てのパフォーマンスを発揮したいと毎日全力を出し切っていました。

ただ、人間も生き物ですから、どんなに気持ちでカバーしようとしても「物理的な限界」というものがあったりします。


もともと身体が強いわけでもない私は、このとき強く反省をしました。

そして、自分ルールとして、「どんなに忙しくとも睡眠時間だけは絶対に確保しよう」ということを心に誓ったのです!

■睡眠の重要さ

細かなことに関しては、いつの日か漫画として発表したい気持ちがあるためザックリとした内容にはなってしまいますが、医学的にも睡眠は重要視されています。

これから仕事の面でタッグを組んで色々情報発信をしようと思っている精神科医も、睡眠に関しては極めて熱い自論をお持ちになられています。

「何時間眠るのが適切なのか?」ということに関しては人により多少の前後はあると思うのですが、著名人でいえば、野球界のスーパースターである大谷翔平選手や戦後の漫画界をリードしてきた水木しげる先生もロングスリーパーとして知られています。

質の高い睡眠で尚且つ沢山眠っているからこそ、それぞれの業界で突出したパフォーマンスができるのかもしれません。

ということもあり、私も出張での失敗以降は「どんなに忙しくとも6~8時間」、普段はそれ以上の睡眠を心掛けるようになりました。

■遊びより睡眠

時には遊ぶことも大切ですけどね 笑

ただ、それで体調不良になって学業やお仕事のパフォーマンスが低下してしまったら元も子もありません。

私の場合ですが、上記で述べた一件以降は自由時間よりも優先して睡眠時間と取るようにしました。

漫画や絵画の締め切り、大学のレポート提出期限が迫ってくると当然のことながら自由時間は無くなります。

「それでも気分転換にちょっとくらい遊んでも…」という気持ちになる時もあるのですが、それでも睡眠を優先するようにしています。

遊び < 仕事&学習 < 睡眠
です 笑

そしてどうしても睡眠時間が確保できない時は、対象となる仕事や学習が終わった後に爆睡をするようにしています。

これには「睡眠負債」や色々な考え方があることを精神科医との打ち合わせで勉強してきましたので、いつの日か漫画にてご紹介することができればと思っています。

■今日のまとめ

今回は『譲れないこと』をテーマに、睡眠の重要さをお伝えしてきました。

私は睡眠を優先にすることを実行してから、出張先で体調を崩すことが段々と少なくなっていきました。(パニック障害による体調不良は時々出ますが…)

この文章を読んでいる方の多くは、社会人学生であったり、これから入学を検討されている方であると思います。

お仕事と学業を並行すれば当然今以上に忙しくなるわけですし、睡眠もおざなりになる可能性が高くなります。

だからこそ、健康的に生きていくため、極めて重要な生理現象である「睡眠」を見直してみることは思った以上に大切なことなのかもしれません。


noteでは現役の学生・受験生・学生ではない方問わず、コメントはいつでも受け付けております。

それではまた、次回の更新で☆彡

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