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1970年代生まれ。プロ野球、MLBについて、観る側の視点で書きます。 MLB28球団…

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1970年代生まれ。プロ野球、MLBについて、観る側の視点で書きます。 MLB28球団のフランチャイズを巡礼。

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ソフトバンク、2試合連続「二桁得点・完封勝利」(NPB史上3度目)

福岡ソフトバンクホークスが、地元・本拠地で「記録的」な圧勝を見せた。 ソフトバンクは5月21日から、本拠地・みずほPayPayドームで行われた対楽天イーグルス戦、21-0という記録的な勝利を挙げたが、翌5月22日も、京セラドームで行われた同じカードで、12-0で圧勝した。 同一チームの「2試合連続二けた得点・完封勝利」はNPB史上3度目 NPBの一軍公式戦で、同一チームが2試合連続で「二桁得点」を挙げ、しかも相手チームを零封して勝利したのは、過去2度あり、今回、ソフトバ

    • 巨人・坂本勇人、NPB通算450二塁打(史上2人目)

      読売ジャイアンツの坂本勇人が35歳にして、また一つ、バットマンとしての「勲章」を手にした。 2024年5月22日、東京ドームでの中日ドラゴンズ戦、坂本は「2番・三塁」で先発出場すると、3回裏に迎えた第2打席で、中日先発の小笠原慎之介から、レフトに二塁打を放ち、自身通算450本目の二塁打となった。 NPBでは立浪和義(中日)が最多の通算487二塁打を放っており、次いで2人目。 坂本勇人のプロ初二塁打は2008年4月1日、同じく中日ドラゴンズ戦(東京ドーム)で中日先発の中田賢

      • ソフトバンク・和田毅、40歳以降通算22勝目

        福岡ソフトバンクホークスの和田毅(43歳)が40歳以降の勝ち星をまた一つ、積み重ねた。 5月22日、みずほPayPayドームで行われた対楽天イーグルス戦で、和田は中15日で今季2度目の先発登板すると、楽天打線に対して7回まで投げ、102球、被安打3、4奪三振、無四球、無失点という投球を見せた。 ソフトバンク打線は昨日の試合で、1試合22得点の猛攻を見せたが、今日も打棒が爆発。初回に山川穂高の今季11号3ランホームランなどで一挙、5得点、2回にも再び山川穂高が今季12号2ラ

        • ソフトバンク・今宮健太、78年ぶり「1イニング2三塁打」

          福岡ソフトバンクホークスの今宮健太が「歴史的」な猛打を見せた。 5月21日、みずほPayPayドームでの対楽天イーグルス戦、ソフトバンクが8-0で迎えた4回裏、無死三塁の場面で、2番の今宮が打席に入り、楽天先発のポンセから右中間を破る一打を放ち、タイムリー三塁打となった。 さらに今宮は打者一巡して回った1死満塁の場面で、楽天2番手の桜井周斗から今度は左中間へ走者一掃の3点タイムリー三塁打を放った。 ソフトバンクはこの回、打者13人、8安打の猛攻で一挙、10点を奪った。

        ソフトバンク、2試合連続「二桁得点・完封勝利」(NPB史上3度目)

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          NPB公式戦で「背番号0」投手の投げ合いは?

          2024年5月18日、甲子園球場で行われた阪神対ヤクルトでは、NPB一軍公式戦で初めての「珍事」が起きた。 阪神の先発投手がジェレミー・ビーズリー、ヤクルトの先発投手がミゲル・ヤフーレであったが、ともに「背番号99」を着けた投手の投げ合いになったからである。 阪神・岡田彰布監督は、甲子園球場に集まった報道陣の誰よりも、この「背番号99」投手同士が先発として投げ合うことの「レアさ加減」を十分に理解していたようだ。 しかしながら、岡田監督は「もう二度と破られへんやろ?」と興

          NPB公式戦で「背番号0」投手の投げ合いは?

          元祖「ハマのエース」遠藤一彦の野球人生(前編)

          元祖「ハマのエース」・遠藤一彦 横浜DeNAベイスターズのエースといえば、左腕・東克樹だ。 東克樹は2024年5月19日、横浜スタジアムでの対中日ドラゴンズ戦に先発し、同球場での登板で10連勝を達成した。 東は8回途中、7回2/3を投げ、被安打6、1失点に抑え、今季開幕戦登板から負けなしの4連勝を飾った。 では、東克樹よりも前の「ハマのエース」といえば、誰を思い浮かべるだろうか。 最近のファンであれば、今季から、MLBに移籍した今永昇太(シカゴ・カブス、2016-20

          元祖「ハマのエース」遠藤一彦の野球人生(前編)

          【2024年5月18日】DeNA・東克樹、ハマスタで10連勝!遠藤一彦に並ぶ

          横浜DeNAベイスターズの東克樹が2024年5月18日、横浜スタジアムでの対中日ドラゴンズ戦に先発し、同球場での登板で10連勝を達成した。 東克樹は、本拠地の横浜スタジアムで2023年5月18日、対広島カープ戦から破竹の10連勝。 同球場で2桁連勝を記録したのは、NPB史上3人目で、 1984~1990年 斎藤雅樹(読売ジャイアンツ)11連勝 1984年9月22日~1985年7月5日 遠藤一彦(大洋ホエールズ)10連勝 球団では遠藤の10連勝に並ぶ最長記録。 ただし、

          【2024年5月18日】DeNA・東克樹、ハマスタで10連勝!遠藤一彦に並ぶ

          ヤクルト新人・松本健吾、NPB史上初「初登板・初完封・二桁奪三振・無四球」の快挙

          東京ヤクルトスワローズの2023年ドラフト2位指名入団の投手・松本健吾(東海大菅生高→亜細亜大学→トヨタ自動車)が、まさに「歴史的」快投でプロデビューを果たした。 松本健吾は5月15日、松山・坊っちゃんスタジアムで行われた対広島カープ戦に、プロ初登板・初先発した。 1回表、松本は広島1番の秋山翔吾をキャッチャーゴロに打ち取った後、2番の宇草にセンター前ヒットを打たれ、3番の菊池から空振り三振を奪ったが、その間、宇草に二塁盗塁を許した。続く4番の小園を連続三振にきってとり、

          ヤクルト新人・松本健吾、NPB史上初「初登板・初完封・二桁奪三振・無四球」の快挙

          村上宗隆、NPB最年少で通算200本塁打に到達

          東京ヤクルトスワローズの村上宗隆がふたたび最年少で本塁打記録を更新した。 2024年5月15日、松山坊ちゃんスタジアムで行われた、対広島カープ戦、「4番・サード」で先発出場すると、1-0と1点リードで迎えた8回裏、2死走者なしの場面で、村上がこの日、3回目の打席に入ると、広島3番手の矢崎拓也と対戦し、0ボール1ストライクからの2球目、抜けてほぼ真ん中に入ったフォークをスイング。松山坊ちゃんスタジアムの右中間スタンドに飛び込む今季9号ソロホームランとなった。 試合はヤクルトが

          村上宗隆、NPB最年少で通算200本塁打に到達

          ヤクルト松本健吾、「新人投手初登板初勝利」を懸けて先発デビュー

          東京ヤクルトスワローズの2023年ドラフト2位指名入団の投手・松本健吾(東海大菅生高→亜細亜大学→トヨタ自動車)が5月15日、松山・坊っちゃんスタジアムで行われる対広島カープ戦にプロ初先発登板する。 松本健吾がプロ初登板で勝利投手になれば、東京ヤクルトスワローズ(前身を含む)ではチーム史上14人目となるという。 スワローズの新人投手は、1965年のドラフト制度導入以降、1968年に藤原真(慶応義塾大学→全鐘紡)がプロ初登板でリリーフで勝利を挙げ、1990年に前年ドラフト1

          ヤクルト松本健吾、「新人投手初登板初勝利」を懸けて先発デビュー

          ヤクルト・長岡秀樹、「7打数連続安打」

          東京ヤクルトスワローズの内野手・長岡秀樹が当たりに当たっている。 5月11日、神宮球場での対読売ジャイアンツ戦、「6番・遊撃」で起用されると、第1打席でセンター前にヒットを放った後、ライトオーバーの2号ホームラン、犠牲バントを挟み、第4打席にもレフト前ヒットを放って、3打数3安打、1本塁打。 続く5月12日、同じカードの読売ジャイアンツ戦では「2番・遊撃」で先発起用され、第1打席から、レフトへの二塁打、レフト前のヒット、レフト前のヒット、犠牲バントの後、第4打席でもライト

          ヤクルト・長岡秀樹、「7打数連続安打」

          【訃報】清川栄治さんー「左腕ワンポイントリリーフスペシャリスト」の系譜(前編)

          広島カープ、近鉄バファローズで左投手として活躍した清川栄治さんが5月5日に亡くなっていたことがわかった。62歳だった。 沢村栄治にちなんで命名、同じ京都商でエース左腕に 清川栄治さんは1961年、京都府京都市に生まれた。 近所に校舎があった京都商業が生んだ大投手、沢村栄治にちなんで「栄治」と名付けられた。 身体はさほど大きくなく、しかも、幼少期に父を亡くしたが、中学生から新聞配達で家計を支え、沢村栄治と同じ私立京都商業高(現在の京都先端科学大学附属高校)へ進学、野球部に入

          【訃報】清川栄治さんー「左腕ワンポイントリリーフスペシャリスト」の系譜(前編)

          NPB公式戦で10点差逆転勝利した4チーム

          2024年5月11日、横浜スタジアムで行われた横浜DeNAベイスターズ対阪神タイガース戦は、DeNAが最大7点差をひっくり返し、11-9で勝利を収めた。 阪神はDeNA先発の中川颯を捉え、3回に1番の近本光司の自身初のグランドスラムとなる今季6号の満塁ホームランで4回表終了までに9-2とリードし、一方的な展開かと思われた。 だが、5回に阪神先発の伊藤将司が崩れ、DeNAに9-7と追い上げられると、DeNAは8回裏、阪神4番手の岩崎優を攻めて、1番・蝦名達夫の2年ぶりとなるホ

          NPB公式戦で10点差逆転勝利した4チーム

          ソフトバンク、「同一カード3試合連続サヨナラ勝利」はNPB史上5度目

          2024年4月27日・28日・29日にみずほPayPayドームで行われた福岡ソフトバンクホークス対埼玉西武ライオンズの3連戦は大接戦となった。 なにかと因縁のある両チームだが、4月30日は、その両チームにゆかりのある、「球界の寝業師」こと根本陸夫氏の命日である。 根本陸夫氏は1999年4月30日、72歳でこの世を去ったが、西武ライオンズの初代監督であり、そして、福岡ダイエーホークスの3代目監督でもあり、しかも、両チームのフロントとしてそれぞれのチームの黄金時代を築く礎をつく

          ソフトバンク、「同一カード3試合連続サヨナラ勝利」はNPB史上5度目

          【祝・1万試合】オリオンズの歴史を振り返る(1950-1970年)

          千葉ロッテマリーンズは2024年4月23日、本拠地・ZOZOマリンスタジアムでの福岡ソフトバンクホークス戦を以って、前身球団を含め、通算10000試合を迎える。 日本の職業野球が2リーグに分立した1950年に発足した球団としては、埼玉西武ライオンズ(当時は西鉄クリッパーズ)に次ぎ、2球団目となり、現存する12球団の中では7番目となる。 千葉ロッテマリーンズは1950年に毎日オリオンズとしてスタートし、毎日大映オリオンズ(大毎オリオンズ)、東京オリオンズ、ロッテオリオンズと

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          NPB通算1000試合以上に出場した野手で最少安打と最少本塁打は誰か

          中日ドラゴンズの後藤駿太がNPB527人目となる通算1000試合出場に到達した。 後藤は4月10日、横浜スタジアムでの対横浜DeNAベイスターズ戦で、8回裏からレフトで途中出場し、オリックス・バファローズの選手として2011年4月12日に一軍で初出場を果たして以来、足掛け14年で1000試合出場の大台に到達した。 同じ試合で、チームメートの高橋周平も通算1000試合出場を決めており、NPBで同一チームの選手が同じ試合で通算1000試合出場に到達するのは、1977年8月5日

          NPB通算1000試合以上に出場した野手で最少安打と最少本塁打は誰か