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WEB記事執筆の「リサーチ」について考える

これはWEB記事を書く際の話なんですが、
「リサーチ」って、何してますか?

私は今でこそ紙媒体もするようになりましたが、WEBライティングをはじめてもう10年が経とうとしています。文章力もなければ正しい日本語さえ書けないこともあるし、面白みもユーモアもないですが、なんとか10年、書いてきました。その中で……というか、ここ数日で改めて思ったのが、

WEB記事のリサーチとはどういうことなんだっけ?
ここ、はき違えるとまずくない?

ってこと。

リサーチって、その事柄についてググって、色んなサイト読むことじゃないですよ。

・この記事を読む読者の悩みってなに?
・この記事を読む読者が知っておくといいことは?

ここを調べることです。
そのうえで、クライアントが最終的に何を目的にしているか?ってのを汲むと、良い記事に仕上がりやすい。

もちろん掲載されるメディアにもよるのでこれが絶対とは言えませんが、文字単価~3円くらいまでの案件だと、だいたいこういうことを求めらることが多いんじゃないかな、と。

例えば極端な例をあげると、
「オーガニック食品 人気」
とかのキーワードで記事を書くとします。

この記事の最初の見出しが
「オーガニック食品とは?」
ってなってる記事、意味わからん。

いやいや、「オーガニック食品 人気」って調べてる人はすでにオーガニック食品がどんなものか知ってるでしょって話ですよ。それを擦る必要あります?

「むくみ 解消」って検索してんのに、最初に「むくみとは?」って、むくみについてひとつの見出し使ってダラダラ書かれてる記事。いや~それじゃないんや~!むくみはわかってるのよ…ってならない?

おそらくなんですけど、文字数を埋めようとしているWEBライターがやりがちです。(決めつけだったらごめんね!! 謝るので許してください)

そういう記事でオーガニック食品やむくみの説明がしたいなら、サラリと一文で済ませる。「オーガニック食品とは?」を書くなら、「オーガニック食品とは」ってキーワードを指定されたときでよくない…?って思っちゃうのね。

読者が想定できてないと、自然と記事のクオリティが下がります。

タイトル:眼精疲労の原因と対策方法!
眼精疲労とは?
眼精疲労の原因は?
対策方法1
対策方法2


みたいな記事ばかり書き続けることになり、正直これをやり続けても絶対に記事単価はあがらないんですよ。こういうライターの代替はいくらでもいますから。なんなら近い将来、AIでこういう記事つくれるようになって、この手のライターは不要になるかもしれない。

はじめから構成が決まっている、掲載メディアがこういう感じの記事ばかりでそもそもクライアントがそれを求めてる…みたいなケースを除き、構成から自分でつくる場合は、

「この記事は、どんな読者が読むんだっけ?」
「もし自分がこのキーワードで検索するなら何を知りたいんだろ?何が悩みなんだろ?」
って、とことん調べる。これが大事だと思ってます。

Yahoo知恵袋は悩みの宝庫だし、見つかりにくいかもしれないけどTwitterでもリアルな声があるかもしれない。

私は、自分が未経験のジャンル、知見のないジャンル、興味のないジャンルではあまり記事を書かないようにしてるんですけど、その理由はこのあたりのリアルな悩みや思考がうまくリサーチできないからです。

もちろん、記事を書くうえでその「事柄」についてしっかりリサーチするのも大事です。それはめちゃくちゃ大事。でもそれ以上に、「読者」をリサーチするのが大切って話です。

↓ちなみに私の普段のリサーチはこんな感じ
1.普通にググる
2.Yahoo知恵袋様やがるちゃん、5ちゃん、Twitterで検索する
3.読者が想定できたら、自分の知識だけで書ける場合はそのまま構成作ってから書き始める
4.キーワードに対しての知識がもっとほしい場合、関連書籍を漁る(私はkindle unlimitedを契約してます。めちゃ助かっておる。これがないとやっていけん)
5.それ関連のマニアっぽい方のインスタや個人ブログを読む
6.納得できたら書き始める…

みたいな感じ。
だいたい書くジャンルが決まっているので、それ関連のスレッド、インスタ、個人ブログはブックマークして常に最新情報を集めてます。(ワードプレスじゃなくて、アメブロとかはてなとか、Tumblrとか、無料ブログだと本当に趣味で書いてる濃厚なマニアが多い)時間に余裕があるときはkindle unlimitedでわりと本を読んでる。

自分の中で決めているのが、
自分もよく知らなかったのに、ちょっとググっただけで知った「取って付けたような情報」をつなぎ合わせて記事を書かない
ってこと。

普段からアンテナを張って、情熱的に書けるジャンルに絞って仕事を請けているので自然とクライアントの満足度があがりやすい……というのはあるかもしれない。それで平々凡々ながらやってこれた気がする。

あ、あと、リサーチの前に、クライアントの目的を考えると良いです。

・普通にアクセス数を集めたいのか
・トレンド記事がほしいのか
・普遍的な記事がほしいのか
・商品を購入させたいのか

ターゲットや目的がわからなかったら、相談できるクライアントなら「確認です! ターゲットは●●ですか? それとも○○ですかね?」「△△という認識で間違いないでしょうか」って聞く。ここで「ターゲットはなんですか?」て聞かない。ただ質問するだけだと「この人は自分でできないんだな…」と思われるから。ただの手間だと思われてしまう可能性があるので、「こうですか?」っていうのを確認する。

その案件で何を求められてるかによって書き方も変わってくるけど、高単価を目指すなら「読者」を意識しないとずっと1円記事が続いていちゃうと思うの。

あ~~~
なんか長くなっちゃった~!!
思ったことだいたい書けたので、仕事します~~~

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