見出し画像

叶えたい夢の話。




昔は、セーラームーンとかケーキ屋さんになりたいとかいろいろあった。「好き」とか「可愛い」とかそんなのだけで自分の気持ちを外に出せていた頃のわたしを羨ましく思う。小学生の頃とかって作文を書く機会が多かった気がするけど、そこに書いてたものも、今よりずっとそのままだったのかな。


過去に戻れたとしたらそういうものをかき集めてひとつずつ読んでみたい。その頃のわたしの言葉が今のわたしをつくっているのかも、なんて思うとすごく気になる。今好きなもの。今大切にしているもの。全部にちゃんと始まりがある気がしている。


今のわたしはどこに向かっているだろう。今のわたしも、いつかのわたしをつくるひとかけらになっているのかな。今考えていること、感じていること、そのほとんどはいつか消えてしまう。何を覚えておいて何を忘れて、そういうのは自分では選べない。でも、忘れてしまったことも、今のわたしをつくっていたりして。


忘れたくないなあと思う瞬間をいくつも重ねたいとか思う。そしてそういうことをここには書いて残しておきたい。




わたしの考えることって、らせん階段みたいだなあと思うことがある。考えを巡らせながら毎日を過ごして、またすこし経ったとき、昔の自分によく似たことを大切にしていることに気づく。ゆっくりゆっくりと上に向かってはいるはずだけど、まるで違う何かになるのではなくて、そこにまた帰ってくる。それがわたしみたいだ。







やっぱりわたし、本をつくってみたい。

って、思ってる。


小学生の頃、
漫画家になりたいと思っていた。


現実を知って、現実と向き合って、
そうやって過ごすうちに過去のことになった。



そしてここにまた帰ってきたみたいだ。


過去の自分はどう考えていたかを振り返ってみたとかそんなんじゃなくて、ただ、今ふわりと感じている気持ちがちょうどあの頃の夢と重なった。

いつからそう思っていたとか、どんなものをつくりたいとか今はどうでもよくて。ただ、わたしは確実にその気持ちを持っている、ってことをここには書いておきたくなった。




わたし、まだまだ夢を見ていたい。

こどもみたいに生きていたい。

「好き」とか「嬉しい」とかそんなのだけで
もっとずっと、夢中になりたい。



春が来る。

多分、いつもとは全然違う春だよ。


この記事が参加している募集

#スキしてみて

523,651件

#今こんな気分

74,292件