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ギャルみこしで魅せる夏の大阪

大阪の夏の風物詩 天神祭

1000年以上続く伝統的な日本三大祭のひとつ。

毎年6月下旬から7月25日に亘り諸行事が行われる。

7月24日(宵宮) 25日(本宮) 大阪天満宮でまつりが催され、川面に100隻を超える船が遡航、フィナーレの夜空には奉納花火が彩どられる。

その天神祭宵宮の前日、23日にはギャルみこしが日本一長い天神橋筋商店街を練り歩く。

この行事の正式名は天神祭女性御神輿。

女性がメインで巡行する関西ではわりと有名な行事。

ギャルみこしが巡行すれば、時折り「可愛い〜」の声援が聞こえてくる。

紅白の法被に身を包み、大阪天満宮のお守りを首から下げたギャルたちが担ぐ華やかで活気ある神輿。

巡行ルート周辺では、一日中ワッショイ大阪締めの掛け声が響き渡る。

最近では、この大阪締めを知らない大阪人も増えてきたが

「打ちまーしょ!」

 (パンパン 手を叩く)

「もひとつせえ」

 (パンパン 手を叩く)

「いおう(祝う)てさんど(3度)」

 (パパン パン 手を叩く)

三本締めの大阪バージョンとでも言ったら良いか、お互いを祝い合う関西の手締め。

あちこちで鳴り響く、手拍子や掛け声は雰囲気を盛り上げる。

夏の訪れを感じさせてくれる大阪ならではの風景。


ギャルみこしの担ぎ手は、地元大阪のみならず全国から一般公募される。

じつはわたしも過去に第26回と27回のギャルみこしを担いだ。

当時のご縁に感謝!!

選考方法はインタビュー式の自己PRと米俵を下げた天秤棒担ぎ。

それくらいの体力がないと一日中みこしを担いで巡行なんてできません。


しかし過去には仮装して一発芸やものまねをするなんて、まあなんとも大阪らしい審査もあったらしい。


ちなみにこのギャルみこし”ギャル”は皆さんが想像するギャルとは異なる。

もちろん、ギャルも巡行メンバーに混じっていることもあるが、ここでは笑顔が素敵な元気でみこしを担ぐ資格のある女子を指している。



パンデミックによりしばらく中止になっていたが、4年ぶりに復活。

今年で第40回。


商店街はギャルみこし一色に


暑い夏を乗り切るためだけでなく、ここ数年の世界的低迷を勢いよく払拭できるくらいのパワーがある。



みこしが巡行する天神橋筋商店街は、小さな路地を入れば楽しい立ち飲み屋、居酒屋が立ち連ねる。

いまだどことなく残る昭和レトロな雰囲気漂う商店街は、昼飲みもできるディープな大阪。

このエリアではしご飲みをすることを、我らは天満会と呼ぶが

それはまた別のはなし。










ほら、今年もまた夏がやってきた。


全国的に暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
どうか皆さまこまめな水分補給に熱中症対策、そして美容の大敵、紫外線対策を行って、この夏を健やかにお過ごしください。

地域社会が活性化するような行事は、どんな時代になっても大切にしていきたいですね。

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