しあわせの条件とは
怒涛の2023年も終わり、心新たに新年を迎えられたことに安堵。
いつも読んでくださっている方やイイネしてくださっている方、ありがとうございます。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
さて、振り返ればここ数年の息もできない状況から一転、
やっと体の健康と心の平和と自尊心を取り戻し、散らかっていた頭のなかも、すこぶるクリアに。
色んなタイミングも相まっての結果ではあるものの、この経験を経て自分自身とじっくり向き合うきっかけになり、整えられる時間があってよかったなと感じている。
記録のために始めたnoteも開始から一年が過ぎ、これほどまでに思考整理に活躍するとは思ってもいなかった。
身をおく環境も変化し、新しい人と出会う機会が多くなり、さまざまな価値観に触れることが多かった。
そんななかで
なにに囲まれて生きていくのか。
だれと同じ景色を見るのか。
わたしの幸せにとって、これらが重要なことに気づかされた。
***
永久就職と呼ばれた専業主婦が女性の憧れだった時代、それは当時の女性の幸せの定義だった。
なぜ専業主婦になれば、女性は幸せになれると信じられていたのか?
人の価値観を否定するつもりは一切ない。色んな幸せの形があって良いと思う。
しかし子供ながらにしてわたしには全くピンとこなかった。
子供だったからピンとこなかったのではなく、専業主婦の最大の欠点は経済的に自立できない、人生の選択ができないように、わたしの目には映っていた。
その生き方は本当に幸せなのだろうか?
男の人の支えなしでは生きていけない。そんな人生にしてはいけないと強く幼心に抱いていた。
だからキャリアや経験を積むことを優先し続けた。
キャリアなく若くして結婚出産すると社会に戻れないかもしれない。
育休が取得できる企業、職種を選ばないと。
世のなかに求められる能力を身につけないと。
20代のときはずっとそんなことを考えていた。
その甲斐あり、幸いにもわたしが望まない人生は送らなかった。
だけどリスクマネージメントを意識するあまりに、人生において本当はなにを求めているのか考えてこなかった。
***
全ての経験がわたしの価値観を形成し、生き方さえも築いていく。
横着せず、自分だけのチカラでひとつずつ目の前にあることを積み重ねてきたつもりだったのに、わたしはなにも持っていないことに気づいた。
あるのは豊富な人生経験のみ。
人生なんて死ぬまでの思い出づくり。
これを綴っているわたしでさえ、もっと肩のチカラを抜いてゆるく生きていけば良いのにと思う。
深く考えず流れに身を任せて。
だけどどうしても気づけばチカラが入っている。
そういう性格。
なにもかもに想いを込めてしまう。
それがわたしにとって意味のあることだと思うから。
だけど
夢もない
希望もない
わたしにとっての幸せもわからない。
無い無い尽しの昨年、意識したことは、
自分を磨く
20代のとき自分磨きをしたいときは、ヘアサロンにいったりネイルをしたり、外見的な美意識を高めていた。
だけど今、
今までの全ての経験がわたしを形成しているのだから、さらに経験を積むことで新しい自分になれると考えた。
経験だけが自分を磨く術。
だだそれだけを一心に信じて、ひたすら自分を磨き続けた。
***
よく世間で言われる2つの成功。
「社会的成功」と「人間的成功」。
社会的成功とはお金を稼いだり、名誉を得たり、経済的な成果、社会的地位を確立の成功。
人間的成功とは人としての在り方、成長、人格的な成功。
目の前のそばにいる人たちを大切にできる人格と心の豊かさを人間的成功だと思っている。
どちらが幸せ?
わたしはまだどちらも持っていない。
きっとライフステージの変化や、新しい経験を積み重ねることで幸せのカタチも変化していくだろう。
だけど本当はなにを求めているのか、少しずつ分かってきた。
人にやさしく
自分にもやさしく
そして困ったときひとりで抱え込まず、だれかを頼れる器用さも身に着けていきたい。
きっとわたしはまだ途上にいる。
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