選手入れ替え規定に関する改案

Mリーグの非情なドラマ、2年連続で下位に甘んじると誰かがユニフォームを脱がなくてはならない『入れ替え規定』。
ルール改定により、今季から入れ替えルールが若干緩和されたところ、しかしチームが増えなければ現状36枠しかない選手枠を射止めるのは至難の業であります。
単純確率上1/3×1/3=1/9の確率、11.1%の確率、入れ替え発生年度翌年は対象2チームが下位3チームになる確率を考えると2/9×1/3=2/27、7.4%の確率、2年間で2チーム入れ替え対象が出るかどうかの確率です。
理論上2シーズンで1人か2人の入れ替えのバランスは、やや少ないと感じるところ。
現行のルールからテコ入れをするとすれば、どんなルールを設けるか、書き連ねていきたいと思います。

競技麻雀団体の「降級点」システムの導入

多くのプロ麻雀団体の最下級リーグで導入されている「降級点」。このシステムは、リーグのシステムで下級リーグがないため下位の選手は降級点というポイントが課されます。
取り扱いについてはパターンがありますが、1期目でリーグ下位の成績を取ると降級点1点、次期リーグ戦で更に降級点1点を取り、累積2点でプロテストの再試験が課されるシステムです。
これに似たシステムを導入できないかと考えてみたところです。
以下、この指標を「入替点」と表記します

【入替点の付与条件】
・レギュラーシーズン敗退3チームについて
年間9位で入替点3点、7位・8位に入替点2点
・セミファイナルシリーズ敗退2チームについて
年間6位に入替点1点、年間5位には入替点付与なし。
・ファイナルシリーズ進出4チームについて
4チームとも累積入替点が0点にリセット。
・優勝チーム
前年優勝チームが入替点対象順位となっても、既定の点数から1点減。
※入替規定の適用を問わずチーム構成を変えた場合、入替点はリセット。

【入替規定適用条件】
入替点が累積4点で1名入れ替え、累積5点以上で2名入れ替え

シミュレーション

入替点の付与シミュレート

画像は9チームが現行レギュレーションにおいて年間総合順位によって与えられる入替点3シーズン分のシミュレートです。

ファイナル進出で累積ポイントリセット、5位は付与点0点ですが累積はリセットされません。6位以下は規定の入替点が与えられ、累積4点到達で選手入れ替え、次年度に持ち越す累積ポイントはリセットされるといった感じです。
バランス的には年間1~2チーム程度が入れ替えとなる想定ですが、ポイント付与はレギュラー敗退3チームの間にも、セミファイナル敗退2チームにも1点の傾斜を設けています。
現状、レギュラー敗退3チームは7位~9位が同価値となっていること、セミファイナル敗退の5位と6位も同価値となっており、興行的な視点でこの部分に差を設けると、消化試合が減らないかと思ったところです。

終わりに

レギュラー・セミファイナル敗退のチームが現状同価値となっているところ、シーズン終盤になると千切れたチームのモチベートが下がる懸念に対し、1順位でも上を目指す動機付けができないかと書き連ねたところです。
年末の仕事のお昼休みに思いついたことをずらずらと書いたところで、あとで見返すと欠陥が出て来そうですが、備忘録も兼ねて書き留めておきます。

乱文雑文のなか、ご覧いただきましてありがとうございました。