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サブカル大蔵経93清原なつの『じゃあまたね』(ホーム社)

清原なつのの新作が出ている!と昨年本屋で見つけ買って読んだのが、本書です。

学生の頃『花図鑑』『千利休』を読んだ。女性にしか描けない静謐でエグい内容の作品を送り出してきた鬼才の印象。

 相変わらず美しい筆致で飼い猫との出会いと別れを綴った自伝風作品。昭和の世相と風景も丁寧に折り込みながら、独特の残酷さとたくましさが描かれていました。


はっ にゃう しっ

 子を奪われた母猫の姿。早くも清原節。

そして私はいつの間にかユウコちゃんの年齢を追い越してしまいました。

 この辺の猫語りも少し悲しい。

人間風車!猫風車!

 プロレス好き少女

1970年、光化学スモッグが発生。11月の臨時国会で環境庁が新設。

 私の生まれた年はこういう年か…。

11月のギムナジウム

 みんなが使いたい単語。

待ってるから

 最後の台詞。グッときます

 タイガー、描いてもらえて良かったね。

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…と、読み返して書いてから、投稿する前に清原作品をネットで確認すると、何と、本書の続編・大学生編が連載されていて、しかも第一話から無料公開されていました!!

しかも、こないだ五月に完結したところでした!!

http://comip.jp/nekoyoko/mangas/10

…あそこからの続編を、完結まで読みはじめ、気づいたら、夜中の2時でした。岐阜の金津園の描写が清原作品らしい^_^

…ウチも猫がいるので、思わず、なでてあげました。

清原先生本当にありがとうございました。お疲れ様でした!!

素敵なトートバッグもポチりました!

@nekoyoko_web https://suzuri.jp/nekoyoko/646234/tote-bag/m/natural #suzuri




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