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素直を表現できない不器用がいい

2024年5月3日(金・祝)

いつもどおりにアラームが鳴る。
そうか土日以外はアラームの設定にしているのを忘れていた。
でも今日は休みだからと二度寝。
9時45分に起きて、のんびりボーッと過ごす。
何もしたくないと思うのは久しぶりの感情。

昼過ぎに昨日の日記を書き、身支度を整えて出発。
今日は自転車で行こう。
勝手知ったる道だからスイスイ進む。
電動キックボードの信号無視は相変わらずだな。
なんで平気でやるんだろう。
もうすぐというところで迷う。
下北沢はあまり来ないから、人の多さに焦る。

再開発された場所に初めて到達。
自転車置き場がすぐ近くにあるが、下に止められるところがないので上に止めることになる。
ここである問題を発見。
上のラックを引き出すことはできるのだが、下にカゴや子供を乗せるシートがある自転車だとラックをうまく下ろすことができない。
これは身近な問題だなと。
そういったものがない自転車を探して、なんとか事なきを得る。
設計上、こういったことを解消できるようになればいいですね。
ムリに下ろして、カゴやシートを破損なんてことが起きても良くないだけに。

目的の場所に入り、ノドがカラカラなのでカフェでドリンクを購入。
りんごジュースが770円、高い!
しかもカップはスモールサイズぐらい。
さすがシモキタ笑。

そのまま映画館に入り、ようやく落ち着く。
本日はシモキタ - エキマエ - シネマ『K2』で『辰巳』を観賞。

水道橋博士、東野幸治が推薦していた作品。
これだけで私は俄然観たくなる。

初めてのシアター内はこじんまりしていて、椅子はふかふかで座りやすくていい感じ。

前の客が開演までせわしなく動いており、スクリーンが観えないのではとハラハラしたが始まるとピタッと動きが止まりストレスがなくなる

海沿いの地域でアウトローとして生きる主人公・辰巳。
言葉は少なく淡々とやることをやる男。
とにかく生意気で口の悪い元カノの妹・葵が組織のシノギに手をつけたことにより、ケジメを取らせるあたりから二人の物語は始まる。
元カノは組織の凶暴な兄弟に殺され、葵が復讐に燃える。
現場に居合わせた辰巳も否応なしに巻き込まれていくが、兄貴分の描く場面に苛立ちを覚え、葵と終わりの見えない道行きを選ぶことになる。

義理だけは固い辰巳。
だからこそ筋が通らないことを許せない。
薬物に溺れた弟を救えなかったことを後悔しているからこそ、葵の思いを見過ごすことができない。
あまりに不器用だが、葵も徐々に信頼を寄せるようになっていく。

葵は家庭環境からかどうしようもない生き方。
それでも姉が大事に見守り、育ててきたから姉にだけは心を開いている。
身を寄せる人も場所もなく、辰巳と歩むことでとにかく復讐することに全神経を集中。
姉との思い出、辰巳の車を直した時に見せた屈託のない笑顔は、全体的に重い内容の中にもたらした一瞬の清涼感。
まだ19歳の少女なのだから。

最終的に巻き込まれ、いや自ら葵の味方となり命を落とす辰巳。
葵も最後のケジメを取ろうとするが、辰巳のやさしさを知り改心。
先が見えなかった人生、きっと何かをやろうと目標に向かっていくのだろう。

いわゆる一般的な社会で生活していれば出会うような人たちではない。
這い上がろうとも這い上がれない、言わば影の生き方しか選べない人間たち。
それでも同じようにお天道様は誰にでも照らしてくれる。
やっていることはみんな最低だ。
ただ、その生き方しかできない現実を知っているからこそ、突き進むしかない。
みんな素直になれず不器用すぎる。
それこそ人間らしい。

反社が良いこととは思わない。
ただ映画としては、とても考えさせられることばかりだった。

映画館を出ると、ちょうど17時を告げるサイレンが聴こえる。
夕焼け手前の下北沢を後にする。
ひたすら自転車で疾走。
あの焼きそばのお店は閉店したのか。
銀だこ買って帰ろうかな。
キャッシュレスのやきとりもいいかも。
結局素通り。

いや、でも何か腹には入れたい。
というわけで、白いとんかつのお店に。

レモンサワーでノドを潤す。最高!

特上ロースかつ定食。
低温でじっくり揚げたからこその白さが素敵!

やはりウマい!
そしてわさび醤油で食べるとんかつが好きすぎる!!
大満足。

飲酒したので、自転車を押して行く。
こんな時は音楽を聴きながらがいいもんだ。

自宅に到着。
自転車を使ったが、本日もノルマは達成。

新日本プロレスの生中継を視聴。
棚橋社長、よくがんばった!

風呂に入り、なんとなくまったり。
YouTube配信を視聴。
思うところはいっぱいある。
生配信が仕事だから、メンバーシップに入らなければ今後を考えると言われてもなあ・・・。
そもそもコンテンツが定期的にアップされないと、メンバーシップの魅力がないでしょ。
それを善意でギフトをバラまく人がいるから、結局やっていることは堂々巡りで負のスパイラルをたどっていくだけだ。
ファンは本当にファンならば、配信者への気持ちを形に残せばいいのに。
他人を巻き込んでも、その他人はなんとも思わないものですよ。
ペイフォワードという言葉にダマされないでほしい。

なんとなくテレビを観て、眠くなってきたので深夜2時ごろ就寝。
明日は何をしようかな。洗濯かな笑。

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