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初心を思い出した日

始まりは、クジラの絵だった。

絵を描く、というのが苦手だと思っていた私。
でも、描くのが嫌いかといえばそうでもない。

昔入院中に、なんとなく絵が描きたくなって、スケッチブックと色鉛筆を持ってきてもらった。
そして、入院中に見て楽しんでいたクジラの写真集を見て、この絵を描いた。

一緒に入院していた人たちと仲良くなると、クジラの絵を見た人から、
何か絵を描いて!
と言われた。

そこで私が描いたのは、その人をイメージして描いた図柄や、自分の心の状態などを絵にした、心の絵だった。

そして私はnoteに出会った。
私の記念すべき第一回の記事は、この記事。

この時私は、こうした心の絵を発信したい、
と書いている。

実際その後何度か、絵を載せているけれど、
この絵はなかなか描くのが大変で、そうそう描けない。

連日投稿をしようと思っても、無理だと思った。
そして、今日まで
創作のお話を書たり、
料理の記事を書いたり、
おでかけや旅行記事を書いたり、
企画に参加したり、
あとは思いついた事や、思っている事、
日記的な記事を書いたりする中、
たまに思い出したように、
自分の書いたお話の絵を書いたりしている。

もはや心の中の絵のことなんて、忘れたかのようだ。

そんな私が、急に心に浮かんだイメージ画を描きたくなった。

しばらくイメージをもっていながら、なかなか描けなかったのだけど、ようやく完成した。

なんじゃこりゃ!
ですよね。

風景画でもなければ、デザイン画でもない。
あるお話を読んで、勝手に頭に浮かんだ図柄です。

実は全てに意味がありますが、説明はしません。
そーいうものでもないので…

久しぶりに色鉛筆を持ちました。
決して上手ではないし、
人には理解不能な絵かと思いますが、
自分の中では満足してます。

そのお話は何かというと…

福島太郎さんの「銀山町 妖精綺譚」

あと10日ほどで、この本がAmazonで販売されるそうです!
しかも、電子書籍、紙書籍両方です。

実は1ヶ月ほど前に、完成版の原稿を、なんと太っ腹なことに、記事に載せてくださいました。
その原稿を読ませていただいた時に、今回の絵を思い浮かべつつ、本日ようやく描けました。

何度も言いますが、あくまでも私の頭の中の景色です。
もしこの絵でイメージが崩れてしまったら申し訳ないのですが、完成本には、美しい挿絵や写真が掲載されるようです。
私はそれがすごく楽しみです。

ですから、銀山町妖精綺譚が発売された後には、ぜひ読んでいただいて、美しい写真や挿絵を見て、皆様の頭の中にもっと美しい世界を思い描いていただきたいです。

そしてもし、その時にこの絵を思い出したら、
これは、これを表してるのかなあ…
なんて思っていただけたら嬉しいです。

♯シロクマ文芸部

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