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写真を通して気がついた、ものごとが上達する道筋とは。

最近、自分の写真を褒めてもらえる機会が増えました。

ここ最近でのお気に入りの写真 in 尾道

写真を撮りはじめて、7年くらい経つでしょうか。

新卒の年の誕生日に、兄からNikonのコンパクトデジタルカメラをプレゼントしてもらい、ズブズブと写真の沼にハマって、ずいぶん経ちました。

趣味で撮りはじめて、YouTubeとかで写真やカメラについて発信しはじめて、最近では少しずつお仕事としても撮らせてもらえるようになり、いっちょ前に「フォトグラファー」なんて名乗っています。

ありがたいことに、ここ最近は特に

「みきてぃの写真、好きだな」
「私もみきてぃに撮ってほしいな」

なんて言ってくれる人もいたり。

写真についての発信はわりと長年続けているものの、褒めてもらうことはあまりなかったので、嬉しさの反面ちょっと驚いています。

でも、自分でいうのもなんだけど、確かに最近ちょっと写真が上手くなったと思うのよね。

それはなんでかな?って考えていくうちに色々な理由が見えてきたのですが、これって写真以外のすべてのものごとに共通するのでは……と思い、noteに残しておこうと思いました。

今日はそんなお話。

「写真が上手くなった」と感じる理由


1.アウトプットがめちゃくちゃ増えた

昨年の秋くらいから、写真を撮る量が圧倒的に増えました。

といっても、その時点では「お仕事が増えた」というわけではなく。

昨年10月にリリースされたNikon Zfというミラーレス一眼を買ったことがきっかけでした。

それまでもカメラは持っていたのですが、色々な理由があって、どうしてもこのカメラが欲しくて。
(理由は今回は割愛するので、気になる人は上記の動画にてどうぞ。)

ちょっと無理してZfを買ってしまったので「どうにか元を取りたい!」「無駄にはしたくない!」の一心で、それまでサボっていたYouTubeをめちゃくちゃ更新しました。

最新機種ということもあり、レビューも兼ねて、それはそれは色んなシチュエーションに挑戦いたしまして。

本来私は「自然光たっぷりの場所で」「ふわふわな感じ」な写真が得意なのですが、ナイトスナップとか薄暗い水族館とか、色のないモノクロとか、もう本当にたくさん撮りました。

もちろん、納得いく写真なんてほとんど撮れていません。

でも、それがよかった。

私は写真が下手で、撮れないものがたくさんあると身をもって知ったし、それをちゃんと「悔しい」「上手くなりたい」って思えたんです。

得意・不得意に関わらず、色々なシチュエーションで撮りまくることで、一気に引き出しが増えたと思います。

特にモノクロ撮影では、光と影の関係性やコントラストについて考えるきっかけになりました。


2.めちゃくちゃ真似をした

ここ数ヶ月、私が写真にハマっていることを知る直接の知人・友人から「撮ってほしい」と頼まれた際、実は無償やモニター価格で撮影をしていました。
(※今は基本的に有償です。)

そのときに必ずやっていたのが、撮ってほしいイメージ写真をもらうこと。

PinterestやInstagramに上がっているプロのカメラマンの写真から「こんなふうに撮ってほしい!」というサンプルをたくさん挙げてもらいました。

そして、それを徹底的に真似する。

もちろん完全に一致……とはいかないけれど、可能な限り要望に応えようとすることで、「よい構図とは」「可愛い角度とは」「被写体が引き立つ背景とは」など、すごく考えました。

逆光の使い方だったり
ふんわりしつつも、見えたいピントを意識したり
セルフポトレもやったり。
「難しい」といわれがちなキッズ撮影も挑戦しました。

プロの写真をトレースするように、たくさんたくさん撮りました。


3.編集を覚えた

デジタルの世界では、写真も「編集」をするのが当たり前。というか、編集してはじめて写真ができあがると言っても過言ではありません。

もちろん、無編集のいわゆる「撮って出し」も間違ってないし素敵なのですが、世で出回っている写真はほぼ編集が入っています。

……が、私、編集がめちゃくちゃ苦手だったんです。

なにをどういじったら、どこがどうなるとか、全然分からなくて。

でも、モニターをしてくれた知人・友人の希望を叶えるには、どうしたって編集を避けられなくて、めちゃくちゃ思考錯誤しました。

相変わらずどこかで習ったりスクールに入ったりしたわけじゃなくて独学だけど、ソフトの色んな機能をいじり倒して「あ、ここはコレが動くのね」と研究しまくりました。今も研究中です。

おかげで、少しずつ出したい色か出せるようになってきました。


4.プロの技を盗んだ

運のよいことに、ここ1年くらいはプロのフォトグラファーとお話したり、撮影を盗み見れるチャンスがありまして。

撮影現場ではカメラマンの動き方・構図の作り方・設定を盗み見て「なるほど、こういうときは絞るんだな」「こうやって物を配置するんだな」と少しづつ覚えていきました。

カメラマンとのフォトウォークイベントにも参加して、好きなカメラマンさんと話せる際には「設定はなにで撮ってるんですか?」「こういうシーンでは、〇〇さんならどういう風に構図を捉えますか?」と直接質問しました。

みんなちゃんと教えてくれるし、「あの人だったらどうするのかな」と考えながら撮影・編集することで、今までの自分にはなかった発想が生まれたと思います。


5.めちゃくちゃインプットした

当たり前ですが、インプットもめちゃくちゃ大事で。
とにかく好きな写真をSNSでいいね・保存しまくりました。

最近のSNSは、趣味・嗜好に合わせてタイムラインに流す投稿が決まってきます。

それを利用して、私はInstagramでは直接の知り合いでない限り余計なものは一切いいね・フォローをせず、自分のタイムラインには常に美しい写真しか流れてこないようにしてあります。

Instagramを開くと、意識せずともクオリティの高い写真に触れられる。

これによって、一気に良質なインプットが増えたように思います!


6.ロールモデルを見つけた

「好きだな」と思うカメラマンを見つけて、その人のどこか好きなのかをめちゃくちゃ考えました。

私のロールモデルは、以下の3人です。

まずは、小春ハルカさん。

この方の出す水色の爽やかさがすごく好きで。
少しシアンに寄って、かつミルキーな空の色がとっても可愛いです。大好き。

2人目は、鎌田風花さん。

ふんわりと明るい描写、ボケの使い方、ロケーションがよく分かる構図の収め方が私の好みドストレートです。
風景と人のバランスが素敵すぎる。

3人目は、shimizu nobuさん。

朝ごはんの写真で有名な方です。
さっきの2人と全然系統ちゃうやん!って感じですが、こういうシックな写真も好きで。
食べ物の照りやツヤ、臨場感のあるシャドウの色味が素敵で、食べ物を撮るときにはつい真似したくなります。

自分が「コレだ!」と思えるロールモデルを見つけたことで、特に編集をするときの色味作りに生かせるようになりました。


7.機材のグレードが上がった

ここへ来て話が振り出しへ戻ってしまいますが、機材のグレードってめちゃくちゃ大切で。

「弘法筆を選ばず」とはいうけれど、私はまだまだ弘法なんてレベルではないので、機材にはしっかり頼った方がいいわけです。

人によっては「ものより腕を磨け!」と感じる方もいるかもしれませんが、私はものが解決してくれるなら、いくらでもものに頼るべきだと思っています。


ものごとが上達する道筋は、きっとどれも同じ

今回は写真にフォーカスしてみたものの、多分ものごとが上達する条件って、どれもこんな感じなのかもしれません。

私はこれまでに音楽をやったりライターもやってたり、色々なことに挑戦してきたけど、自分で成長を実感できたときって、無意識にこれらをやっていた気がする。

この半年ほどで、写真を通して気がついた「上達への道筋」。

これからなにか行き詰まったときには、自分自身でこのnoteを読み返しにこようと思います。

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