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データ分析

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【コピペ用】GA4の探索レポートでよく使う正規表現の目的別まとめ

GA4の探索レポートで正規表現を使ってフィルタ条件設定をするマーケターは多いと思います。同じようなフィルタ条件を探索レポートの都度書くのも面倒なので、ほとんどコピペで解決できるようにGA4でよく使う正規表現を目的別(フィルタをかける目的別)に整理しました。 「参照元 / メディア」のフィルタ条件でよく使う正規表現参照元 / メディアでフィルタをかける際によく使う正規表現です。 リスティング広告のみに絞り込む 検索広告にGoogle、Yahoo、Bingを含める場合の書き

utmパラメータ最適化③「いろんな会社のutm_campaignからパラメータルールを探る」

前回はutmパラメータの値にどのようなルールで値を付与していくべきかについての内容でした。 今回はutmパラメータ最適化と題した最後の記事です。いろんな会社のutm_campaignの値を見て付与ルールとそこから推測できるパラメータルールを探ってみようと思います。 utm_sourceとutm_mediumは確認してみたのですが、どこの会社も前回の記事のルールと同様のケースがほとんどだったので、各社ルールに違いが出たutm_campaignのみに焦点を当てます。 New

utmパラメータ最適化②「パラメータ付与ルールの作り方」

前回に続き、utmパラメータについて書いていきます。前回の記事はこちらです。パラメータ管理の方法についての内容でした。 これを踏まえて本記事ではutmパラメータに対してどのような値を付与するべきか、さらにどのようなルールをつくるとよいかについて解説します。 utm_sourceとutm_mediumは定義表でルール付けするutmパラメータの付与ルールにはいくつものパターンがありますが、どの会社でもほとんど共通している設定箇所があります。それがutm_sourceとutm_

utmパラメータ最適化①「パラメータ管理をしよう」

utmパラメータ最適化と題して、マーケティング活動におけるutmパラメータ活用の問題解決や最適化を目的とした情報をいくつかの記事に分けて発信していきます。 初回は、utmパラメータ管理の方法についてです。 なぜutmパラメータ管理が重要かまず初めに、utmパラメータ管理が重要な理由を解説します。 データ集計の難易度も工数も大きくなる utmパラメータはGA4(Google Analytics4)で効果測定するためにURLに付与するものですが、だれでも自由にパラメータの

1つの時系列グラフから読み取れる情報を増やすためのチェックリスト

データ分析をしてグラフをつくるまでであれば基礎的な分析スキルを持つマーケターであればだれでもできます。 一方で、グラフから情報を抽出する作業はだれでもできるわけではなく、ある程度の分析経験を積んだ人でなければむずかしい作業です。この情報の抽出が甘いと重要な事実の見落としや間違った次のアクションにつながります。グラフだから見ればだれでも分かるだろうというのは怠慢です。きちんとテキストとして情報を抜き出すべきです。 今回はある簡単な時系列グラフを例として読み取れる情報を実際に

GA4を導入したら最低限やっておくべき初期設定

Webサイトにアクセス解析ツールとしてGA4(Google Analytics4)を導入するときに、細かい設定は後回しにしてとりあえず最低限やっておくべき初期設定を整理しました。 1. データストリームの作成まずは計測タグ設定の事前準備としてGA4のデータストリームを作成しておきます。 GA4管理画面で今回のプロパティを選択し、「管理」(画面左下の歯車マーク)をクリックして管理ページを開き、「データストリーム」を選択します。 データストリームの画面になるので「ストリーム