国語教師 M

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しがない国語の先生。 主に教育関係の話題について 日々の思考、悩みを書き連ねていきます。 フォローはもちろん、スキ、コメントをいただけるととっても嬉しいです。 突然コメントも失礼いたします🙇

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    「家でまったり落ち着いて、家族で団欒しながら会話を楽しむ」というイメージで「あっとほーむ」と名付けました! 「参加者(家族)がお互いに積極的に交流をする」ことを大切にしていますので、ぜひ家族の皆さんの記事へコメントしに行ってください! ※参加希望の方は、固定記事にコメントください!

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#15 noteと教師を続ける

教育系noterさん。 中でも教育公務員の職を辞めた旨の記事がたくさん投稿されています。 教諭の職を辞め、講師になるという選択。 教師の仕事は免許さえあれば学校で働くことができます。先生さえできれば「正規」である必要はない。 この選択は勇気のいることだと思います。 私が現時点で辞めたい!というわけではありません。 辞めた!という方を否定するものでもありません。 そういう「選択」をした。 そういう「人生」を選んだ。 ただそれだけです。 続ければ、持ち続けることができ

    • 【閑話2】通学する事に意味はあるのか

      コロナ禍を機に、在宅ワーク(テレワーク)をし、会社のオフィスに「出勤」しなくとも仕事ができる仕組みが急加速しました。 しかし、教員はその恩恵?を受けることができず、コロナ禍で生徒が登校しなくとも、皆勤であったことを今でも嘆いています笑 もっとやりようがあったのでは?と。 今でこそ、そんな風に考えていますが、子供の頃、 学校に行くのは当たり前。 と考えており、小中高皆勤の学校大好き人間でした。 だからこそ、教員になっているのですが、、笑 田舎育ちということもあり、高校時代

      • #14 講師に対する雑な扱い

        教師という仕事をやってきて、すごく不思議なことがあります。 教師は教師を育てる義務がない、ということです。 大学を卒業したての教師、いわゆる新卒の教師の中で、採用試験に合格し、「正規採用」された新卒教師に関しては、指導担当の教諭が配置されます。 ただ、卒業年に採用されず、「講師」として働く選択をした「非正規」の新卒教師には、指導担当の教師なんてものは付きません。 ほぼ同じであるのにも関わらず、「正規」か「非正規」かで、差が生まれます。 それはそうだろ。 と思われるの

        • #13 授業の実態と疲弊する先生たち

          定期考査の時期になりました 新学年の初めての定期考査。 日々の授業の成果を発揮してくれるのか… 否 生徒は「テスト勉強」の成果を発揮してきます。 今回はそんな生徒たちと対峙する先生たちの姿を考察していきます。 この内容は中学、高校段階の授業について述べていきます。 授業とテストは別物? 私たち教員の本業である「授業」、その定着度を測る「定期考査」 その二つは切っても切り離せない関係のはずです。 私の担当教科の国語でも、教科書本文について創意工夫をしながら「わか

        #15 noteと教師を続ける

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          【閑話】教師の志望動機

          そろそろ教員採用試験が始まります。 ちょっとだけ面接で私が実際に答えた志望動機を。 「人間が好きだからです。」 面接官の頭に浮かぶハテナマークは今でも忘れられません。 その心は?と言わんばかりの目をしていました。 私は続けました。 「私にとって、人間は日々変化するもので、時には昨日見たその人と今日見るその人は全く違うような人であることがあります。そんな姿を見た時に、『その人に何かが起こったんだな』と思います。そんなふうに日々変わっていく人間が好きです。そして、そんな風

          【閑話】教師の志望動機

          #12 「生成系AI」は「教師の壁」を越えられるのか②

          #11で、「生成系AI」について、それは学校現場に持ち込まれるのかを考察しました。よければ、①をご覧になってから、こちらをお読みください。 今回はその続きです。 学校で「正誤」「真偽」が問われる行為には「生成系AI」を使わなければ良い! ①で、このようにまとめていました。 もっとわかりやすくまとめると 正答がいらない場面で「生成系AI」を使う です。 今回はそれを踏まえて「教師の壁」を越えるための条件は何かを考察していきます。 なぜ「教師の壁」が必要なのか そ

          #12 「生成系AI」は「教師の壁」を越えられるのか②

          #11 「生成系AI」は「教師の壁」を越えられるのか①

          「『AI』の発展により人間の仕事が奪われる!」 という決まり文句。 近年、人工知能(AI)の飛躍的な発展により、私たちの生活は大きく変わりつつあります。より良くなる分にはいいですが、最初に挙げた文句のように危機感を覚える人も少なくありません。 教育現場も「AI」の恩恵を受け、それを活用した教育ツールや学習支援システムが次々と登場しています。この変化は、教師の役割や仕事にどのような影響を与えるのでしょうか。また、本当に学校現場に「生成系AI」を持ち込めるのかを考察したいと思

          #11 「生成系AI」は「教師の壁」を越えられるのか①

          #10 「教師」というの仕事②【教科指導】

          前回は教師という仕事について概要を述べてみました。 今回は「教師」という仕事の「教科指導」にフォーカスして書いていきます。 「教科指導」とは 「授業」です。 「授業」を成り立たせるために、事前準備及び事後処理は欠かせません。 学校や教科によっては、これに莫大な時間がかかります。 わかりやすい板書計画を立てたり、プリントを作成したり、小テストを採点したり、課題をチェックしたり… 教師それぞれのペースでこれを進めていきます。 授業だけで済むのであれば、どれほど楽にな

          #10 「教師」というの仕事②【教科指導】

          #9「教師」という仕事①

          教師になって早8年。 担任もやった。たまたまいろんな分掌の仕事に関わることができた。新しい取り組みの主任もやった。 初めて1年生から受け持った学年も、もう社会人。 そんな中でこの「教師」という仕事の多様さを強く意識することが多くありました。 今回は、そんな「教師」という仕事について述べていこうと思います。 「教師」は忙しい? まず「教師」の仕事とその優先順位をざっくり紹介します。 優先順位については、職種、学校種によって様々だと思いますが、普通科中高を例に挙げていき

          #9「教師」という仕事①

          #8 STEAM教育って?

          STEAM教育とは STEAM教育は、 Science Technology Engineering Art Mathematics の頭文字をとったもので、これらの領域を融合して学びを促進する取り組みのことです。 私が勤めている自治体でも、「一応は」通達がありました。 新学期が始まり、気まぐれに書いていきます。 日本の「STEAM」の具体的な科目とは? 正直、STEAM教育と言われてもイメージが湧きません。ここでは中等教育における教科を当てはめてみましょう。

          #8 STEAM教育って?

          #7 夏休み

          夏休みといえば… 私にとって、夏休みといえば、小学生の頃は「遊び」。中高生の頃では「部活動」。 宿題もたくさん出されて、小学生の頃は難なく終わり、中高生になると、部活で疲れた後に課題などやれるわけもなく、お盆や夏休み最終日に答えの丸写し。高校2年生の時に至っては、「課題をしない」という選択をして、めちゃくちゃ怒られた記憶が懐かしいです。 そして、私の立場が「先生」となった今、「夏休み」といえば、 「どうにかして『休み』を消費する期間」 となっています。 今回は、「夏休み

          #6 アフターGIGAと「情報モラル」

          2019年にGIGAスクール構想が打ち立てられて、各自治体では、大容量通信環境と1人1台端末の配備が進められてきています。 コロナウィルス感染症の大流行を追い風に加速度的に整備が進められてきていた印象です。 とにかく学校にネット環境と端末を。 おそらくこれをGIGAスクール構想の着地点として、「アフターGIGA」という考え方が出てきたようです。 環境の整備ができたから「GIGAスクール構想」は終わった? だから次は「アフターGIGA」だ! そんなわけはない。 #1#

          #6 アフターGIGAと「情報モラル」

          #5 教師の転勤③

          #2、#3と教師の転勤、とりわけ初任者の転勤について述べてきました。 #3の転勤をすることで得られるものとして 特殊な転勤希望の方法が使える と紹介しましたが、今回は、その「特殊な転勤方法」について述べていきます。 通常の転勤の仕方 #2.3でも触れていましたが、初めて教諭として採用された初任者は、大体3年目から転勤の機会が与えられます。3年というのは、各自治体によってさまざまな基準があると思いますので、大体としておきます。 私の勤めている自治体では、原則4年目か

          #5 教師の転勤③

          #4 教育の「ベストミックス」とは

          #1で「GIGAスクール構想」について考えました。 ここでの結論は、 「紙」と「ICT」のいいとこどり としましたが、 文科省のリーフレットにもこのようなことがまとめられています。 「ベストミックス」を図る… これが難しい。 「ベストミックス」とは この「ベストミックス」という言葉に対して、あたかも当たり前のように使われているのですが、実はこの言葉、日本独自の考え方のようです。 いわゆる「和製英語」のようです。 環境用語として使われることが多い、この「ベストミッ

          #4 教育の「ベストミックス」とは

          #3 教員の転勤②

          #2教師の転勤①の続きです。 #2では、教師の転勤について、思うところを述べました。 人事異動の基準や決定の仕方は正直、平の教師にはわからないことの方が多いです。 生徒がクラス替えの仕組みがわからずに、色んな噂を立てているように、教師の間でもいろんな噂があります。 きっと単純に教科バランスや要望等の要素が組み合わされて決定しているのでしょう。 転勤によって得られるもの ここで述べたいのは、「初任者」の転勤についてです。 #2でも触れていた通り、現任校に残ることは「初任者

          #3 教員の転勤②

          #2 教師の転勤①

          「教師」 教育公務員として働いて7年目。 まだまだ「若手」と呼ばれる経験年数であるようです。 教職において重要とされるのは、知識や技術の習得だけではなく、教育者としての熱意や人間性も求められる。職務上、重視すべきなのは、一人ひとりの生徒を見つめ、あらゆるサポートを提供すること。 しかし、教育公務員が直面する道である、「転勤」は、どれだけその学校で頑張っていようと、転勤対象者となれば、本当に特別な事情がない限りその決定は覆らない。 先輩教師、とりわけ転勤経験済みの教師に

          #2 教師の転勤①