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モンテッソーリ保育園で日々教えてること

先月、叔父(父の弟)が、癌で亡くなりました。

わたしの父の故郷でもある神奈川の田舎で産まれ、そこに祖父母と同居してずっと住んでいました。

父は中学卒業後、高校通学のために実家を出て、その後大学からは東京へ。

父もわたしも祖母が大好きだったのに、1年に夏とお正月に日帰りで行くくらいでした。

なので、祖母や叔父には年に2回会うだけ。

田舎で交通の便がよくないので行きにくいとはいえ、車で1時間、電車でも1時間強で行ける距離。(行きにくい、というのは思い込みか?!めちゃ簡単に行けるような・・)

わたしが社会人になり、おばあちゃんが95歳で人生初の入院をした際には、毎週末東京から神奈川の病院に通いました。

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父とも、メッセージのやり取りは頻繁にしてたものの、会うのは年に数回、アメリカに来てからは数年に1回。

彼が2020年に膵臓癌になって、慌てて実家に帰ったんですよね。

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父の闘病のときにあらためて感じたのですが、なぜ、祖母にせよ父にせよ、彼らがもりもり元気なときにもっと一緒に時間を過ごさなかったんだろう

モンテッソーリ保育園のわたしのクラスの男の子が、しょっちゅう、「家に帰りたい。母に会いたい。」と言うので、「家で何をするの?」と聞くと、「え、何もしないよ。ただ家族で過ごすんだよ。」と笑顔で。

その子のおじいさんもよくモンテッソーリスクールの送迎をしてるので、おじいさんも近所に住んでるのか同居してるのか、彼ととても仲が良い。

自分の生活を振り返ってみると、幸せを求めてるはずなのに、幸せな時間をちゃんと追求してるのか、なんてことを、見事な朝焼けを見ながら通勤中に、ふと感じる今日このごろ。

職場からの朝焼け

モンテッソーリのオンライン講座を終了しました

さて、そんな中、モンテッソーリのアシスタント講師のオンラインコース(推奨8週間)を、やっと終了!

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まさかこんなにかかるとは想定外~。るるる~。

さらに、課題も全然やってない状態だけど、まあいいんです、とりあえず終えて、課題はこれからやれば。

最後の章は、「大人としての準備」で、プロフェッショナリズム、コミュニケーション、自分をケアする、プロフェッショナル・ディベロップメントについて学びました。

よく友達に聞かれるのが、「モンテッソーリで、何を教えてるの?」

カリフォルニアの学習塾では、日本の教科書を使って国語、算数、理科、社会、道徳を教えてた、と簡単に答えられたのですが、なかなか説明しにくく。

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わたしが通ってた幼稚園とは違う環境で(40年以上前だしね)、生活一般、例えば、窓拭き、テーブルを拭く、床をほうきではいてちりとりで集める、洗濯物をたたむ、裁縫、トングを使う、ピッチャーで水をコップに入れる練習。勉強的なことだと、アルファベット、単語、数字、地図、世界各地の写真を見ながら話す、パズル、顕微鏡を使う。その他、物の扱い方、自分とのコミュニケーション、他人とのコミュニケーション、とかとか。

生き方全般、みたいな。

昨年から1年間モンテッソーリスクールで働いてきて感じるのが、「毎日毎日、1日8時間、30人の子どもたちそれぞれに生き方全般を教える」って、すごい重いんですよね、いろいろと。つくづく。

で、今回、モンテッソーリアシスタント講師向けオンラインコースを受講しながら、あらためて振り返ってみると、自分の特徴とか好みとかコミュニケーションの傾向なんかをしっかり把握することがほんとに大事。


昨年モンテッソーリスクールのトレーニングで実施された、自分の強みを見つけようテスト(クリフトンストレングス・テスト)が、ここへきて、すごい使えました。

わたしの1番の強みは、「最上志向」というもので、「自分や他人の強みに注目し、平均的なものには興味がなく、強みを最上レベルに高めることが好き。」という資質

1年間を振り返ってみると、この資質が、日々の子ども達への声かけや接し方にとっても影響していることを実感しました。

今ふと思ったけど、この資質って、父のレオナルドダビンチを目指した生き方に影響されてるような。

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なるほどー。点と点がつながってくのに気づくのは、幸せかも。

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